599 / 860
14章 痛みの意味
14章 モンスター・用語辞典
しおりを挟む
●モンスター図鑑
この図鑑は、ギネンベルナ王室が編纂した、全国に生息するモンスターの特徴、生態、戦う際の注意事項などを記したものである。これを読めば、読者諸君は危険なモンスターに対する最低限の知識を得る事が出来るだろう。ただし、留意しておいてほしい。ここに記されているのは、あくまでも多種多様なモンスターの一側面に過ぎない。諸君が実際に剣を握り、モンスターと相対する際には、必ずしも本に書かれた知識だけが全てでない事を忘れないで頂ければ幸いだ。
“危険度”について
そのモンスター一体のみに対して、人間が戦いを挑む場合の脅威の指針。
S……生物の頂点に位置する種族。人間が大軍を成したとしても、討伐は極めて困難。ドラゴン種などが該当。
A……非常に凶暴。人間単体では歯が立たず、屈強な戦士たちによる軍隊の形成が必要。オーガ、ゴーレムなどが該当。
B……危険だが、熟達した知識と技量があれば討伐可能。ただし一人では苦戦を強いられるであろう。ライカンスロープ、トロールなどが該当。
C……単体では弱く、一人前の戦士なら十分応戦可能。だがこのランクのモンスターは群れを成すことが多く、個としての弱さを補っているので注意されたし。オーク、ゴブリンなどが該当。
D……極めて脆弱、もしくは危険性のない生物群。
・モンスター詳細
アーヴァンク
齧歯目 瑠璃海狸科 危険度C+
瑠璃色の毛皮を持つビーバー。
鋭い前歯の一撃は骨まで噛みちぎる。気性は穏やかだが、迂闊に手は出さない方が賢明だろう。
主に流れの緩やかな河川や湖畔に生息する。水中に巣(ダム)を建設し、体毛に付着した酸素をダムの内部に放つ事で、長時間の水中生活を可能にしている。また大変に泳力が強く、群れが一斉に泳ぐと渦潮が発生するほどである。これは本種の狩りの際によく見られる現象で、渦を利用して魚などを捕獲していると考えられている。稀に船が飲み込まれる事故が発生しているため、本種が棲みついている湖では漁業は禁止されている。
美しい毛皮は水の魔力との親和性が高い特徴を有しており、各地での乱獲が絶えず、個体数が年々減少している。とりわけアアルマートでの被害は深刻極まりなく、数年内の絶滅が危惧されるほどである。
ミノタウロス
獣人目 半人半牛科 危険度B+
牛の頭、人間の体を持つモンスター。
入り組んだ洞窟やダンジョンの奥地に巣を作る。冒険者の武器や硬貨といった金属質の光沢のある物を収集する性質があり、それを目当てに人間を襲う。強靭な力と奪った武器を扱う器用さを併せ持つ、厄介なモンスター。
地下を好み、地表には繁殖期以外ほぼ現れない。また、常に単独で行動し、群れることはない。これは自身が収集した金属類、いわゆる宝物を守る為であり、自身の宝物庫には例え番の相手だろうと近づくことを許さない。地下に住み着く理由も財宝を守りやすいからだと考えられており、特にダンジョンを好むのは、そこに宝があると学習しているからだと思われる。裏を返せばミノタウロスの住む洞窟には財宝が必ず眠っているという事でもあり、命知らずな冒険家はミノタウロスが住み着いているのを承知で侵入を試みるようである。
食性は鉱物を主食とする。特定の鉱物に含まれる成分を体内で分解、エネルギーに変換する事が可能であり、獲物に乏しい洞窟内での暮らしに実に適した食性と言える。
ミミック
磯巾着目 陸壺巾着科 危険度C
小箱や壺に隠れる陸棲のイソギンチャク。
ダンジョンや洞窟などを好むが、稀に民家にも侵入する。触手には毒があり、刺されると痺れて体の自由を失う。ある程度触手を切り落とすと逃げ出すので、怯まず積極的に攻撃することだ。
