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第七十四話 騎士団の館
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しばらくして騎士団の館の中──。
タケシとヒロキは先程の露天商の詐欺の事情聴取が終わり、通路にいた。
「カンタロウさんも事情聴取が終わったと言うのに少し待っててくれって・・・・・・」
「お説教かもしれねえな」
「あ~確かにカンタロウさん。なんだか機嫌悪かったもんなぁ」
「だとしたら、タケシ・・・・・・巻き込んで悪いな。俺のせいで」
「いや、そんなことはないさ。俺だって・・・・・・」
二人が話していると、カンタロウが部屋から出てきた。
「待たせて悪かったな。こっちに来てくれ」
タケシとヒロキは気まずそうに顔を合わせ、カンタロウの後をついて行く。
カンタロウは部屋に入り、タケシとヒロキも入った。すると、
「カンタロウさん!申し訳ありませんでした!」
二人同時にカンタロウに謝罪する。
「⁉・・・・・・どうした⁉急に?」
「え?説教する為にここに連れて来たんじゃないですか?」
「機嫌悪そうだったし・・・・・・」
「違う!違う!二人にはお願いがあってここに連れて来たんだ」
「お願い?」
カンタロウが席に座る。
「二人も座ってくれ」
カンタロウが手で席に案内する。
その席に二人が座る。
「・・・・・・」
カンタロウがテーブルに手をつき、
「・・・・・・まずは、すまなかった!」
頭を下げた。
「え⁉」
「どうしたんですか⁉急に?」
「いや、さっき俺が機嫌が悪そうだと言ってたろ?」
「まあ・・・・・・いつものカンタロウさんらしくなかったっていうか・・・・・・」
「やっぱり、サチという忍とはかなり前から知り合いだったんですか?」
「ああ・・・・・・子供の頃からの知り合いだ」
カンタロウはテーブルに肘をついて指を組む。
タケシとヒロキは先程の露天商の詐欺の事情聴取が終わり、通路にいた。
「カンタロウさんも事情聴取が終わったと言うのに少し待っててくれって・・・・・・」
「お説教かもしれねえな」
「あ~確かにカンタロウさん。なんだか機嫌悪かったもんなぁ」
「だとしたら、タケシ・・・・・・巻き込んで悪いな。俺のせいで」
「いや、そんなことはないさ。俺だって・・・・・・」
二人が話していると、カンタロウが部屋から出てきた。
「待たせて悪かったな。こっちに来てくれ」
タケシとヒロキは気まずそうに顔を合わせ、カンタロウの後をついて行く。
カンタロウは部屋に入り、タケシとヒロキも入った。すると、
「カンタロウさん!申し訳ありませんでした!」
二人同時にカンタロウに謝罪する。
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「え?説教する為にここに連れて来たんじゃないですか?」
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「違う!違う!二人にはお願いがあってここに連れて来たんだ」
「お願い?」
カンタロウが席に座る。
「二人も座ってくれ」
カンタロウが手で席に案内する。
その席に二人が座る。
「・・・・・・」
カンタロウがテーブルに手をつき、
「・・・・・・まずは、すまなかった!」
頭を下げた。
「え⁉」
「どうしたんですか⁉急に?」
「いや、さっき俺が機嫌が悪そうだと言ってたろ?」
「まあ・・・・・・いつものカンタロウさんらしくなかったっていうか・・・・・・」
「やっぱり、サチという忍とはかなり前から知り合いだったんですか?」
「ああ・・・・・・子供の頃からの知り合いだ」
カンタロウはテーブルに肘をついて指を組む。
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