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23話 エミールの報告
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あれからエミールは毎夜、毎日の如く女帝キリーに身体を求められる。
余りの快楽を覚えそれだけを味わう雌へと墜ちる。エミールの苦痛に歪める表情など気に止める訳もなく。
エミールも自分自身の下半身は常に興奮状態で、収まる事を知らない身体になってしまった。
もはや本能で女帝の身体を犯す性の奴隷であった。
今日も朝から二人は激しくセックスに励む。しかし、エミールからすればいい加減に少し休ませて欲しい。細身の身体にはしっとり汗が滲み、腰は無意識的に動く。
ベッドで女帝はよつん這いになり、全裸になり激しく喘ぐ。貫くエミールのモノは硬くて、大きく、気持ち良いところを的確に責める。この花びらを沢山、エミールの濃い愛で埋め尽くされたい……。
はしたなく女帝は懇願する。
そして何度目かの絶頂に昇り、ようやくエミールは自由になれた。
「……ふうっ……」
解放されてホッと胸を撫で下ろす。
そして今日は宮殿の仕事も休みを貰い、エミールは首都アトランティスの散策を始めた。
首都アトランティス。ここは気持ち良い港町が首都である。交易船が異国から往来しており、港では盛んに荷物の搬出や搬入を行う船乗りの姿が見える。
街は異国からの食品を売買する市場があり、売り子達が新鮮な魚や肉や野菜を売る。その光景はエミールには物珍しく見えた。貧乏な村ではそんな市場がある事もなく毎日が刺激の無い緩やかな生活だった。しかし今は女皇帝を火照りを慰める毎日。こんなにしんどいものとは思って無かった……。
そこに街を歩くエミールに声をかける一人の男性がいた。
「エミール君だね」
声をかける男性は自分の事をパトリス帝国からきた観光客だと紹介した。そして、宰相エリオットから送られた人間だと正体を明かした。
「エリオット宰相が!? あの人とエリック陛下は元気ですか?」
彼らは周囲には人気が無い街路樹の下で話し合う。
その人物はマントで姿を気取られないようにして、エミールの質問に答える。
「元気にしているよ。エリック陛下もエリオット宰相も。君の事を心配していた。大丈夫だろうか? ってね」
「実は結構キツくなってきました──。今日も昨日の夜から今日の朝まで何回女帝とセックスしたのか、数える暇もありませんでした──」
「そうか。噂話でも彼女は色情狂と聞いていたけどやっぱりそうか。何か情報は得られたかな?」
あっ、そうか。俺はスパイとして今はアトランティスに潜入しているんだ。危うく目的を忘れるところだった。
しかし、収穫はあった事はあった。それを話す。
「アトランティカ帝国がオリハルコンの製造に成功した事は事実なようです。女帝キリーは毎晩のように祝勝パーティを挙げて、己の勝ちを確信している様子です。これくらいしか情報はありませんけど」
「まずは第1段階はクリアだね。これからは第2段階だ。そろそろアトランティカ帝国へ探りを入れていいだろう。まずはその辺の武官辺りに探りを入れて見なさい。オリハルコンをどのように使用するのか? そういう感じで質問してみてくれ」
「なんで夜伽のお前が聞きたいんだ、みたいに聞かれたら?」
「適当な理由でいい。何か忙しそうにしているから、とかそんな感じで」
「わかりました……」
「随分と女帝に気に入られた様子だな。辛いとは思う。好きでもない女を抱くのは気が引けるのも無理はない。でも、今は耐えるんだよ? エリック陛下もエリオット宰相も常にアトランティカ帝国の動向はチェックしている。そして君を応援してくれている。それだけは覚えておいてくれよ」
「君は一人じゃない。パトリス帝国のみんなは君の事を忘れてはいないから」
エミールは涙を流す。
その言葉を聴いた途端、自分自身には心配してくれる人が、帰りを待つ人達がいると思って、その人達の為にも頑張ろうとエミールは改めて決意した。
そして、また女帝キリーの夜伽の時間がきた。
既に彼女は他の下僕とは交じらう事はなくエミールだけと夜の営みをする事に決めていた。
はしたなく花びらを自ら開く女帝。
ドロドロ愛液が垂れて、欲望で濡らして、エミールのモノを欲しがる。
「早く入れてぇ! エミール。貴方の太くて硬いの頂戴!」
「陛下。一つだけ聞いてよろしいでしょうか?」
「エミールの質問なら何でも答える。だから入れてぇ!」
エミールは一気に突っ込む。深く抉るように。
そして細かく腰を振り出す。
「聞きたい事ってなあに? エミール」
「陛下はパトリス帝国に攻め込むのですか?」
快楽に陶酔したまま、キリーは答えた。
「あの帝国の交易品も男達もみんな綺麗って聞くわ。みんな私の物にしたいのぉ!」
「陛下は欲張りですね」
よつん這いにさせて後ろからズンズン突くエミール。時折、ふくらみを弄り、乳首をもてあそぶ。
「乳首! もっと虐めて! アソコ! いっぱい突いて! 犯して!」
「いきますよ──陛下」
背後から激しい腰遣いで女帝の花びらを犯すエミール。
繋がる場所から愛の液が漏れる。
そうして、今宵も、二人の悦楽の夜は更けていく──。
余りの快楽を覚えそれだけを味わう雌へと墜ちる。エミールの苦痛に歪める表情など気に止める訳もなく。
エミールも自分自身の下半身は常に興奮状態で、収まる事を知らない身体になってしまった。
もはや本能で女帝の身体を犯す性の奴隷であった。
今日も朝から二人は激しくセックスに励む。しかし、エミールからすればいい加減に少し休ませて欲しい。細身の身体にはしっとり汗が滲み、腰は無意識的に動く。
ベッドで女帝はよつん這いになり、全裸になり激しく喘ぐ。貫くエミールのモノは硬くて、大きく、気持ち良いところを的確に責める。この花びらを沢山、エミールの濃い愛で埋め尽くされたい……。
はしたなく女帝は懇願する。
そして何度目かの絶頂に昇り、ようやくエミールは自由になれた。
「……ふうっ……」
解放されてホッと胸を撫で下ろす。
そして今日は宮殿の仕事も休みを貰い、エミールは首都アトランティスの散策を始めた。
首都アトランティス。ここは気持ち良い港町が首都である。交易船が異国から往来しており、港では盛んに荷物の搬出や搬入を行う船乗りの姿が見える。
街は異国からの食品を売買する市場があり、売り子達が新鮮な魚や肉や野菜を売る。その光景はエミールには物珍しく見えた。貧乏な村ではそんな市場がある事もなく毎日が刺激の無い緩やかな生活だった。しかし今は女皇帝を火照りを慰める毎日。こんなにしんどいものとは思って無かった……。
そこに街を歩くエミールに声をかける一人の男性がいた。
「エミール君だね」
声をかける男性は自分の事をパトリス帝国からきた観光客だと紹介した。そして、宰相エリオットから送られた人間だと正体を明かした。
「エリオット宰相が!? あの人とエリック陛下は元気ですか?」
彼らは周囲には人気が無い街路樹の下で話し合う。
その人物はマントで姿を気取られないようにして、エミールの質問に答える。
「元気にしているよ。エリック陛下もエリオット宰相も。君の事を心配していた。大丈夫だろうか? ってね」
「実は結構キツくなってきました──。今日も昨日の夜から今日の朝まで何回女帝とセックスしたのか、数える暇もありませんでした──」
「そうか。噂話でも彼女は色情狂と聞いていたけどやっぱりそうか。何か情報は得られたかな?」
あっ、そうか。俺はスパイとして今はアトランティスに潜入しているんだ。危うく目的を忘れるところだった。
しかし、収穫はあった事はあった。それを話す。
「アトランティカ帝国がオリハルコンの製造に成功した事は事実なようです。女帝キリーは毎晩のように祝勝パーティを挙げて、己の勝ちを確信している様子です。これくらいしか情報はありませんけど」
「まずは第1段階はクリアだね。これからは第2段階だ。そろそろアトランティカ帝国へ探りを入れていいだろう。まずはその辺の武官辺りに探りを入れて見なさい。オリハルコンをどのように使用するのか? そういう感じで質問してみてくれ」
「なんで夜伽のお前が聞きたいんだ、みたいに聞かれたら?」
「適当な理由でいい。何か忙しそうにしているから、とかそんな感じで」
「わかりました……」
「随分と女帝に気に入られた様子だな。辛いとは思う。好きでもない女を抱くのは気が引けるのも無理はない。でも、今は耐えるんだよ? エリック陛下もエリオット宰相も常にアトランティカ帝国の動向はチェックしている。そして君を応援してくれている。それだけは覚えておいてくれよ」
「君は一人じゃない。パトリス帝国のみんなは君の事を忘れてはいないから」
エミールは涙を流す。
その言葉を聴いた途端、自分自身には心配してくれる人が、帰りを待つ人達がいると思って、その人達の為にも頑張ろうとエミールは改めて決意した。
そして、また女帝キリーの夜伽の時間がきた。
既に彼女は他の下僕とは交じらう事はなくエミールだけと夜の営みをする事に決めていた。
はしたなく花びらを自ら開く女帝。
ドロドロ愛液が垂れて、欲望で濡らして、エミールのモノを欲しがる。
「早く入れてぇ! エミール。貴方の太くて硬いの頂戴!」
「陛下。一つだけ聞いてよろしいでしょうか?」
「エミールの質問なら何でも答える。だから入れてぇ!」
エミールは一気に突っ込む。深く抉るように。
そして細かく腰を振り出す。
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「陛下はパトリス帝国に攻め込むのですか?」
快楽に陶酔したまま、キリーは答えた。
「あの帝国の交易品も男達もみんな綺麗って聞くわ。みんな私の物にしたいのぉ!」
「陛下は欲張りですね」
よつん這いにさせて後ろからズンズン突くエミール。時折、ふくらみを弄り、乳首をもてあそぶ。
「乳首! もっと虐めて! アソコ! いっぱい突いて! 犯して!」
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