陸上での生息を可能にしたイソギンチャクの一種。基本的に群れず、単独で箱や壺などの小さな空間に体を密着させて潜伏する。この時、一見侵入不可能なほどの狭所にも容易く潜り込める事が確認されており、最小の出現場所の記録ではマグカップをひっくり返した際に襲われたと言う報告がある。大抵の場合洞窟など屋外の暗所に潜んで獲物を襲うが、稀に保管庫や納屋などに隠れ潜む場合がある。もしも箱などの小さな容器が不自然に動く、振動する事があったならば、ミミックが潜伏している可能性を考慮されたし。
シェード
死霊目 残影科 危険度C-
影のような姿の亡霊。
非常に力の弱いアンデッド。影のような姿で囁くことしかできず、陽の光に晒されると消えてしまう。危険性は低いが、急に現れるため平静を失いかねない。地下などの暗所では常に冷静を心掛けるように。
死者の想念が形を持った姿だとされる。同じく想いを源流にするヒンキーパンクとは極めて近い存在であり、時間の経過や人に長期間気付かれなかったヒンキーパンクの変容した姿がシェードだとされる。なお本種は、基本的に肉眼で捉える事が難しい霊魂タイプのアンデッドの中では比較的見えやすい種であり、写真機などでも姿を写す事ができる(無論、姿は影のようにしか見えない)。シェードの写った写真は不吉を招くと恐れられる一方で、その筋の好事家にはたまらない一品でもあるようだ。
●用語辞典
ダンジョン
魔術師が個人の財産を保管する目的で作成する建築物。術者の心血を注いで作られる為、そこを踏破されたという事実は、魔術師にとって大変な不名誉である。
ヤーダラ族
大陸外の北方の地に息づく民族。赤毛が特徴。
●魔法辞典
・(無属性)
キュアテイル
傷を治す。
ワンダーフォーゲル
転移魔法。離れた場所に一瞬で物体を届ける。
・(火属性)
ファイアフライ
小さな蛍光色の火の玉を複数飛ばす魔法。
フレイムパイン
燃え盛る柱を地面から生やす。
トリコデルマ
高温の赤い火の粉を撒き散らす。皮膚に触れると爛れ、吸い込むと肺を火傷する。
ファイアアント
ファイアフライの火球を一点に集中し、超高温にした魔法。威力も上がっているが、その分制御も難しい。
ブレスオブワイバーン
巨大な火の玉を飛ばし、大爆発を起こす。炎系最強の魔法。
・(氷属性)
ウォールオブレインディア
氷の壁を生み出す。
スノーフレーク
空気の温度を極端に下げ、凍らせる。
スノウウィロウ
氷の鞭で打ち付ける。
メギバレット
氷の弾丸を撃ち出す。
アントルメグラッセ
冷気を操り、動く氷のオブジェを作る。
ゼロアベーテ
氷点下の空間を生み出し、広範囲を凍て付かせる。
バッカルコーン
無数の氷柱を発生させる。
スキャーロップドーム
空気中の水分を凍結させ、薄い氷のドームを形成する。
・(風属性)
ストームスティード
疾風の速さで走る馬を呼び出す。
エアロフテラ
突風を巻き起こす。
・(地属性)
グラスホッパー
地表近くの土を隆起させる、または吹き飛ばす。
・(水属性)
アメフラシ
空気中の水分を集め、雨のような雫を降らす。薬液などを混ぜることもできる。
サーディンラン
激しく渦巻く水の壁に相手を閉じ込める。
スプラッシュコーム
弾けて拡散する水の弾を発射する。
タイダルトクソテス
水流を猛烈な勢いで噴射する。
スパウトホエール
地面から水を噴射し、相手を吹き飛ばす。
ハイドランジア
無数の水流でできた竜の首を呼び出す。辺り一帯が洪水になるほどの威力。水系最強魔法。
・(鉄属性)
リードアメーバ
金属を液体化させて、自由に操る。
ライノライナー
ドリルを生成し、対象を削り取る。
●地図
この図鑑は、ギネンベルナ王室が編纂した、全国に生息するモンスターの特徴、生態、戦う際の注意事項などを記したものである。これを読めば、読者諸君は危険なモンスターに対する最低限の知識を得る事が出来るだろう。ただし、留意しておいてほしい。ここに記されているのは、あくまでも多種多様なモンスターの一側面に過ぎない。諸君が実際に剣を握り、モンスターと相対する際には、必ずしも本に書かれた知識だけが全てでない事を忘れないで頂ければ幸いだ。
“危険度”について
そのモンスター一体のみに対して、人間が戦いを挑む場合の脅威の指針。
S……生物の頂点に位置する種族。人間が大軍を成したとしても、討伐は極めて困難。ドラゴン種などが該当。
A……非常に凶暴。人間単体では歯が立たず、屈強な戦士たちによる軍隊の形成が必要。オーガ、ゴーレムなどが該当。
B……危険だが、熟達した知識と技量があれば討伐可能。ただし一人では苦戦を強いられるであろう。ライカンスロープ、トロールなどが該当。
C……単体では弱く、一人前の戦士なら十分応戦可能。だがこのランクのモンスターは群れを成すことが多く、個としての弱さを補っているので注意されたし。オーク、ゴブリンなどが該当。
D……極めて脆弱、もしくは危険性のない生物群。
・モンスター詳細
アーヴァンク
齧歯目 瑠璃海狸科 危険度C+
瑠璃色の毛皮を持つビーバー。
鋭い前歯の一撃は骨まで噛みちぎる。気性は穏やかだが、迂闊に手は出さない方が賢明だろう。
主に流れの緩やかな河川や湖畔に生息する。水中に巣(ダム)を建設し、体毛に付着した酸素をダムの内部に放つ事で、長時間の水中生活を可能にしている。また大変に泳力が強く、群れが一斉に泳ぐと渦潮が発生するほどである。これは本種の狩りの際によく見られる現象で、渦を利用して魚などを捕獲していると考えられている。稀に船が飲み込まれる事故が発生しているため、本種が棲みついている湖では漁業は禁止されている。
美しい毛皮は水の魔力との親和性が高い特徴を有しており、各地での乱獲が絶えず、個体数が年々減少している。とりわけアアルマートでの被害は深刻極まりなく、数年内の絶滅が危惧されるほどである。
ミノタウロス
獣人目 半人半牛科 危険度B+
牛の頭、人間の体を持つモンスター。
入り組んだ洞窟やダンジョンの奥地に巣を作る。冒険者の武器や硬貨といった金属質の光沢のある物を収集する性質があり、それを目当てに人間を襲う。強靭な力と奪った武器を扱う器用さを併せ持つ、厄介なモンスター。
地下を好み、地表には繁殖期以外ほぼ現れない。また、常に単独で行動し、群れることはない。これは自身が収集した金属類、いわゆる宝物を守る為であり、自身の宝物庫には例え番の相手だろうと近づくことを許さない。地下に住み着く理由も財宝を守りやすいからだと考えられており、特にダンジョンを好むのは、そこに宝があると学習しているからだと思われる。裏を返せばミノタウロスの住む洞窟には財宝が必ず眠っているという事でもあり、命知らずな冒険家はミノタウロスが住み着いているのを承知で侵入を試みるようである。
食性は鉱物を主食とする。特定の鉱物に含まれる成分を体内で分解、エネルギーに変換する事が可能であり、獲物に乏しい洞窟内での暮らしに実に適した食性と言える。
ミミック
磯巾着目 陸壺巾着科 危険度C
小箱や壺に隠れる陸棲のイソギンチャク。
ダンジョンや洞窟などを好むが、稀に民家にも侵入する。触手には毒があり、刺されると痺れて体の自由を失う。ある程度触手を切り落とすと逃げ出すので、怯まず積極的に攻撃することだ。
陸上での生息を可能にしたイソギンチャクの一種。基本的に群れず、単独で箱や壺などの小さな空間に体を密着させて潜伏する。この時、一見侵入不可能なほどの狭所にも容易く潜り込める事が確認されており、最小の出現場所の記録ではマグカップをひっくり返した際に襲われたと言う報告がある。大抵の場合洞窟など屋外の暗所に潜んで獲物を襲うが、稀に保管庫や納屋などに隠れ潜む場合がある。もしも箱などの小さな容器が不自然に動く、振動する事があったならば、ミミックが潜伏している可能性を考慮されたし。
シェード
死霊目 残影科 危険度C-
影のような姿の亡霊。
非常に力の弱いアンデッド。影のような姿で囁くことしかできず、陽の光に晒されると消えてしまう。危険性は低いが、急に現れるため平静を失いかねない。地下などの暗所では常に冷静を心掛けるように。
死者の想念が形を持った姿だとされる。同じく想いを源流にするヒンキーパンクとは極めて近い存在であり、時間の経過や人に長期間気付かれなかったヒンキーパンクの変容した姿がシェードだとされる。なお本種は、基本的に肉眼で捉える事が難しい霊魂タイプのアンデッドの中では比較的見えやすい種であり、写真機などでも姿を写す事ができる(無論、姿は影のようにしか見えない)。シェードの写った写真は不吉を招くと恐れられる一方で、その筋の好事家にはたまらない一品でもあるようだ。
●用語辞典
ダンジョン
魔術師が個人の財産を保管する目的で作成する建築物。術者の心血を注いで作られる為、そこを踏破されたという事実は、魔術師にとって大変な不名誉である。
ヤーダラ族
大陸外の北方の地に息づく民族。赤毛が特徴。
●魔法辞典
・(無属性)
キュアテイル
傷を治す。
ワンダーフォーゲル
転移魔法。離れた場所に一瞬で物体を届ける。
・(火属性)
ファイアフライ
小さな蛍光色の火の玉を複数飛ばす魔法。
フレイムパイン
燃え盛る柱を地面から生やす。
トリコデルマ
高温の赤い火の粉を撒き散らす。皮膚に触れると爛れ、吸い込むと肺を火傷する。
ファイアアント
ファイアフライの火球を一点に集中し、超高温にした魔法。威力も上がっているが、その分制御も難しい。
ブレスオブワイバーン
巨大な火の玉を飛ばし、大爆発を起こす。炎系最強の魔法。
・(氷属性)
ウォールオブレインディア
氷の壁を生み出す。
スノーフレーク
空気の温度を極端に下げ、凍らせる。
スノウウィロウ
氷の鞭で打ち付ける。
メギバレット
氷の弾丸を撃ち出す。
アントルメグラッセ
冷気を操り、動く氷のオブジェを作る。
ゼロアベーテ
氷点下の空間を生み出し、広範囲を凍て付かせる。
バッカルコーン
無数の氷柱を発生させる。
スキャーロップドーム
空気中の水分を凍結させ、薄い氷のドームを形成する。
・(風属性)
ストームスティード
疾風の速さで走る馬を呼び出す。
エアロフテラ
突風を巻き起こす。
・(地属性)
グラスホッパー
地表近くの土を隆起させる、または吹き飛ばす。
・(水属性)
アメフラシ
空気中の水分を集め、雨のような雫を降らす。薬液などを混ぜることもできる。
サーディンラン
激しく渦巻く水の壁に相手を閉じ込める。
スプラッシュコーム
弾けて拡散する水の弾を発射する。
タイダルトクソテス
水流を猛烈な勢いで噴射する。
スパウトホエール
地面から水を噴射し、相手を吹き飛ばす。
ハイドランジア
無数の水流でできた竜の首を呼び出す。辺り一帯が洪水になるほどの威力。水系最強魔法。
・(鉄属性)
リードアメーバ
金属を液体化させて、自由に操る。
ライノライナー
ドリルを生成し、対象を削り取る。
●地図
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【短編】冤罪が判明した令嬢は
砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。
そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる