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17章 再開の約束
26-4
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26-4
「ん……」
目を開いたはずなのに、まだ目の前が真っ暗だ。自分がまぶたをちゃんと開けているのか不安になったが……ああそうだった、暗闇の中で眠っていたんだっけ?
ミカエルがこしらえてくれた光の結界は、もうほとんど効力を失っているようだ。光はほぼほぼ消え、その明かりは曇りの日の月明かりくらい頼りない。どのくらい寝ていたんだろう?か細い寝息から判断するに、どうやらクラークとデュアンはまだ寝ているらしい。
(二度寝する気にはならないよな……妙な夢も見ちまったし)
二人を起こすのも忍びないので、俺はそっと体を起こし、ハイハイしながら二人から遠ざかった。暗い中を手探りで進むだけでも一苦労だ。少し進んだところで、俺は床にどかりと腰を下ろした。シャツの中に手を突っ込むと、首から下げたガラスの鈴を取り出す。
「アニ。ちょっといいか?」
『なんでしょうか、主様』
俺が小声で呼びかけると、胸元に下がったガラスの鈴が、控えめに揺れた。
『それはそうと主様、もう眠らなくてよいのですか?』
「ん、ああ、どんくらい寝てた?」
『おおよそ四十五分です』
「あと少しで一時間か……少し寝すぎたな」
『そんなこともないでしょう。一般的に見れば、ほとんど寝ていないに等しいですよ』
そりゃそうだが。でもそれにしちゃ、体の調子がいい。目覚めもスッキリしているし、痛みや疲れもちゃんと取れている。どうやらミカエルの結界は、効果抜群だったみたいだ。
「でも、寝ている間にも、ちょっと収穫があったんだぜ」
『はい?何かありましたか。私は認識していませんでしたが』
「ああ。妙な来客があってな……」
俺は夢に出てきたファーストの話を、ざっくりとアニに伝えた。無駄な部分は省略して、重要なところだけ。主に、セカンドの弱点についてだ。
「アニ。覚えてるかな。シェオル島での夜、お前は一度、自分を捨てろって言ったよな」
『ええ……あの夜のことですね。はい、確かに言いました』
懐かしいな。そんなに時間は経っていないはずなのに、ずいぶんと昔のことのように感じる……いろいろ大変だったけど、あの時アニを手放さなくてよかったと思う。
『それが、どうかしましたか?』
「俺たち勇者の能力って、アニみたいな魔法の道具が補助してくれてるんだったよな?ってことはつまり、もしアニがいなくなったら、俺は能力が使えなくなるんじゃないか」
この世界に来た時から、アニは俺の首にぶら下がっていた。一番初めの仲間でもあったし、様々な機能に幾度となく助けられてきた俺は、アニをほとんど手放すことがない。せいぜい風呂や着替えの時くらいか?でももし、あの時にアニを捨てていたら、どうなっていたんだろうか。
俺の問いに、アニはふるふると首を振るように、左右に揺れた。
『いえ、主様が能力を使えなくなることはありません。私たちエゴバイブルは、確かに能力発動時の魔力出力を補助していますが、それはいわば、主様の世界で言うところの、自転車の補助輪のようなものです。慣れてくれば、外してしまっても問題のないものです』
「あれ、なんだ、そうなのか……」
少し落胆した。その理由を察したのか、アニがちかちかとまたたく。
『主様のおっしゃりたいことは、何となく分かります。要は、セカンドのエゴバイブルを取り上げてしまおうと考えたのですね?』
ご名答。俺はこくんとうなずいた。
「あいつも勇者である以上、エゴバイブルを持ってるはず。だったらそれを引っぺがせば、あいつは能力を使えなくなるはずじゃないか……俺と、それから夢の中のファーストは、そう考えてたんだ」
『夢の中のファースト……改めて聞くと、なかなか信じがたい話ですね。しかし、それだけ具体的な会話ができるとなると、あながち間違ってはいないような気がしてきます』
「ああ。だけど今回は、ファーストのカンも外れたらしいな」
『そうですね……一時的に混乱させるくらいなら、可能かもしれませんが。しかしそれで、致命的な機能不全を与えるのは、難しいでしょうね』
ないよりはまし、ってことか。
「ちなみに一時的って、どんくらいだ?」
『おそらく、数秒……これでは一瞬と言ったほうが正確かもしれません。急に補助輪が外れて、自転車は一瞬ふらつきはするでしょうが、慣れた運転者はすぐにバランスを取り戻すのと同じです』
うーん……奴もエゴバイブルは、肌身離さず持っているはず。それを必死に奪い取って、期待できる効果は一瞬のスキのみ。リターンが見合っているのか、微妙なところだな。
「ちぇっ。ファーストのやつ、頼りにならないな」
『けれど、そもそも作戦通りなら、一の国の勇者がセカンドと戦うはずでしょう』
「ああ。ファーストも同じこと言ってたよ。この入れ知恵が役に立たないことを祈ってるってさ。まったく、とんだ英雄様だよな」
『ですが、一理ありますよ。なにを考えているのか知りませんが、主様が危険を冒す必要はないのでは?』
「そーいうわけにもいかないだろ。一緒に戦うって決めたんだし。あいつに死なれたら、それはそれで面倒だしな」
もしあいつが死んだら、誰がそれをコルルに伝えるんだ?うぅ、考えただけでも胃がもたれそうじゃないか。そんなの絶対にごめんだっての。
『……主様は』
「うん?」
アニがチリチリと小刻みに震える。こういう動きをするときは、決まって訊きづらいことを訊いてくる時だ。
『主様も、一の国の勇者と同じように感じたのですか?』
「え?そりゃあ、俺だって無事に帰りたいよ。当たり前だろ」
『いえ、そちらではなく』
そこじゃないなら、じゃあどっちだ?俺は続きを待つ。
『主様は、勇者であることをやめたのでしたよね』
「おう。今もそれは変わってないぜ」
『さっき、一の国の勇者は、戦うことを恐れるような発言をしていました。しかし彼は、私が観測している限り、今まではそのようなそぶりは見せていなかったのではないですか』
「ん、そうだな……たぶん、あれがあいつの本音だったんじゃないか」
『勇者としての使命を与えられ、戦いに巻き込まれることを、理不尽に感じていた。そう言う事ですか』
「まあな。あいつも最初は、ノリノリだったんじゃないかとは思うけど……結局行きつく先は、そこなんじゃないかな。勇者だって、結局は人間だってことさ」
『人間……』
珍しいな。アニが、こんなに食いついてくるなんて。今までほとんど、興味らしい興味を見せたことないのに。
「それが、どうかしたのか?」
『いえ……少し、思うところがありまして。ですが、今のお話でだいたいわかりました。十分です。ありがとうございました』
「そうか?アニがそう言うなら、いいけれど」
ちょうど話がひと段落したその時、むくりと人が起きる気配がした。アニの光を向けてみると、まぶしそうに顔をしかめるクラーク。
「うわ、なんだよ。何するんだ」
「もう起きたか、間の悪い奴め。こうしてやる」
「こら、やめろって!」
キキキッ。クラークが騒ぐものだから、デュアンも目覚めてしまった。束の間の休憩も終わりだ。いよいよ、セカンドとの戦いが始まる。俺は腰を上げた。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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ミカエルがこしらえてくれた光の結界は、もうほとんど効力を失っているようだ。光はほぼほぼ消え、その明かりは曇りの日の月明かりくらい頼りない。どのくらい寝ていたんだろう?か細い寝息から判断するに、どうやらクラークとデュアンはまだ寝ているらしい。
(二度寝する気にはならないよな……妙な夢も見ちまったし)
二人を起こすのも忍びないので、俺はそっと体を起こし、ハイハイしながら二人から遠ざかった。暗い中を手探りで進むだけでも一苦労だ。少し進んだところで、俺は床にどかりと腰を下ろした。シャツの中に手を突っ込むと、首から下げたガラスの鈴を取り出す。
「アニ。ちょっといいか?」
『なんでしょうか、主様』
俺が小声で呼びかけると、胸元に下がったガラスの鈴が、控えめに揺れた。
『それはそうと主様、もう眠らなくてよいのですか?』
「ん、ああ、どんくらい寝てた?」
『おおよそ四十五分です』
「あと少しで一時間か……少し寝すぎたな」
『そんなこともないでしょう。一般的に見れば、ほとんど寝ていないに等しいですよ』
そりゃそうだが。でもそれにしちゃ、体の調子がいい。目覚めもスッキリしているし、痛みや疲れもちゃんと取れている。どうやらミカエルの結界は、効果抜群だったみたいだ。
「でも、寝ている間にも、ちょっと収穫があったんだぜ」
『はい?何かありましたか。私は認識していませんでしたが』
「ああ。妙な来客があってな……」
俺は夢に出てきたファーストの話を、ざっくりとアニに伝えた。無駄な部分は省略して、重要なところだけ。主に、セカンドの弱点についてだ。
「アニ。覚えてるかな。シェオル島での夜、お前は一度、自分を捨てろって言ったよな」
『ええ……あの夜のことですね。はい、確かに言いました』
懐かしいな。そんなに時間は経っていないはずなのに、ずいぶんと昔のことのように感じる……いろいろ大変だったけど、あの時アニを手放さなくてよかったと思う。
『それが、どうかしましたか?』
「俺たち勇者の能力って、アニみたいな魔法の道具が補助してくれてるんだったよな?ってことはつまり、もしアニがいなくなったら、俺は能力が使えなくなるんじゃないか」
この世界に来た時から、アニは俺の首にぶら下がっていた。一番初めの仲間でもあったし、様々な機能に幾度となく助けられてきた俺は、アニをほとんど手放すことがない。せいぜい風呂や着替えの時くらいか?でももし、あの時にアニを捨てていたら、どうなっていたんだろうか。
俺の問いに、アニはふるふると首を振るように、左右に揺れた。
『いえ、主様が能力を使えなくなることはありません。私たちエゴバイブルは、確かに能力発動時の魔力出力を補助していますが、それはいわば、主様の世界で言うところの、自転車の補助輪のようなものです。慣れてくれば、外してしまっても問題のないものです』
「あれ、なんだ、そうなのか……」
少し落胆した。その理由を察したのか、アニがちかちかとまたたく。
『主様のおっしゃりたいことは、何となく分かります。要は、セカンドのエゴバイブルを取り上げてしまおうと考えたのですね?』
ご名答。俺はこくんとうなずいた。
「あいつも勇者である以上、エゴバイブルを持ってるはず。だったらそれを引っぺがせば、あいつは能力を使えなくなるはずじゃないか……俺と、それから夢の中のファーストは、そう考えてたんだ」
『夢の中のファースト……改めて聞くと、なかなか信じがたい話ですね。しかし、それだけ具体的な会話ができるとなると、あながち間違ってはいないような気がしてきます』
「ああ。だけど今回は、ファーストのカンも外れたらしいな」
『そうですね……一時的に混乱させるくらいなら、可能かもしれませんが。しかしそれで、致命的な機能不全を与えるのは、難しいでしょうね』
ないよりはまし、ってことか。
「ちなみに一時的って、どんくらいだ?」
『おそらく、数秒……これでは一瞬と言ったほうが正確かもしれません。急に補助輪が外れて、自転車は一瞬ふらつきはするでしょうが、慣れた運転者はすぐにバランスを取り戻すのと同じです』
うーん……奴もエゴバイブルは、肌身離さず持っているはず。それを必死に奪い取って、期待できる効果は一瞬のスキのみ。リターンが見合っているのか、微妙なところだな。
「ちぇっ。ファーストのやつ、頼りにならないな」
『けれど、そもそも作戦通りなら、一の国の勇者がセカンドと戦うはずでしょう』
「ああ。ファーストも同じこと言ってたよ。この入れ知恵が役に立たないことを祈ってるってさ。まったく、とんだ英雄様だよな」
『ですが、一理ありますよ。なにを考えているのか知りませんが、主様が危険を冒す必要はないのでは?』
「そーいうわけにもいかないだろ。一緒に戦うって決めたんだし。あいつに死なれたら、それはそれで面倒だしな」
もしあいつが死んだら、誰がそれをコルルに伝えるんだ?うぅ、考えただけでも胃がもたれそうじゃないか。そんなの絶対にごめんだっての。
『……主様は』
「うん?」
アニがチリチリと小刻みに震える。こういう動きをするときは、決まって訊きづらいことを訊いてくる時だ。
『主様も、一の国の勇者と同じように感じたのですか?』
「え?そりゃあ、俺だって無事に帰りたいよ。当たり前だろ」
『いえ、そちらではなく』
そこじゃないなら、じゃあどっちだ?俺は続きを待つ。
『主様は、勇者であることをやめたのでしたよね』
「おう。今もそれは変わってないぜ」
『さっき、一の国の勇者は、戦うことを恐れるような発言をしていました。しかし彼は、私が観測している限り、今まではそのようなそぶりは見せていなかったのではないですか』
「ん、そうだな……たぶん、あれがあいつの本音だったんじゃないか」
『勇者としての使命を与えられ、戦いに巻き込まれることを、理不尽に感じていた。そう言う事ですか』
「まあな。あいつも最初は、ノリノリだったんじゃないかとは思うけど……結局行きつく先は、そこなんじゃないかな。勇者だって、結局は人間だってことさ」
『人間……』
珍しいな。アニが、こんなに食いついてくるなんて。今までほとんど、興味らしい興味を見せたことないのに。
「それが、どうかしたのか?」
『いえ……少し、思うところがありまして。ですが、今のお話でだいたいわかりました。十分です。ありがとうございました』
「そうか?アニがそう言うなら、いいけれど」
ちょうど話がひと段落したその時、むくりと人が起きる気配がした。アニの光を向けてみると、まぶしそうに顔をしかめるクラーク。
「うわ、なんだよ。何するんだ」
「もう起きたか、間の悪い奴め。こうしてやる」
「こら、やめろって!」
キキキッ。クラークが騒ぐものだから、デュアンも目覚めてしまった。束の間の休憩も終わりだ。いよいよ、セカンドとの戦いが始まる。俺は腰を上げた。
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