378 / 860
10章 死霊術師の覚悟
10-3
しおりを挟む
10-3
「コルト。ところで、この町の宿はどんな感じなんだ?」
宿まで向かう道すがら、俺はコルトにたずねた。これだけ寂れた町の宿だ、ベッドが虫食いだらけだったり、扉の鍵がぶっ壊れていたりしないか不安だったんだ。
「ああ、うん。まあ、ぶっちゃけちゃうとね。宿なんて、ここにはないんだよ。おととしだったかな、この町最後の宿屋の店主が死んじゃって」
「え?だって今、宿に向かってるんじゃ……」
「うん。だから、僕の家に向かってるんだよ。安心していいよ、じゅうぶん広いし、屋根も壁もちゃんとあるんだから」
「はぁ?おいおいおい……」
むしろ、安心できる要素が屋根と壁しかないことが、めちゃくちゃ不安なんだが。
「だって、ほんとに他にはないんだよ。この雪の中、野宿したいって言うなら止めはしないけど」
「ぐ……」
まあさすがに、かまくらよりはマシか……仕方がない、と俺がしぶしぶ了承した時だった。突然、エラゼムがバッと片手を上げた。わ、なんだ?俺がびっくりしていると、ぱかん!と、エラゼムの手甲になにかがぶつかった。
「雪玉……?」
「そのようです」
いったい、誰がこんなもの?俺は、雪玉が飛んできたと思われる方に目を向けた。が、そこにあるのは、ただただ静かな町角だけだ。降り続く雪以外に、動くものは見当たらない。
「……エラゼムは、見えたか?」
「いえ、吾輩も目を向けたときには、すでに姿はなく……」
ぬう。こんなもの勝手に飛んでくるわけないし、何かの嫌がらせだろうか。
「あーっと、あれかも。この町の人って、外の人に慣れてないから」
コルトが、取り繕うように手を振りながら言った。まあ、珍しい事じゃないな。直接突っかかってこない分、可愛いほうかもしれない。
「ほら、早く行こう?また絡まれたら大変だよ」
「そう、だな」
コルトはせかせかと歩き、俺たちはだんだん町から離れていく。建物がなくなると、一面真っ白な原野が広がるだけになった。その白い大地は、唐突に途切れ、真っ黒な水をたたえた海が姿を現す。いつの間にか、海のほうまでやってきていたんだ。湿った冷たい風が、遮るもののない原野をゴウゴウと吹き荒んでいる。時折、白い雪風が舞った。
「こっちだよ」
コルトは、海沿いの小さな丘へと進んでいった。
あ。よく見ると、丘と砂浜の境目のあたりに、一軒の石造りの小屋が建っている。雪のせいで、丘と屋根が地続きに見えるな。まるで地面に半分埋もれているようだ。
「あそこが僕の家。前は漁師が住んでたんだけど、その人は漁に行ったっきり戻ってこなかったんだ。あんまり目立たなくて、だれもそれに気づかないから、僕が借りてるってわけ」
「え……おい、それって大丈夫なのか?」
「へーきへーき。ちゃんと持ち主が帰ってきたら返すって」
そういう問題だろうか……?
小屋に近づいていくと、遠目で見るよりもかなり古い建物であることがわかった。石の壁には干からびた海藻がこびりつき、潮風に削られて角がほとんどなくなっている。コルトの言った通り、確かに壁と屋根はあるが……うーん、高波が来たら、床がびしょびしょになりそうだな。
「まあ、ちょっと古いけど、居心地はいい所だよ。さ、入って入って」
コルトが節穴だらけの木の戸を開いて、俺たちを招く。中に入ろうとすると、俺の前に、さっとフランの腕が差し出された。
「待って。その前に、聞きたいことがある」
え、フラン?フランは、コルトのことをまっすぐに見据えていた。
「僕?なにかな?」
「あなた、隠してることがあるでしょ。ごまかしても無駄だよ」
「えぇ?何かあったかなぁ。そりゃもちろん、今日あったばかりのあなたたちに、何でも教えてるわけはないだろうけど」
「だから、ごまかすなって言ったでしょ。分からないと思った?そっちの方が、心当たりがあるんじゃない?」
どういうことだ?フランは、コルトの何に引っかかっているのだろう。俺たちはまだ、コルトと出会って一時間も経っていないはずだが……今までの中に、何か兆しがあったのだろうか。
「……なんだろう。そこまで言うなら、ちょっと聞いてみたいけどね」
コルトは、フランの目を見つめ返して、不敵な微笑みを浮かべた。けどなんだか、さっきよりも余裕が無くなっている気がするのは、俺だけか……?
