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17章 再開の約束
5-2
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「うわああぁぁぁぁ!助けて、たすけてくれええぇぇぇ!」
その兵士は、宙に手足をばたつかせ、声の限りに叫びながら、だが無情にもぐんぐんと落下していた。
(死ぬ……のか、俺は?嫌だ!だが、どうすることも……)
自慢の剣も、鍛え抜いた肉体も、この状況では何の役にも立たない。
彼は一の国ではそこそこ名の知れた勇士で、勇猛さと気高さ、そしてどんな時でも冷静沈着という、文武両道の騎士だった。だが、その彼を持ってして、目の前に迫る死の恐怖は、彼の理性をへし折るに十分な威力を発揮した。
しかし彼とて、戦いのさなかに命を落としたのであれば、こんな無様な命乞いなどしなかった。刃を交える戦闘において、生と死は紙一重。ひとたび油断すれば、死は一瞬にして彼の心臓を貫く。彼はそれを覚悟していたし、戦いの中で散ることは本望ですらあった。
しかし、今は……
こんなもの、戦いと呼べるものか。宣戦布告も何もなく、ただ突然、橋が崩れた。兵士たちは、血の一滴、汗の一滴すら流していないのだ。それほどまで呆気なく、決着がつこうとしている。
「いやだ……こんなの……!」
迫ってくる堅い地面が、耳元で唸る風の騒ぎが、いやおうなしに想像させる。叩きつけられ、血と肉の塊になる自分。激突の衝撃で、骨が砕かれ、内臓が破裂する自分。敵の一体も倒すことなく、ただの犬死という最期を迎える自分。あと数秒で、光も、音も、寒さも、痛みも、何もかも感じなくなる自分。
「いっ……いやだぁ……!死にたく、ない……!」
目の前がじんわりと滲んでいく。地面は見えなくなったが、それで大地が消えてくれるはずもない。ああ、もうあと数秒で、距離がゼロになる。あと五十メートル……十メートル……
そして、その時が訪れた。ぐんっ。衝撃が走り、兵士は恐ろしさに目をぎゅっと閉じた。
「………………?」
ふと、疑問に感じる。衝撃を受けたのに、どうして目を閉じることができたのか。あの高さから落ちれば、間違いなく即死するはず。それなのに今、どうして自分は、こうして思考を続けていられる?
少しだけ冷静さを取り戻した兵士は、次に耳元で唸っていた風が、次に全身を包んでいた浮遊感が無くなっていることに気付く。さすがにおかしいと思った彼は、ゆっくりと目を開けた。
「なっ。なんだ、これ……?」
彼は目を見開くと、自分の状況を、ゆっくりと理解した。どうやら兵士は、花畑の上空に静止しているようだ。上空といっても、ほんの二、三キュビットほどしか離れていない。地面に生える、小さな花の花弁が目視できるほどだから、激突の寸前だったことは間違いないようだ。
(よく、わからないが……俺は、助かった、のか?)
ふと気が付くと、周囲からも戸惑いの声が聞こえてきていた。彼は宙吊りの姿勢のまま、辺りを見回す。すると、彼と同じように、大勢の兵士、魔術師、馬や牛といった動物たちが、まるで空間に糊付けされたかのように浮かんでいるではないか。
「なんだ、これは……!」
一目見ただけでも異常だと分かるが、今回に関しては、喜ばしい異常事態に思えた。どうやら、犠牲者は出ていない様子だ。花畑は前と変わらず美しい。血飛沫や肉片は、ほんのわずかも飛び散ってはいなかった。
「けど、それなら……何が、起こったんだ?」
奇跡が起こったとしか思えないが、彼はまだ、それを喜ぶほどの余裕を取り戻していなかった。恐る恐る、この現象の理由を探して、あちこちに目を向ける。ふと、一人の少女が空に浮かんでいるのを見つけた。辺りには大勢の人間が浮かんでいるが、あの少女だけは、自分の意志で宙を移動しているように見える。
少女は虚空を蹴るように、空を“走って”いた。そうやって、周囲の人々の間を移動すると、皆が無事かどうかを確かめている様子だ。じきに少女は、兵士のそばまでやって来た。
「あっ、き、君は……?」
「おにーさん、だいじょーぶ?おにーさんが一番下だったんだね」
「えっ、あ、ああ……幸い、大事ないが……」
「よかったぁ」
少女はにっこりと、野に咲く花のような笑みを浮かべた。兵士は困惑した。一体、この少女は何者だ?少女の髪は燃えるような赤色で、服は何とも奇妙な、ひらひらとした格好だ。
「悪いけど、ボク、まだやることあるからさ。じゃーね、おにーさん!」
「あ、おい!」
少女はそう言い残すと、まるで地面を走るように、空を“駆け上がって”行った。兵士はただぽかんと、その後姿を見送ることしかできなかった。
「な、なんなんだ?あの子は……」
(な、な、なにこれ。どうなってるの?)
ボクの耳元で、ライラの戸惑う声がする。けれど、ライラの姿はない。耳元ってのも正確じゃないな。この声は、ボクの頭の中から……正確には、魂の中から聞こえてくるのだから。
「ライラ、そんなに慌てないでよ。見ての通り、ボクたちは間に合ったんだからさ」
(え、え?この声……だ、だれ?桜下なの?)
「そうだよ!ひどいなぁ、だれ?だなんて」
ボクは頬を膨らませたけど、今のライラには見えないことを思い出した。毎度のことだけど、ボクと魂を合体させたアンデッドは、最初必ず戸惑うんだよね。
(なんだか、不思議な感じ……ライラは今、ライラでもあるし、桜下でもあるみたい)
「そう?そんなこと、些細なことだと思うけどなぁ。だって、ワクワクしないかい?」
(え?)
「こんな時だけどさ、ボク、なんだか今なら、なんだってやれそうな気がするんだ!」
胸の奥から、力が沸き上がってくる。こんなの、じっとしてなんていられない!
「よーし!とりあえず、みんなのところへ行こう!」
(う、うん!)
ボクは空気を“蹴って”、すいすい空へと昇って行った。やがて、ふわふわ浮かんでいる仲間たちの姿が見えてくる。
「おーい!みんな、大丈夫だった?」
みんなの下へ駆け寄ると、みんなはびっくりしたような、困惑したような顔で、ボクをまじまじと見た。
「えっ……と……」
ウィルは口を開こうとして、途中でやめてしまった。どうしてだろ?
「これは、あなたがやったの?」
おっ、フランがようやく訊いてくれたぞ。ボクは胸を張ってうなずく。
「そうだよ。正確には、ボクと、ライラがね」
「ライラ?あの子は、どこにいるの?」
「どこって、ここにいるじゃない」
ボクはとん、と胸を叩いた。フランが怪訝そうな顔をする。
「……確かにあなたは、ライラに似た女の子だけど。髪の色とか」
「えぇ?違うちがう、そうじゃないってば。ライラは、ボクと合体してるんだ。それにボクは、女の子じゃなくて、男の子だよ」
「……は?」
おー、珍しい。フランがぽかーんって口を開けて、固まっちゃった。おんなじくらい口を開けたアルルカが、わなわなしながら指をさす。
「あ、あ、あんた……桜下、なの?」
「だから、そうだってば。ボクは桜下!」
なんだったら、証明してあげよう。ボクはその場で、くるりんと回転してみせた。さあ、これで分かったんじゃないかな?あれ?アルルカの口が、さっきよりさらに開いた気がする。
「か、かわいい……」
へ?ウィルが、ヘンテコな顔をしているぞ。自分のほっぺたを、びよーんとつねっているせいだ。
「い、痛くない……夢かしら」
「いや、幽霊なんだから、痛みは感じないんじゃない?」
そんな当たる前のことを忘れるくらい、混乱してるってことかな。
「し、信じられませんよ。だって、こんなに可愛い娘が、桜下さんなわけないじゃないですか!」
ウィルはわなわな震える指で、ボクたちを指さした。
「失礼ですけど、桜下さんはもっと、世の中を馬鹿にしたような顔をしてました!」
「ほんとに失礼だね……あのねぇ。ウィルもよく知ってるでしょ?ソウルレゾナンスで合体したら、ボクの姿は大きく変わるんだってば」
経験済みのウィルなら、当然それも分かっているはずなのに。ボクの外見と性格、そして能力は、融合したアンデッドによって大きく異なる。今回はライラの魂の影響で、ずいぶん幼い姿になったみたいだ。
(そ、そういうことだったんだ……)
耳元では、ライラの納得したような、驚いたような声がする。
(フランやウィルおねーちゃんの時とは、全然違うんだね。ライラとだから、こうなったってこと?)
「その通り!それに、外見だけじゃないよ。ライラの力も、しっかり受け取ったからね!」
(ライラの、力?)
