今流行りの悪役令息が真のヒロインなゲームに尻軽ヒロイン(偽)として転生してしまった

侯爵家にレッツゴー

「さて、積もる話が沢山ありそうだね？」

ニッコリと笑ったお義父さんの背景に嵐と吹雪が見える。


.....めっちゃ怖いんですけど。




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侯爵家との約束を思い出した僕は痛む腰を抑えて...とはならず事情を知ったレオが僕を横抱きでして馬車から家までの間を移動し注目を集めてしまった。


わざわざ玄関まで出迎えてくれたお義父さんの顔といったら....


そんなこんなで横抱きされたまま客間に通されパーティーでの断罪について説明した。
それを聞きながら段々不思議そうな顔になっていくお義父さん。


「ふむ。私はてっきりお前たちが不貞をしたから処罰されたものだと...
いや、そしたらこの前に手紙とは辻褄が合わないが...」


僕たちの仲良い姿を見て、レオが僕に浮気したために断罪されそうだったのだと勘違いしたらしい。


「違うよ！
パーティーの時はまだただの友達だったよ。今は、その、あれだけど....」


言っているうちに恥ずかしくなって最後の方はゴニョゴニョ喋ってしまったけれど伝わったらしく待機中のメイドさんも含めみんなに生暖かい目で見られた。


「まぁ良い。ユキルは部屋に戻りなさい。
私は彼と話すことがあるから。」


優雅な動作で紅茶を飲んでいたレオがお義父さんの言葉に頷く。


大丈夫かなー？


何を話すのか気になるけれど反抗はできないので大人しく自分の部屋に戻った。