「じゃあ、言ってあげる。最初は、わたしたちに声を掛けてきた時」
えっ。そんな前から?
「あの時、わたしたちはお婆さんに声を掛けようとしてた。けど、あのお婆さんは“何か”に気付くと、慌てて家に引っ込んでしまった」
「へーえ。そうだったんだ」
「次に、あの屋敷に行った時。あの時、兵士がわたしたちに向かって、いろいろと叫んでた。『下賤の輩』『汚らわしいやつ』だとか」
「そうかい。相変わらず、口の悪い連中だね」
「けど、これっておかしい。わたしたちに向けた言葉なのだとしたら、汚らわしい“やつら”が正しいはずだ。だってわたしたちは、一人じゃなかったんだから」
「……そんなの、特に考えてなかったんじゃないのかな」
「まだある。さっき、雪玉が飛んできた時。わたし、あの玉の軌道を見ていたんだ。エラゼムが防いだけれど、もしも止めなかったら、あの玉は“わたしたちには”当たっていなかった」
「……」
ってことは、つまり……フランがあげた三つの出来事は、すべて“俺たち”が対象だと思っていた。けど、それは間違いだったことになる。
「あのお婆さんが、わたしたちの後ろに見ていた人。兵士が出てきた時、真っ先に逃げ出した人。あの雪玉が、本来なら当たっていたはずの人」
フランは、ガントレットのはまった手を、まっすぐに突きつけた。
「コルト。ぜんぶ、あなただ。嫌われていたのは、わたしたちじゃない。あなたなんだよ」
コルトは、まるでナイフでも突きつけられたかのように、びくりと肩を震わせた。思わず、俺はぽつりとこぼした。
「どうして、コルトが……」
「さあ。けど、村八分にされるくらいなんだから、相当のことをしでかしたんでしょ。強盗か、殺人か……」
「違うっ!!!」
コルトは、フランの声を遮るように、甲高い声で叫んだ。
「僕は……っ!僕は、何も悪い事なんか、していないっ!」
「なら、それを説明して。そんなことだけ言われたって、信用できるわけないでしょ」
フランは、あくまで冷徹だ。けど、確かにこれははっきりさせておかなければ。じゃないと、俺たちは犯罪者の家に泊まることになる。
「コルト……話してくれないか。俺、お前がそんなに悪いやつには見えないんだ。何か事情があるのか?」
俺が諭すと、フランはこっちを睨んで、また甘いことを……と、ぶつくさこぼした。けど、コルトは俺とほとんど歳が変わらないんだぜ?まだ子どもなのに、そんな悪いことをしているなんて……思いたくないじゃないか。
コルトはハァハァと息を荒げていたが、大きく深呼吸して息を整えると、ぼそぼそと語りだした。
「……僕は。僕は、何も悪くない。悪いのは、僕に流れる、この血なんだ」
「血……?」
「そうさ。町の人たちは、僕を呪われた子どもだと思っているんだよ。本当はそんなことないのに、除け者にして、ろくな仕事も与えてくれない。こんなに貧しいのに、それでも僕をいじめることだけは止めないんだ……ほんと、笑っちゃうよ」
「どういうことだ……?コルト、お前は一体……?」
「まだ分からないのかい?僕は、この国始まって以来の、大犯罪者の血を受け継いでいるんだよ。この国の住民なら、知らない人はいないだろう。あの、最凶最悪の男のことを……」
「……っ!お前、まさか……」
「……そう。僕の父は、勇者セカンド。僕は、セカンドミニオンなんだ」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
「コルト。ところで、この町の宿はどんな感じなんだ?」
宿まで向かう道すがら、俺はコルトにたずねた。これだけ寂れた町の宿だ、ベッドが虫食いだらけだったり、扉の鍵がぶっ壊れていたりしないか不安だったんだ。
「ああ、うん。まあ、ぶっちゃけちゃうとね。宿なんて、ここにはないんだよ。おととしだったかな、この町最後の宿屋の店主が死んじゃって」
「え?だって今、宿に向かってるんじゃ……」
「うん。だから、僕の家に向かってるんだよ。安心していいよ、じゅうぶん広いし、屋根も壁もちゃんとあるんだから」
「はぁ?おいおいおい……」
むしろ、安心できる要素が屋根と壁しかないことが、めちゃくちゃ不安なんだが。
「だって、ほんとに他にはないんだよ。この雪の中、野宿したいって言うなら止めはしないけど」
「ぐ……」
まあさすがに、かまくらよりはマシか……仕方がない、と俺がしぶしぶ了承した時だった。突然、エラゼムがバッと片手を上げた。わ、なんだ?俺がびっくりしていると、ぱかん!と、エラゼムの手甲になにかがぶつかった。
「雪玉……?」
「そのようです」
いったい、誰がこんなもの?俺は、雪玉が飛んできたと思われる方に目を向けた。が、そこにあるのは、ただただ静かな町角だけだ。降り続く雪以外に、動くものは見当たらない。
「……エラゼムは、見えたか?」
「いえ、吾輩も目を向けたときには、すでに姿はなく……」
ぬう。こんなもの勝手に飛んでくるわけないし、何かの嫌がらせだろうか。
「あーっと、あれかも。この町の人って、外の人に慣れてないから」
コルトが、取り繕うように手を振りながら言った。まあ、珍しい事じゃないな。直接突っかかってこない分、可愛いほうかもしれない。
「ほら、早く行こう?また絡まれたら大変だよ」
「そう、だな」
コルトはせかせかと歩き、俺たちはだんだん町から離れていく。建物がなくなると、一面真っ白な原野が広がるだけになった。その白い大地は、唐突に途切れ、真っ黒な水をたたえた海が姿を現す。いつの間にか、海のほうまでやってきていたんだ。湿った冷たい風が、遮るもののない原野をゴウゴウと吹き荒んでいる。時折、白い雪風が舞った。
「こっちだよ」
コルトは、海沿いの小さな丘へと進んでいった。
あ。よく見ると、丘と砂浜の境目のあたりに、一軒の石造りの小屋が建っている。雪のせいで、丘と屋根が地続きに見えるな。まるで地面に半分埋もれているようだ。
「あそこが僕の家。前は漁師が住んでたんだけど、その人は漁に行ったっきり戻ってこなかったんだ。あんまり目立たなくて、だれもそれに気づかないから、僕が借りてるってわけ」
「え……おい、それって大丈夫なのか?」
「へーきへーき。ちゃんと持ち主が帰ってきたら返すって」
そういう問題だろうか……?
小屋に近づいていくと、遠目で見るよりもかなり古い建物であることがわかった。石の壁には干からびた海藻がこびりつき、潮風に削られて角がほとんどなくなっている。コルトの言った通り、確かに壁と屋根はあるが……うーん、高波が来たら、床がびしょびしょになりそうだな。
「まあ、ちょっと古いけど、居心地はいい所だよ。さ、入って入って」
コルトが節穴だらけの木の戸を開いて、俺たちを招く。中に入ろうとすると、俺の前に、さっとフランの腕が差し出された。
「待って。その前に、聞きたいことがある」
え、フラン?フランは、コルトのことをまっすぐに見据えていた。
「僕?なにかな?」
「あなた、隠してることがあるでしょ。ごまかしても無駄だよ」
「えぇ?何かあったかなぁ。そりゃもちろん、今日あったばかりのあなたたちに、何でも教えてるわけはないだろうけど」
「だから、ごまかすなって言ったでしょ。分からないと思った?そっちの方が、心当たりがあるんじゃない?」
どういうことだ?フランは、コルトの何に引っかかっているのだろう。俺たちはまだ、コルトと出会って一時間も経っていないはずだが……今までの中に、何か兆しがあったのだろうか。
「……なんだろう。そこまで言うなら、ちょっと聞いてみたいけどね」
コルトは、フランの目を見つめ返して、不敵な微笑みを浮かべた。けどなんだか、さっきよりも余裕が無くなっている気がするのは、俺だけか……?