そう!それはもちろん、ライラの代名詞、魔力。だけど、ただそのままを受け取ったわけじゃない。ソウルレゾナンスは、足し算じゃなくて、掛け算なんだ。
「さーてと!おしゃべりもこのくらいにしよっか。ずいぶん落っこちちゃったから、ここから巻き返すよ!」
ボクは右手を、ひゅんっと振り上げた。そのとたん、宙に浮いていた仲間たちや、何人もの兵士たちが、ゆっくりと上昇し始める。
「ボクが、みんなを連れていくよ!」
飛べっ!次の瞬間、ボクらは一斉に舞い上がった。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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その兵士は、宙に手足をばたつかせ、声の限りに叫びながら、だが無情にもぐんぐんと落下していた。
(死ぬ……のか、俺は?嫌だ!だが、どうすることも……)
自慢の剣も、鍛え抜いた肉体も、この状況では何の役にも立たない。
彼は一の国ではそこそこ名の知れた勇士で、勇猛さと気高さ、そしてどんな時でも冷静沈着という、文武両道の騎士だった。だが、その彼を持ってして、目の前に迫る死の恐怖は、彼の理性をへし折るに十分な威力を発揮した。
しかし彼とて、戦いのさなかに命を落としたのであれば、こんな無様な命乞いなどしなかった。刃を交える戦闘において、生と死は紙一重。ひとたび油断すれば、死は一瞬にして彼の心臓を貫く。彼はそれを覚悟していたし、戦いの中で散ることは本望ですらあった。
しかし、今は……
こんなもの、戦いと呼べるものか。宣戦布告も何もなく、ただ突然、橋が崩れた。兵士たちは、血の一滴、汗の一滴すら流していないのだ。それほどまで呆気なく、決着がつこうとしている。
「いやだ……こんなの……!」
迫ってくる堅い地面が、耳元で唸る風の騒ぎが、いやおうなしに想像させる。叩きつけられ、血と肉の塊になる自分。激突の衝撃で、骨が砕かれ、内臓が破裂する自分。敵の一体も倒すことなく、ただの犬死という最期を迎える自分。あと数秒で、光も、音も、寒さも、痛みも、何もかも感じなくなる自分。
「いっ……いやだぁ……!死にたく、ない……!」
目の前がじんわりと滲んでいく。地面は見えなくなったが、それで大地が消えてくれるはずもない。ああ、もうあと数秒で、距離がゼロになる。あと五十メートル……十メートル……
そして、その時が訪れた。ぐんっ。衝撃が走り、兵士は恐ろしさに目をぎゅっと閉じた。
「………………?」
ふと、疑問に感じる。衝撃を受けたのに、どうして目を閉じることができたのか。あの高さから落ちれば、間違いなく即死するはず。それなのに今、どうして自分は、こうして思考を続けていられる?
少しだけ冷静さを取り戻した兵士は、次に耳元で唸っていた風が、次に全身を包んでいた浮遊感が無くなっていることに気付く。さすがにおかしいと思った彼は、ゆっくりと目を開けた。
「なっ。なんだ、これ……?」
彼は目を見開くと、自分の状況を、ゆっくりと理解した。どうやら兵士は、花畑の上空に静止しているようだ。上空といっても、ほんの二、三キュビットほどしか離れていない。地面に生える、小さな花の花弁が目視できるほどだから、激突の寸前だったことは間違いないようだ。
(よく、わからないが……俺は、助かった、のか?)
ふと気が付くと、周囲からも戸惑いの声が聞こえてきていた。彼は宙吊りの姿勢のまま、辺りを見回す。すると、彼と同じように、大勢の兵士、魔術師、馬や牛といった動物たちが、まるで空間に糊付けされたかのように浮かんでいるではないか。
「なんだ、これは……!」
一目見ただけでも異常だと分かるが、今回に関しては、喜ばしい異常事態に思えた。どうやら、犠牲者は出ていない様子だ。花畑は前と変わらず美しい。血飛沫や肉片は、ほんのわずかも飛び散ってはいなかった。
「けど、それなら……何が、起こったんだ?」
奇跡が起こったとしか思えないが、彼はまだ、それを喜ぶほどの余裕を取り戻していなかった。恐る恐る、この現象の理由を探して、あちこちに目を向ける。ふと、一人の少女が空に浮かんでいるのを見つけた。辺りには大勢の人間が浮かんでいるが、あの少女だけは、自分の意志で宙を移動しているように見える。
少女は虚空を蹴るように、空を“走って”いた。そうやって、周囲の人々の間を移動すると、皆が無事かどうかを確かめている様子だ。じきに少女は、兵士のそばまでやって来た。
「あっ、き、君は……?」
「おにーさん、だいじょーぶ?おにーさんが一番下だったんだね」
「えっ、あ、ああ……幸い、大事ないが……」
「よかったぁ」
少女はにっこりと、野に咲く花のような笑みを浮かべた。兵士は困惑した。一体、この少女は何者だ?少女の髪は燃えるような赤色で、服は何とも奇妙な、ひらひらとした格好だ。
「悪いけど、ボク、まだやることあるからさ。じゃーね、おにーさん!」
「あ、おい!」
少女はそう言い残すと、まるで地面を走るように、空を“駆け上がって”行った。兵士はただぽかんと、その後姿を見送ることしかできなかった。
「な、なんなんだ?あの子は……」
(な、な、なにこれ。どうなってるの?)
