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白と黒 4
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「だって、あの海斗っていう奴が無理矢理、抱きしめたんだよ!」
すると、ちょうど先生が入って来た
「ほら、みんな席につけ」
授業が終わると、彼氏が教室の入り口の所で誰かと話している
よく見ると、海斗だ…
戻って来たから、私は何を話していたか聞いた
「ねぇ、海斗と何を話してたの?」
「…別れてって…俺から、離れないよね…?」
「うん!離れないよ?」
「良かった…」
休み時間
私のクラスに圭人が来た
「凛!今ちょっと良い?」
「あ、圭人…良いよ!」
海斗も私に用事があったらしく、私が圭人の元に行く様子を見ていた
「どうしたの?圭人…」
「凛は、彼氏の事が好きだよね?」
「勿論だよ…」
「分かった…じゃあ、もう会わない事にしよう…」
「何で⁉︎」
「だって、一緒に居ると凛の事諦められないから…」
そう言って、微笑むとどこかへ歩いて行ってしまった…
そして、私は泣いた…
分からないけど、気がついたら泣いていた…
目の前には、海斗が居る
「海斗…?何…?」
「バカみたい…それぐらいで泣いて…」
「それぐらいって…」
「…俺が居るじゃん…」
「え?」
「なんかあったら、俺に言えよ…圭人じゃなくても、俺が居るから…」
そう言って、抱きしめてくれた…
私は、ずっと泣いていた…
授業なんて出れるわけ無い
海斗は今日、優しかった
帰りも今日は海斗と帰った
「凛、何でも言えよ…」
私の家の前でそう言って、帰って行った…
次の日の朝
学校に着くといきなり、彼氏が
「ちょっと来て…」
と言って、手を引っ張った…
着くと、そこは海斗のクラスだ
「海斗君…ちょっと良い?」
「あぁ…」
そして私達は体育館倉庫に行った
「海斗君…凛ちゃんは、俺の彼女だから…邪魔しないでください…」
「はぁ、でもさ、俺の幼馴染でもあるし、しょうがないと思うよ」
そう言って、笑う
私は、何も言えない
「でも、凛ちゃんに何かあったら俺が守るから…大丈夫です!」
そう言って、私の手を引き倉庫を出た
でも、その時私は聞いた…
「俺の凛なのに…」という海斗の声を…
その日は、海斗と目が何回か合ったが、海斗も私も悲しそうな顔をするだけで、言葉を交わさなかった…
次の日の朝も圭人も海斗も迎えには来てくれず、一人で行った…
私と海斗が話さなくなって、満足なのだろうか、昨日から彼氏の機嫌が良いのだ…
私は、彼氏も好きだし…
圭人も海斗も好きだし…
とても、複雑な気持ちでその日は過ごした…
でも、私は彼氏も圭人も海斗もみんなで仲良く、話したいのに…
どうして、こうなったのだろうか…
すると、ちょうど先生が入って来た
「ほら、みんな席につけ」
授業が終わると、彼氏が教室の入り口の所で誰かと話している
よく見ると、海斗だ…
戻って来たから、私は何を話していたか聞いた
「ねぇ、海斗と何を話してたの?」
「…別れてって…俺から、離れないよね…?」
「うん!離れないよ?」
「良かった…」
休み時間
私のクラスに圭人が来た
「凛!今ちょっと良い?」
「あ、圭人…良いよ!」
海斗も私に用事があったらしく、私が圭人の元に行く様子を見ていた
「どうしたの?圭人…」
「凛は、彼氏の事が好きだよね?」
「勿論だよ…」
「分かった…じゃあ、もう会わない事にしよう…」
「何で⁉︎」
「だって、一緒に居ると凛の事諦められないから…」
そう言って、微笑むとどこかへ歩いて行ってしまった…
そして、私は泣いた…
分からないけど、気がついたら泣いていた…
目の前には、海斗が居る
「海斗…?何…?」
「バカみたい…それぐらいで泣いて…」
「それぐらいって…」
「…俺が居るじゃん…」
「え?」
「なんかあったら、俺に言えよ…圭人じゃなくても、俺が居るから…」
そう言って、抱きしめてくれた…
私は、ずっと泣いていた…
授業なんて出れるわけ無い
海斗は今日、優しかった
帰りも今日は海斗と帰った
「凛、何でも言えよ…」
私の家の前でそう言って、帰って行った…
次の日の朝
学校に着くといきなり、彼氏が
「ちょっと来て…」
と言って、手を引っ張った…
着くと、そこは海斗のクラスだ
「海斗君…ちょっと良い?」
「あぁ…」
そして私達は体育館倉庫に行った
「海斗君…凛ちゃんは、俺の彼女だから…邪魔しないでください…」
「はぁ、でもさ、俺の幼馴染でもあるし、しょうがないと思うよ」
そう言って、笑う
私は、何も言えない
「でも、凛ちゃんに何かあったら俺が守るから…大丈夫です!」
そう言って、私の手を引き倉庫を出た
でも、その時私は聞いた…
「俺の凛なのに…」という海斗の声を…
その日は、海斗と目が何回か合ったが、海斗も私も悲しそうな顔をするだけで、言葉を交わさなかった…
次の日の朝も圭人も海斗も迎えには来てくれず、一人で行った…
私と海斗が話さなくなって、満足なのだろうか、昨日から彼氏の機嫌が良いのだ…
私は、彼氏も好きだし…
圭人も海斗も好きだし…
とても、複雑な気持ちでその日は過ごした…
でも、私は彼氏も圭人も海斗もみんなで仲良く、話したいのに…
どうして、こうなったのだろうか…
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