「じゃあ、言ってあげる。最初は、わたしたちに声を掛けてきた時」
えっ。そんな前から?
「あの時、わたしたちはお婆さんに声を掛けようとしてた。けど、あのお婆さんは“何か”に気付くと、慌てて家に引っ込んでしまった」
「へーえ。そうだったんだ」
「次に、あの屋敷に行った時。あの時、兵士がわたしたちに向かって、いろいろと叫んでた。『下賤の輩』『汚らわしいやつ』だとか」
「そうかい。相変わらず、口の悪い連中だね」
「けど、これっておかしい。わたしたちに向けた言葉なのだとしたら、汚らわしい“やつら”が正しいはずだ。だってわたしたちは、一人じゃなかったんだから」
「……そんなの、特に考えてなかったんじゃないのかな」
「まだある。さっき、雪玉が飛んできた時。わたし、あの玉の軌道を見ていたんだ。エラゼムが防いだけれど、もしも止めなかったら、あの玉は“わたしたちには”当たっていなかった」
「……」
ってことは、つまり……フランがあげた三つの出来事は、すべて“俺たち”が対象だと思っていた。けど、それは間違いだったことになる。
「あのお婆さんが、わたしたちの後ろに見ていた人。兵士が出てきた時、真っ先に逃げ出した人。あの雪玉が、本来なら当たっていたはずの人」
フランは、ガントレットのはまった手を、まっすぐに突きつけた。
「コルト。ぜんぶ、あなただ。嫌われていたのは、わたしたちじゃない。あなたなんだよ」
コルトは、まるでナイフでも突きつけられたかのように、びくりと肩を震わせた。思わず、俺はぽつりとこぼした。
「どうして、コルトが……」
「さあ。けど、村八分にされるくらいなんだから、相当のことをしでかしたんでしょ。強盗か、殺人か……」
「違うっ!!!」
コルトは、フランの声を遮るように、甲高い声で叫んだ。
「僕は……っ!僕は、何も悪い事なんか、していないっ!」
「なら、それを説明して。そんなことだけ言われたって、信用できるわけないでしょ」
フランは、あくまで冷徹だ。けど、確かにこれははっきりさせておかなければ。じゃないと、俺たちは犯罪者の家に泊まることになる。
「コルト……話してくれないか。俺、お前がそんなに悪いやつには見えないんだ。何か事情があるのか?」
俺が諭すと、フランはこっちを睨んで、また甘いことを……と、ぶつくさこぼした。けど、コルトは俺とほとんど歳が変わらないんだぜ?まだ子どもなのに、そんな悪いことをしているなんて……思いたくないじゃないか。
コルトはハァハァと息を荒げていたが、大きく深呼吸して息を整えると、ぼそぼそと語りだした。
「……僕は。僕は、何も悪くない。悪いのは、僕に流れる、この血なんだ」
「血……?」
「そうさ。町の人たちは、僕を呪われた子どもだと思っているんだよ。本当はそんなことないのに、除け者にして、ろくな仕事も与えてくれない。こんなに貧しいのに、それでも僕をいじめることだけは止めないんだ……ほんと、笑っちゃうよ」
「どういうことだ……?コルト、お前は一体……?」
「まだ分からないのかい?僕は、この国始まって以来の、大犯罪者の血を受け継いでいるんだよ。この国の住民なら、知らない人はいないだろう。あの、最凶最悪の男のことを……」
「……っ!お前、まさか……」
「……そう。僕の父は、勇者セカンド。僕は、セカンドミニオンなんだ」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【短編】冤罪が判明した令嬢は
砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。
そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる