6 / 23
五話目!
しおりを挟む
あの後、僕は慶に職員室まで連れて行ってもらうことによって、遅刻を免れた。
慶には感謝しかない。
僕は職員室に行けば、この学校に関する説明があるのかと思っていたが、始業式前は忙しいらしくルームメイトにでも聞いてくれとのことだ。
そもそも、今初めてルームメイトの存在を知った。
驚きだ。
仮にもアイドルと同じ部屋って大丈夫なのだろうか。
まぁ、セキュリティはきっちりしていそうな学校だし、そう言うところはちゃんとしているのだろう。多分。
あと、担任だと紹介された穏やかで優しそうな先生は朝霧先生と言うらしい。
朝霧先生曰く、今日は教室に一度集まりHRをしてから大講堂で始業式というスケジュールだそうだ。
そのため、僕の身には教室で黒板に名前を書かれて紹介されるというテンプレ展開が起こるらしい。
一度やられてみたいと思ったことはあるが、本当に起こってしまうとそんな呑気なことは言ってられない。
そもそも、自己紹介って何て言えばいいんだっけ?
去年したよな。うん。した。高一の時。
いやでも、アイドルってもしかして「haruでーす!」みたいな挨拶するのか?
キャラじゃねぇ。てか、全然イメージできない。
そんなテンション高い感じ無理。
そんなことを考えている内に教室にたどり着いてしまった。
「先生が呼んだら入ってきてね」
「はい」
まじか。めっちゃテンプレ。凄い。こんなことあんの?
もう緊張と緊張と緊張と不安で頭がおかしくなりそうだ。
教室の中から微かに先生の声が聞こえてくる。
「今日は始業式です。新しいクラスになり不安なこともあるかと思いますが、頑張って下さい。今日からこの学年に新しい仲間が加わります。困っていたら助けてあげて下さい。それでは、入ってきて下さい」
もう緊張のしすぎで、意味のわからないことしか考えられない。
先生って敬語使うタイプだったんだ~とか、小学生みたいな紹介のされ方したなぁとか。
「大丈夫ですか?」
あ。教室入るの忘れてた。ごめんなさい、先生。
「大丈夫です」
そう言って教室に入る。
緊張して臨んだ僕の自己紹介はこの二人によってぶち壊された。
「今日からこのクラスに入る、小羽春樹君です」
「あーーーー!やっぱりリーダーだ!こんな時期に転入とかおかしいと思ったんだよね。ほら言ったでしょ、桜介」
「俺と海斗のクラスになったか。運が良かったな」
待って?何でこの二人と同じクラスなの?まぁ当然といえば当然?
てか、そんなことはっきりいってどうでもいい。
取りあえず、僕に挨拶ぐらいさせろぉぉおおお!!!
慶には感謝しかない。
僕は職員室に行けば、この学校に関する説明があるのかと思っていたが、始業式前は忙しいらしくルームメイトにでも聞いてくれとのことだ。
そもそも、今初めてルームメイトの存在を知った。
驚きだ。
仮にもアイドルと同じ部屋って大丈夫なのだろうか。
まぁ、セキュリティはきっちりしていそうな学校だし、そう言うところはちゃんとしているのだろう。多分。
あと、担任だと紹介された穏やかで優しそうな先生は朝霧先生と言うらしい。
朝霧先生曰く、今日は教室に一度集まりHRをしてから大講堂で始業式というスケジュールだそうだ。
そのため、僕の身には教室で黒板に名前を書かれて紹介されるというテンプレ展開が起こるらしい。
一度やられてみたいと思ったことはあるが、本当に起こってしまうとそんな呑気なことは言ってられない。
そもそも、自己紹介って何て言えばいいんだっけ?
去年したよな。うん。した。高一の時。
いやでも、アイドルってもしかして「haruでーす!」みたいな挨拶するのか?
キャラじゃねぇ。てか、全然イメージできない。
そんなテンション高い感じ無理。
そんなことを考えている内に教室にたどり着いてしまった。
「先生が呼んだら入ってきてね」
「はい」
まじか。めっちゃテンプレ。凄い。こんなことあんの?
もう緊張と緊張と緊張と不安で頭がおかしくなりそうだ。
教室の中から微かに先生の声が聞こえてくる。
「今日は始業式です。新しいクラスになり不安なこともあるかと思いますが、頑張って下さい。今日からこの学年に新しい仲間が加わります。困っていたら助けてあげて下さい。それでは、入ってきて下さい」
もう緊張のしすぎで、意味のわからないことしか考えられない。
先生って敬語使うタイプだったんだ~とか、小学生みたいな紹介のされ方したなぁとか。
「大丈夫ですか?」
あ。教室入るの忘れてた。ごめんなさい、先生。
「大丈夫です」
そう言って教室に入る。
緊張して臨んだ僕の自己紹介はこの二人によってぶち壊された。
「今日からこのクラスに入る、小羽春樹君です」
「あーーーー!やっぱりリーダーだ!こんな時期に転入とかおかしいと思ったんだよね。ほら言ったでしょ、桜介」
「俺と海斗のクラスになったか。運が良かったな」
待って?何でこの二人と同じクラスなの?まぁ当然といえば当然?
てか、そんなことはっきりいってどうでもいい。
取りあえず、僕に挨拶ぐらいさせろぉぉおおお!!!
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
徹夜でレポート間に合わせて寝落ちしたら……
紫藤百零
大衆娯楽
トイレに間に合いませんでしたorz
徹夜で書き上げたレポートを提出し、そのまま眠りについた澪理。目覚めた時には尿意が限界ギリギリに。少しでも動けば漏らしてしまう大ピンチ!
望む場所はすぐ側なのになかなか辿り着けないジレンマ。
刻一刻と高まる尿意と戦う澪理の結末はいかに。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる