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第六十ニ話 ん?

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「お前も俺と同類にはなりたくねえだろ?」

「・・・・・・確かにお前と同類はごめんだ」

 だろうな・・・・・・。

「だったら、掴んでる手を離してくれねえか?皮膚に触ってるだけでも痛えんだ」

 ほんとは痛くねえけどな。

「・・・・・・」

「タケシ駄目だ!そんなことしたら、そいつは地中潜りで逃げちまう!」

 ちっ余計なことを・・・・・・。

「もう二度と悪さはしねえ・・・・・・騎士が到着したら、大人しく捕まる。だから、頼むよ。この身体じゃあ、何もできねえ・・・・・・頼む」

 嘘だけどな・・・・・・。

「・・・・・・わかった」

「おい!」

 よし!地中潜りで奴らの手の届かない所で十分に身体を回復させることができる──。

「ただし──」

「?」

「もし、地中潜りをやったら、容赦しないからな!」

「ああ」

 それはこっちの台詞だ・・・・・・身体が回復次第、おまえらを容赦なく嬲り殺しやる。

 タケシがギターノの手を離す。

「おい!」

 ヒロキが叫ぶ。

 よし!地中潜り!

 その瞬間、ギターノは地中へと潜った。

 ハハハハハ!馬鹿め!本当に離しやがった!これで、身体を──
とギターノがそんなことを考えていると、目の前になぜかタケシがいた。

「ん?」

「地中の中はどうだった?」

 




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