ボクの耳元で、ライラの戸惑う声がする。けれど、ライラの姿はない。耳元ってのも正確じゃないな。この声は、ボクの頭の中から……正確には、魂の中から聞こえてくるのだから。
「ライラ、そんなに慌てないでよ。見ての通り、ボクたちは間に合ったんだからさ」
(え、え?この声……だ、だれ?桜下なの?)
「そうだよ!ひどいなぁ、だれ?だなんて」
ボクは頬を膨らませたけど、今のライラには見えないことを思い出した。毎度のことだけど、ボクと魂を合体させたアンデッドは、最初必ず戸惑うんだよね。
(なんだか、不思議な感じ……ライラは今、ライラでもあるし、桜下でもあるみたい)
「そう?そんなこと、些細なことだと思うけどなぁ。だって、ワクワクしないかい?」
(え?)
「こんな時だけどさ、ボク、なんだか今なら、なんだってやれそうな気がするんだ!」
胸の奥から、力が沸き上がってくる。こんなの、じっとしてなんていられない!
「よーし!とりあえず、みんなのところへ行こう!」
(う、うん!)
ボクは空気を“蹴って”、すいすい空へと昇って行った。やがて、ふわふわ浮かんでいる仲間たちの姿が見えてくる。
「おーい!みんな、大丈夫だった?」
みんなの下へ駆け寄ると、みんなはびっくりしたような、困惑したような顔で、ボクをまじまじと見た。
「えっ……と……」
ウィルは口を開こうとして、途中でやめてしまった。どうしてだろ?
「これは、あなたがやったの?」
おっ、フランがようやく訊いてくれたぞ。ボクは胸を張ってうなずく。
「そうだよ。正確には、ボクと、ライラがね」
「ライラ?あの子は、どこにいるの?」
「どこって、ここにいるじゃない」
ボクはとん、と胸を叩いた。フランが怪訝そうな顔をする。
「……確かにあなたは、ライラに似た女の子だけど。髪の色とか」
「えぇ?違うちがう、そうじゃないってば。ライラは、ボクと合体してるんだ。それにボクは、女の子じゃなくて、男の子だよ」
「……は?」
おー、珍しい。フランがぽかーんって口を開けて、固まっちゃった。おんなじくらい口を開けたアルルカが、わなわなしながら指をさす。
「あ、あ、あんた……桜下、なの?」
「だから、そうだってば。ボクは桜下!」
なんだったら、証明してあげよう。ボクはその場で、くるりんと回転してみせた。さあ、これで分かったんじゃないかな?あれ?アルルカの口が、さっきよりさらに開いた気がする。
「か、かわいい……」
へ?ウィルが、ヘンテコな顔をしているぞ。自分のほっぺたを、びよーんとつねっているせいだ。
「い、痛くない……夢かしら」
「いや、幽霊なんだから、痛みは感じないんじゃない?」
そんな当たる前のことを忘れるくらい、混乱してるってことかな。
「し、信じられませんよ。だって、こんなに可愛い娘が、桜下さんなわけないじゃないですか!」
ウィルはわなわな震える指で、ボクたちを指さした。
「失礼ですけど、桜下さんはもっと、世の中を馬鹿にしたような顔をしてました!」
「ほんとに失礼だね……あのねぇ。ウィルもよく知ってるでしょ?ソウルレゾナンスで合体したら、ボクの姿は大きく変わるんだってば」
経験済みのウィルなら、当然それも分かっているはずなのに。ボクの外見と性格、そして能力は、融合したアンデッドによって大きく異なる。今回はライラの魂の影響で、ずいぶん幼い姿になったみたいだ。
(そ、そういうことだったんだ……)
耳元では、ライラの納得したような、驚いたような声がする。
(フランやウィルおねーちゃんの時とは、全然違うんだね。ライラとだから、こうなったってこと?)
「その通り!それに、外見だけじゃないよ。ライラの力も、しっかり受け取ったからね!」
(ライラの、力?)
そう!それはもちろん、ライラの代名詞、魔力。だけど、ただそのままを受け取ったわけじゃない。ソウルレゾナンスは、足し算じゃなくて、掛け算なんだ。
「さーてと!おしゃべりもこのくらいにしよっか。ずいぶん落っこちちゃったから、ここから巻き返すよ!」
ボクは右手を、ひゅんっと振り上げた。そのとたん、宙に浮いていた仲間たちや、何人もの兵士たちが、ゆっくりと上昇し始める。
「ボクが、みんなを連れていくよ!」
飛べっ!次の瞬間、ボクらは一斉に舞い上がった。
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