469 / 860
12章 負けられない闘い
7-5
しおりを挟む
7-5
「……そうでもないよ。もうすぐそこに居る」
「え?」
フランはぶっきらぼうにそう言うが、まださっきの怒りが抜けきっていないのか、うつむいたままだった。見てないのに、どうしてわかるんだ?だが驚いたことに、少しすると本当にレベッカと、その上に浮かぶウィルの姿が見えてきた。
「なんでわかったんだ……?」
「音。声が聞こえた」
うひゃー、さすがだな。こんなに騒がしいパーティー会場で……フランなら、百メートル離れたところに落ちた針の音も聞き逃さないだろうな。
「みなさん。戻りましたよ」
一足先に戻ってきたウィルが、にこにこしながら言う。
「おう。レベッカもいるみたいだけど、肝心のライラは?」
「うふふ。それは、見てのお楽しみです」
お楽しみ?はて、どういう事だろう。俺が首をかしげていると、レベッカもこちらにやってきた。踊り子の衣装を着替えて、シンプルなシャツとズボン姿になっている。
「おまたせ。ごめんなさいね、ずいぶん掛かっちゃって。楽しくって、時間を忘れちゃった」
「はぁ。それはいいけど、ライラはどうしたんだ?」
「あら、いるじゃない。ほら、照れてないで、出ておいで」
レベッカはくるりと振り向くと、後ろにいた小さな影を、ぐいと前に押し出した……
「あ、ライラ。後ろにいた、の、か……」
俺はあんぐり口を開けた。それはフランも、アルルカですら同じだった。
「う、ぅ……」
もじもじと、恥じらうように手をこすり合わせるライラ。その両手には、美しいグラデーションの薄布が結ばれている。ライラのお母さんのショールだ。細く長い形に整えられたそれは、ライラの手の動きに合わせてひらひらと揺れる。
着古し色褪せた服は、鮮やかなオレンジ色の布地へと変わっていた。腰回りには、大きくスリットの入ったスカート。スカートの生地をよく見ると、ライラが今まで巻いていたぼろマントと同じ素材に見える。まさか、アレンジして作ったのか?でもみすぼらしくは感じない。所々にあしらわれた金色のチェーンがアクセントになって、とてもぼろマントを改造して作られたようには見えなかった。
「すっげぇ……大変身だな、ライラ!なんていうか、すっごくおしゃれになった」
「ほ、ほんと!?変じゃない?」
「ああ。ひらひらしてて、本物の踊り子さんみたいだ」
「へ、へへ、へへへへ~。そうかなぁ」
ライラは照れ臭そうに、スカートの端をつまんでひらひらと揺すった。うん、よく似合ってる。いままでちびっ子としか見てなかったライラが、ちゃんと女の子に見えるもんな。ウィルもにこにこ笑っている。
「ほら、ね?みなさんもそう言うって言ったじゃないですか。ライラさん、とっても可愛いですよ」
「うん!ありがと、おねーちゃん!」
「はい。それに、レベッカさんにもですね」
「そーだね。レベッカ、ありがと!」
「え?ええ。どういたしまして……?」
レベッカは困惑気味に微笑んだ。彼女にはウィルが見えないから、二回お礼を言われたように聞こえたんだろう。
ライラは楽しそうに、くるくる回ってはしゃいでいる。妹が精いっぱいおしゃれした姿を見ているようだ。ほほえましく思う一方で、ちょこっと引っかかる。前にもまして、肌面積が増えているよな?
「どうかしら?あの子、見違えたでしょう」
レベッカがほほ笑みながら、俺の隣へやってきた。俺は素直にうなずく。
「ああ。今までライラには、おしゃれを楽しむ機会をぜんぜんやれなかったから。感謝してるよ。ただ……」
「なにか引っかかる?」
「ちょっと、肌が見えすぎじゃないか?あの子、ああ見えて寒がりなんだ」
「え?あはは、そういうこと。いやね、なにもあれを普段着にすることないじゃない。普段はもっと暖かい格好をすればいいでしょ?」
「まあ、それもそうなんだけど」
ただ、俺たちみたいな旅から旅の根無し草だと、あまり多くの洋服を持ち歩くことはできないわけで。たぶんレベッカは、俺たちがどっかの豪邸で暮らしていると思っているんだろう。まさか他国から来た貴賓が、その日暮らしの連中だとは思わないよな。
(今度ウィルあたりを誘って、町でみんなの服を見てみるか)
財政に余裕はないが、古着の一着か二着くらいならどうにかなるだろう。ライラや、本当はフランなんかも、年相応の女の子みたいに、もっと着飾ったりしたいかもしれないな。今までそんなこと考えもしなかったけど、そういうのも未練解消に役立つかもな。
「あ。ところでレベッカ。その、生地代とかって……」
「ああ、そんなの気にしないで。わたしが勝手にやったことなんだから。それに、今回はアレンジがほとんどだから、新しい布はあんまり使ってないの。いちおう、あの子にちゃんと了承は取ったからね?」
「あ、そうだったのか。悪いな、助かるよ」
「いいのよ。わたしも楽しかったから。上の娘が小さかった頃を思い出したわ……懐かしい」
へぇ……え?
「レベッカ、あんた子どもがいるのか?」
「え?ええ。いるわよ、女の子が二人。片っぽはもうずいぶん大きくなっちゃったけど」
「ふ、二人も?あの、失礼だけど、おいくつで……?」
「え?あははは、やだ、そんなに若く見えた?わたし、そろそろ四十路よ」
「え、ええぇぇぇ!!」
し、信じられない……てっきり二十代だと思っていた。
「びっくりだ……」
「やーだぁ、おだてても何にも出ないわよ?うふふふ。でもそうね、ちゅーくらいならしてあげてもいい気分だわ」
「え、遠慮します!」
「あら、つれない」
レベッカは機嫌良さそうにくすくす笑う。若く見られたのがそんなに嬉しかったのか?
しかし、子持ちの踊り子か……レベッカから見た俺は、自分の子どもくらいの歳だってことだな。それなのに、あれだけのパフォーマンスを……いや、それだけ長いあいだ磨き上げられたからこそなのかもしれない。ウィルはレベッカを見て、相当鍛えていると言っていたが、あながち間違いじゃなかったな。
そんな話をしていると、ぱん!と手を叩く音と共に、ノロの大きな声が聞こえてきた。
「さて、諸君!名残惜しいが、そろそろお開きのようだ。今宵は余の招きによく参じてくれた」
お。ふぅ、やっと終わるのか。これでようやく、ゆっくり休めるな……などと考えていた時だ。その次にノロの口から発せられた一言は、俺を絶望のどん底に叩き落とした。
「だが、安心してほしい。話し足りない諸君らの為に、明日も夜会を執り行うことにした!しかも、今宵よりさらに盛大にだ!」
「なあ、頼むよヘイズ。なんとかして、俺たちが出なくてもいいようにしてくれよ!」
「そいつは、まあどうやっても無理だな。女帝殿はわざわざ、お前を名指しで指定してきたんだぞ?そのお前の不参加なんて、絶対に認めてくれねえだろ」
「そうだけどさ……今夜のパーティーには参加したじゃないか。それでオッケーってことにならないのか?」
「ならねえな。まあぶっちゃけちまうと、さっきこっちにも伝令が来てな。くれぐれも、勇者殿にも参加いただきたいってさ。あの女帝、お前が相当お気に召したみたいだぜ?」
「最悪だ……」
俺は片手で顔を覆った。あの窮屈で肩がこるパーティーがようやく終わったと思ったら、明日もまたやるだと?それを聞いた俺は、レストハウスに戻るやいなや、ヘイズに詰め寄った。冗談じゃない、二度もあんな目ごめんだ、と思ったのだが……
「ちくしょう。先手を打たれてた」
部屋に戻ってくるなり、俺はボスンとベッドに腰を下ろした。ノロ女帝殿は、どうやっても俺を逃がしてくれないらしい。
「その様子では、やはり駄目だったのですか?」
エラゼムが落胆した様子で聞いてくる。彼は結局、パーティーの最初から最後まで貴族に捕まっていた。彼ももうこりごりなんだろう。
「ああ……やっぱり、出ないとマズいって」
「左様ですか……」
「あの、それと桜下さん。言いにくいんですけど……」
肩を落とす俺に、ウィルがおずおずと声を掛ける。
「実はさっき、臣下の方が来まして。明日の昼、月の神殿に来るように伝えてくれって。これって、あれですよね?光の聖女さんからの呼び出し……」
「あぁ~、そういやそれもあんのか……」
てことは明日は、日中は聖女と会って、夜はパーティーか。ハードスケジュールだぁ。
「……もうここまで来たら、腹を括るか。エドガーが回復するまでの辛抱だ。あいつが元気になったら、いつでもこんなとこ飛び出せるんだからな。それまで耐えきろう!」
「そうですね。うん、前向きでいいと思います!」
うむ。何事も、プラスに捉えたほうがいい。その方が楽だからな。俺とウィルは、こぶしを握って気合を入れた。
「……まあ私、なんにもしませんけどね。見えませんし」
「……まあ、確かにな」
う、羨ましい。今だけは、ウィルに代わってほしかった。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
「……そうでもないよ。もうすぐそこに居る」
「え?」
フランはぶっきらぼうにそう言うが、まださっきの怒りが抜けきっていないのか、うつむいたままだった。見てないのに、どうしてわかるんだ?だが驚いたことに、少しすると本当にレベッカと、その上に浮かぶウィルの姿が見えてきた。
「なんでわかったんだ……?」
「音。声が聞こえた」
うひゃー、さすがだな。こんなに騒がしいパーティー会場で……フランなら、百メートル離れたところに落ちた針の音も聞き逃さないだろうな。
「みなさん。戻りましたよ」
一足先に戻ってきたウィルが、にこにこしながら言う。
「おう。レベッカもいるみたいだけど、肝心のライラは?」
「うふふ。それは、見てのお楽しみです」
お楽しみ?はて、どういう事だろう。俺が首をかしげていると、レベッカもこちらにやってきた。踊り子の衣装を着替えて、シンプルなシャツとズボン姿になっている。
「おまたせ。ごめんなさいね、ずいぶん掛かっちゃって。楽しくって、時間を忘れちゃった」
「はぁ。それはいいけど、ライラはどうしたんだ?」
「あら、いるじゃない。ほら、照れてないで、出ておいで」
レベッカはくるりと振り向くと、後ろにいた小さな影を、ぐいと前に押し出した……
「あ、ライラ。後ろにいた、の、か……」
俺はあんぐり口を開けた。それはフランも、アルルカですら同じだった。
「う、ぅ……」
もじもじと、恥じらうように手をこすり合わせるライラ。その両手には、美しいグラデーションの薄布が結ばれている。ライラのお母さんのショールだ。細く長い形に整えられたそれは、ライラの手の動きに合わせてひらひらと揺れる。
着古し色褪せた服は、鮮やかなオレンジ色の布地へと変わっていた。腰回りには、大きくスリットの入ったスカート。スカートの生地をよく見ると、ライラが今まで巻いていたぼろマントと同じ素材に見える。まさか、アレンジして作ったのか?でもみすぼらしくは感じない。所々にあしらわれた金色のチェーンがアクセントになって、とてもぼろマントを改造して作られたようには見えなかった。
「すっげぇ……大変身だな、ライラ!なんていうか、すっごくおしゃれになった」
「ほ、ほんと!?変じゃない?」
「ああ。ひらひらしてて、本物の踊り子さんみたいだ」
「へ、へへ、へへへへ~。そうかなぁ」
ライラは照れ臭そうに、スカートの端をつまんでひらひらと揺すった。うん、よく似合ってる。いままでちびっ子としか見てなかったライラが、ちゃんと女の子に見えるもんな。ウィルもにこにこ笑っている。
「ほら、ね?みなさんもそう言うって言ったじゃないですか。ライラさん、とっても可愛いですよ」
「うん!ありがと、おねーちゃん!」
「はい。それに、レベッカさんにもですね」
「そーだね。レベッカ、ありがと!」
「え?ええ。どういたしまして……?」
レベッカは困惑気味に微笑んだ。彼女にはウィルが見えないから、二回お礼を言われたように聞こえたんだろう。
ライラは楽しそうに、くるくる回ってはしゃいでいる。妹が精いっぱいおしゃれした姿を見ているようだ。ほほえましく思う一方で、ちょこっと引っかかる。前にもまして、肌面積が増えているよな?
「どうかしら?あの子、見違えたでしょう」
レベッカがほほ笑みながら、俺の隣へやってきた。俺は素直にうなずく。
「ああ。今までライラには、おしゃれを楽しむ機会をぜんぜんやれなかったから。感謝してるよ。ただ……」
「なにか引っかかる?」
「ちょっと、肌が見えすぎじゃないか?あの子、ああ見えて寒がりなんだ」
「え?あはは、そういうこと。いやね、なにもあれを普段着にすることないじゃない。普段はもっと暖かい格好をすればいいでしょ?」
「まあ、それもそうなんだけど」
ただ、俺たちみたいな旅から旅の根無し草だと、あまり多くの洋服を持ち歩くことはできないわけで。たぶんレベッカは、俺たちがどっかの豪邸で暮らしていると思っているんだろう。まさか他国から来た貴賓が、その日暮らしの連中だとは思わないよな。
(今度ウィルあたりを誘って、町でみんなの服を見てみるか)
財政に余裕はないが、古着の一着か二着くらいならどうにかなるだろう。ライラや、本当はフランなんかも、年相応の女の子みたいに、もっと着飾ったりしたいかもしれないな。今までそんなこと考えもしなかったけど、そういうのも未練解消に役立つかもな。
「あ。ところでレベッカ。その、生地代とかって……」
「ああ、そんなの気にしないで。わたしが勝手にやったことなんだから。それに、今回はアレンジがほとんどだから、新しい布はあんまり使ってないの。いちおう、あの子にちゃんと了承は取ったからね?」
「あ、そうだったのか。悪いな、助かるよ」
「いいのよ。わたしも楽しかったから。上の娘が小さかった頃を思い出したわ……懐かしい」
へぇ……え?
「レベッカ、あんた子どもがいるのか?」
「え?ええ。いるわよ、女の子が二人。片っぽはもうずいぶん大きくなっちゃったけど」
「ふ、二人も?あの、失礼だけど、おいくつで……?」
「え?あははは、やだ、そんなに若く見えた?わたし、そろそろ四十路よ」
「え、ええぇぇぇ!!」
し、信じられない……てっきり二十代だと思っていた。
「びっくりだ……」
「やーだぁ、おだてても何にも出ないわよ?うふふふ。でもそうね、ちゅーくらいならしてあげてもいい気分だわ」
「え、遠慮します!」
「あら、つれない」
レベッカは機嫌良さそうにくすくす笑う。若く見られたのがそんなに嬉しかったのか?
しかし、子持ちの踊り子か……レベッカから見た俺は、自分の子どもくらいの歳だってことだな。それなのに、あれだけのパフォーマンスを……いや、それだけ長いあいだ磨き上げられたからこそなのかもしれない。ウィルはレベッカを見て、相当鍛えていると言っていたが、あながち間違いじゃなかったな。
そんな話をしていると、ぱん!と手を叩く音と共に、ノロの大きな声が聞こえてきた。
「さて、諸君!名残惜しいが、そろそろお開きのようだ。今宵は余の招きによく参じてくれた」
お。ふぅ、やっと終わるのか。これでようやく、ゆっくり休めるな……などと考えていた時だ。その次にノロの口から発せられた一言は、俺を絶望のどん底に叩き落とした。
「だが、安心してほしい。話し足りない諸君らの為に、明日も夜会を執り行うことにした!しかも、今宵よりさらに盛大にだ!」
「なあ、頼むよヘイズ。なんとかして、俺たちが出なくてもいいようにしてくれよ!」
「そいつは、まあどうやっても無理だな。女帝殿はわざわざ、お前を名指しで指定してきたんだぞ?そのお前の不参加なんて、絶対に認めてくれねえだろ」
「そうだけどさ……今夜のパーティーには参加したじゃないか。それでオッケーってことにならないのか?」
「ならねえな。まあぶっちゃけちまうと、さっきこっちにも伝令が来てな。くれぐれも、勇者殿にも参加いただきたいってさ。あの女帝、お前が相当お気に召したみたいだぜ?」
「最悪だ……」
俺は片手で顔を覆った。あの窮屈で肩がこるパーティーがようやく終わったと思ったら、明日もまたやるだと?それを聞いた俺は、レストハウスに戻るやいなや、ヘイズに詰め寄った。冗談じゃない、二度もあんな目ごめんだ、と思ったのだが……
「ちくしょう。先手を打たれてた」
部屋に戻ってくるなり、俺はボスンとベッドに腰を下ろした。ノロ女帝殿は、どうやっても俺を逃がしてくれないらしい。
「その様子では、やはり駄目だったのですか?」
エラゼムが落胆した様子で聞いてくる。彼は結局、パーティーの最初から最後まで貴族に捕まっていた。彼ももうこりごりなんだろう。
「ああ……やっぱり、出ないとマズいって」
「左様ですか……」
「あの、それと桜下さん。言いにくいんですけど……」
肩を落とす俺に、ウィルがおずおずと声を掛ける。
「実はさっき、臣下の方が来まして。明日の昼、月の神殿に来るように伝えてくれって。これって、あれですよね?光の聖女さんからの呼び出し……」
「あぁ~、そういやそれもあんのか……」
てことは明日は、日中は聖女と会って、夜はパーティーか。ハードスケジュールだぁ。
「……もうここまで来たら、腹を括るか。エドガーが回復するまでの辛抱だ。あいつが元気になったら、いつでもこんなとこ飛び出せるんだからな。それまで耐えきろう!」
「そうですね。うん、前向きでいいと思います!」
うむ。何事も、プラスに捉えたほうがいい。その方が楽だからな。俺とウィルは、こぶしを握って気合を入れた。
「……まあ私、なんにもしませんけどね。見えませんし」
「……まあ、確かにな」
う、羨ましい。今だけは、ウィルに代わってほしかった。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【短編】冤罪が判明した令嬢は
砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。
そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる