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シルバーヘアーのメロディー
19話 ベルベットロープ
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ジェニファーのクラスの合唱コンクールの練習を手伝いつつ、私は本業のピアニストとしての仕事も同時にこなす。
今は六月の中旬頃。場所はイギリス国内のウェールズだった。
今回は純粋に私個人のリサイタルで、約一週間のリサイタルだった。
そのウェールズに足を運んで、たまには何かジェニファーにお土産でもと思い、街を歩く。
そこで、見つけたのが香水を専門に扱うお店だった。
「香水か」
ショーウインドー越しにそれを見て、唐突に思った。
私にも、私の香りが欲しい、と。
興味本位でそのお店に立ち寄った。カランとレトロな雰囲気のベルが鳴った。
「いらっしゃいませ」
店内はさすが香水専門店。ふくよかな心地よい香りで満たされている。
「いらっしゃいませ。何か良い香りをお探しですか?」
この香水店の名は「Noir(ノアール)」。フランス語で、”夜”や”闇”などを表す言葉だった。
その店員はやはり香水の店なので女性店員だった。彼女からも香水の匂いが嗅覚を刺激する。
「え、ええ。何て言ったらいいのかわからないのですが、異性を惹きつける魅惑的な香りが欲しいと思って…」
「お客様には恋人がいらっしゃるのですか?」
「まあ、そうですね。どうせなら、その恋人に良い匂いで私を楽しんで欲しいと思って」
「そうでしたならば、こちらの商品はいかがでしょうか?」
店員の女性はそう言うと、私の掌に脱脂綿を置いて、その上にある香水を数滴たらした。
私はその脱脂綿に染み込んだ匂いを嗅ぐ。
どこかほのかに甘く苦い、それでいて性欲が湧いてくる不思議な香りだった。
「これは…?」
「お客様は麝香というのはご存知ですか?」
「麝香?」
「これはムスクとも呼ばれていて、それを麝香とも呼ぶんです。麝香というのは昔から媚薬などに使用された誘惑用の香水として使われてきました。最近では天然のジャコウジカから採取するのも手間暇かかるためあまり見つかりませんが、当店のは野生のジャコウジカから採取した、このムスクの香水”ノアール”が一番人気でございます」
「へえ…? 確かにこれは…いいですね」
掌の脱脂綿のムスクの香りが、私の内面の雄を刺激する。
「恋人同士の夜のお供にもこれは良いですよ? きちんとメンズからレディースまでムスクは用意されています。この辺はほとんどムスクですね。こちらにはお香もあります」
お香というのもいいなとも思う。
今はお互いに熱い関係を維持しているが、今にきっと冷める時もあるかも知れない。
その時、こういう性的興奮を覚える物を用意しておくのも一つの手段だ。
という訳で私は、私用にそのムスクの香水”ノアール”とお香をセットで購入した。
少々高い買い物だが、今にジェニファーは私に抱かれるのだ。ならば、その時から私の身体にこの魅惑的な香りを滲ませておくのもいいかも知れない。
ムスクの香りに彩られたピアニストか…。なかなかもしかしたら、性的にも魅力をアップさせてしまうかな?もし共演する女性が言い寄ったらどうするか…?
あまりこの香水は、仕事の時にはつけない方がいいかもしれない。
まあ、そういうことはまずしないが。
あくまで、この香水”ノアール”をつける時は、ジェニファーと二人きりの時に付ける為のアイテムだ。
私に…私だけに…夢中になって欲しいから…。
その香水店ではラッピングのサービスもしてくれた。
綺麗にラッピングして、そしてお洒落な紙袋に、購入した商品を入れて、その店から出た。
「こんな物まで買うとは。私も色ごとには関心があるということか」
我ながら驚きの買い物をして、思わず失笑した。
だが、私は…彼女を…私だけに…夢中になって欲しい。
他の男なんか放っておいて、この私だけに…夢中になって欲しい…。
絶対に、他の男に彼女は渡さない。
それならば、媚薬を使ってでも、私無しではいられなくしてあげるさ。
私という快楽から、抜け出せなくしてあげるさ。
私しか見えないように、してやるさ。
そう思ったら、手に持ったこのムスクの香水”ノアール”が何だか軽く感じられた。
私は鼻歌混じりで、ウェールズの街を歩いた。
そして、ピアノのリサイタルが夜の六時から始まった。
約一時間半のリサイタルだった。その後はサイン会。
私のファンは女性が多い。実際、私が出る公演に毎回行く追っかけもいる。
その度に必ず言われる言葉がある。
「一度でもいいから、その口髭に直に触れられてみたい」
何ともセクシーな言われ方だ。ピアノだけじゃなくて、私はこの声も人気があった。
それは、この低めのバリトンボイスが、まるで蠍で言う毒みたいに染み込んでくるんだという。
だから口説かれたいピアニストと呼ばれることもある。
悪い気はしないな。私の容貌まで好きになってくれるなら、それはそれでいい。
でも、私はそんな彼女たちのものにはならない。
手が届かない人間がいる。その優越感にもジェニファーには浸って欲しい。
そう、セレブと一般を分けるビロードのロープ。
ベルベットロープの向こう側の人間が、今の私、エリオット・レムというピアニストなのだ。
そして、そのベルベットロープの内側に入りこむ人間は、私はジェニファーしか許さない。
彼女にそれ程の男が傍にいることを味合わせてやりたい。
だから、他の男なんかと付き合うことは、私は許さない…。
私だけに…夢中になって欲しいから…。
一週間のピアノのリサイタルを終わらせて、今、私は娘の中学校の教室にいる。
そろそろ本番も近い。この学年末にはイギリス国内の中学が集まる合唱コンクールがある。
そして、メアリーには「Hail Holy Queen」のソプラノパートのリードヴォーカルを正式に依頼して、練習をしてもらった。
メアリーは悩みを聞いてもらって吹っ切れたのか、徐々にその魅力的な綺麗なソプラノの声を大きく響かせた。そうしてどんどん彼女達の聖歌は昇華していった。
そして後は個々のパートを少し調整するだけになった。
そこで担任のクリスチーナ先生は、合唱コンクールの当日は、私にその合唱の指揮を執って欲しいと依頼してきた。学校のクラスメイトもそれを望んでいた。
「お願い出来ませんか?」
「大会の規定では大丈夫なんでしょうか? 私は確かに合唱に関してはプロではありませんが、プロのピアニストです。それなりに名前もイギリス国内では知られています」
「その辺は大丈夫です。校長先生も、あなたが指揮してくれることに許可は出していました。それに大会の規定でも別にプロのピアニストを指揮者として出してはいけないとは書いてはいません」
「いつでしたっけ? 合唱コンクールの日は?」
「七月十五日です」
「ちょっと待ってください。その日は…」
私は自分のスマホを出して、その日のスケジュールを確認する。
「一つ公演が入っていますね…。でも、この時間ならギリギリ間に合うかな…? 合唱コンクールは何時からでしたっけ?」
「夜の十八時からです」
「十八時ですか。この公演は昼間の十四時からだから…来るのはギリギリになりそうですけど、何とかします。せっかくここまで見届けたのですから、最後まで確かめたい」
「ありがとうございます。エリオットさん」
「絶対来てね! エリオットさん!」
「ここまで来たら、エリオットさんに指揮を執って欲しいし!」
「何とかしてみる。私だって君たちの行く末は見届けたいよ」
「絶対、優勝しような? ここまで練習をしてきたのだから」
「はい!」
そうして、時間は瞬く間に過ぎていく。
その間も、私とジェニファーは、麝香の香りを纏う私という”快楽”に溺れ、私に溺れていく。
そして自分に香る麝香に、私も魅せられていくのだった。
目の前にいる、ムスクの香りに彩られた、最高のピアニスト。
性的な刺激を与える、ダンディーな銀髪の中年男性。
私が誰でも欲しいと思わせるような魅惑を身に付けること。この年齢からそれを意識しだした。
別に遅いとも思わない。私は判っているつもりだ。私は年齢を重ねるほど、魅惑を感じさせる、魅惑のピアニストとしての容貌を持っている。誰にも持っていない。この銀髪がある限り。
七月十五日。私の忙しい一日が始まった。
今は六月の中旬頃。場所はイギリス国内のウェールズだった。
今回は純粋に私個人のリサイタルで、約一週間のリサイタルだった。
そのウェールズに足を運んで、たまには何かジェニファーにお土産でもと思い、街を歩く。
そこで、見つけたのが香水を専門に扱うお店だった。
「香水か」
ショーウインドー越しにそれを見て、唐突に思った。
私にも、私の香りが欲しい、と。
興味本位でそのお店に立ち寄った。カランとレトロな雰囲気のベルが鳴った。
「いらっしゃいませ」
店内はさすが香水専門店。ふくよかな心地よい香りで満たされている。
「いらっしゃいませ。何か良い香りをお探しですか?」
この香水店の名は「Noir(ノアール)」。フランス語で、”夜”や”闇”などを表す言葉だった。
その店員はやはり香水の店なので女性店員だった。彼女からも香水の匂いが嗅覚を刺激する。
「え、ええ。何て言ったらいいのかわからないのですが、異性を惹きつける魅惑的な香りが欲しいと思って…」
「お客様には恋人がいらっしゃるのですか?」
「まあ、そうですね。どうせなら、その恋人に良い匂いで私を楽しんで欲しいと思って」
「そうでしたならば、こちらの商品はいかがでしょうか?」
店員の女性はそう言うと、私の掌に脱脂綿を置いて、その上にある香水を数滴たらした。
私はその脱脂綿に染み込んだ匂いを嗅ぐ。
どこかほのかに甘く苦い、それでいて性欲が湧いてくる不思議な香りだった。
「これは…?」
「お客様は麝香というのはご存知ですか?」
「麝香?」
「これはムスクとも呼ばれていて、それを麝香とも呼ぶんです。麝香というのは昔から媚薬などに使用された誘惑用の香水として使われてきました。最近では天然のジャコウジカから採取するのも手間暇かかるためあまり見つかりませんが、当店のは野生のジャコウジカから採取した、このムスクの香水”ノアール”が一番人気でございます」
「へえ…? 確かにこれは…いいですね」
掌の脱脂綿のムスクの香りが、私の内面の雄を刺激する。
「恋人同士の夜のお供にもこれは良いですよ? きちんとメンズからレディースまでムスクは用意されています。この辺はほとんどムスクですね。こちらにはお香もあります」
お香というのもいいなとも思う。
今はお互いに熱い関係を維持しているが、今にきっと冷める時もあるかも知れない。
その時、こういう性的興奮を覚える物を用意しておくのも一つの手段だ。
という訳で私は、私用にそのムスクの香水”ノアール”とお香をセットで購入した。
少々高い買い物だが、今にジェニファーは私に抱かれるのだ。ならば、その時から私の身体にこの魅惑的な香りを滲ませておくのもいいかも知れない。
ムスクの香りに彩られたピアニストか…。なかなかもしかしたら、性的にも魅力をアップさせてしまうかな?もし共演する女性が言い寄ったらどうするか…?
あまりこの香水は、仕事の時にはつけない方がいいかもしれない。
まあ、そういうことはまずしないが。
あくまで、この香水”ノアール”をつける時は、ジェニファーと二人きりの時に付ける為のアイテムだ。
私に…私だけに…夢中になって欲しいから…。
その香水店ではラッピングのサービスもしてくれた。
綺麗にラッピングして、そしてお洒落な紙袋に、購入した商品を入れて、その店から出た。
「こんな物まで買うとは。私も色ごとには関心があるということか」
我ながら驚きの買い物をして、思わず失笑した。
だが、私は…彼女を…私だけに…夢中になって欲しい。
他の男なんか放っておいて、この私だけに…夢中になって欲しい…。
絶対に、他の男に彼女は渡さない。
それならば、媚薬を使ってでも、私無しではいられなくしてあげるさ。
私という快楽から、抜け出せなくしてあげるさ。
私しか見えないように、してやるさ。
そう思ったら、手に持ったこのムスクの香水”ノアール”が何だか軽く感じられた。
私は鼻歌混じりで、ウェールズの街を歩いた。
そして、ピアノのリサイタルが夜の六時から始まった。
約一時間半のリサイタルだった。その後はサイン会。
私のファンは女性が多い。実際、私が出る公演に毎回行く追っかけもいる。
その度に必ず言われる言葉がある。
「一度でもいいから、その口髭に直に触れられてみたい」
何ともセクシーな言われ方だ。ピアノだけじゃなくて、私はこの声も人気があった。
それは、この低めのバリトンボイスが、まるで蠍で言う毒みたいに染み込んでくるんだという。
だから口説かれたいピアニストと呼ばれることもある。
悪い気はしないな。私の容貌まで好きになってくれるなら、それはそれでいい。
でも、私はそんな彼女たちのものにはならない。
手が届かない人間がいる。その優越感にもジェニファーには浸って欲しい。
そう、セレブと一般を分けるビロードのロープ。
ベルベットロープの向こう側の人間が、今の私、エリオット・レムというピアニストなのだ。
そして、そのベルベットロープの内側に入りこむ人間は、私はジェニファーしか許さない。
彼女にそれ程の男が傍にいることを味合わせてやりたい。
だから、他の男なんかと付き合うことは、私は許さない…。
私だけに…夢中になって欲しいから…。
一週間のピアノのリサイタルを終わらせて、今、私は娘の中学校の教室にいる。
そろそろ本番も近い。この学年末にはイギリス国内の中学が集まる合唱コンクールがある。
そして、メアリーには「Hail Holy Queen」のソプラノパートのリードヴォーカルを正式に依頼して、練習をしてもらった。
メアリーは悩みを聞いてもらって吹っ切れたのか、徐々にその魅力的な綺麗なソプラノの声を大きく響かせた。そうしてどんどん彼女達の聖歌は昇華していった。
そして後は個々のパートを少し調整するだけになった。
そこで担任のクリスチーナ先生は、合唱コンクールの当日は、私にその合唱の指揮を執って欲しいと依頼してきた。学校のクラスメイトもそれを望んでいた。
「お願い出来ませんか?」
「大会の規定では大丈夫なんでしょうか? 私は確かに合唱に関してはプロではありませんが、プロのピアニストです。それなりに名前もイギリス国内では知られています」
「その辺は大丈夫です。校長先生も、あなたが指揮してくれることに許可は出していました。それに大会の規定でも別にプロのピアニストを指揮者として出してはいけないとは書いてはいません」
「いつでしたっけ? 合唱コンクールの日は?」
「七月十五日です」
「ちょっと待ってください。その日は…」
私は自分のスマホを出して、その日のスケジュールを確認する。
「一つ公演が入っていますね…。でも、この時間ならギリギリ間に合うかな…? 合唱コンクールは何時からでしたっけ?」
「夜の十八時からです」
「十八時ですか。この公演は昼間の十四時からだから…来るのはギリギリになりそうですけど、何とかします。せっかくここまで見届けたのですから、最後まで確かめたい」
「ありがとうございます。エリオットさん」
「絶対来てね! エリオットさん!」
「ここまで来たら、エリオットさんに指揮を執って欲しいし!」
「何とかしてみる。私だって君たちの行く末は見届けたいよ」
「絶対、優勝しような? ここまで練習をしてきたのだから」
「はい!」
そうして、時間は瞬く間に過ぎていく。
その間も、私とジェニファーは、麝香の香りを纏う私という”快楽”に溺れ、私に溺れていく。
そして自分に香る麝香に、私も魅せられていくのだった。
目の前にいる、ムスクの香りに彩られた、最高のピアニスト。
性的な刺激を与える、ダンディーな銀髪の中年男性。
私が誰でも欲しいと思わせるような魅惑を身に付けること。この年齢からそれを意識しだした。
別に遅いとも思わない。私は判っているつもりだ。私は年齢を重ねるほど、魅惑を感じさせる、魅惑のピアニストとしての容貌を持っている。誰にも持っていない。この銀髪がある限り。
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