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過去
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ーー小学生の頃、僕は東京に住んでいた。
そうして、当時の僕には、2人の大切な幼馴染がいたのだ。
1人は泉 凛子。
もう1人は岬――岬茉里。
2人とも、保育園の頃からずっと一緒にいた、大切な幼馴染兼親友だった。
何をするにも、いつも3人一緒にいた僕達。
僕達3人の家族は、互いの親同士も仲が良かったため、よくお互いの家に泊まりに行ったり、遊びに行ったりしていた。
お正月もクリスマスもバレンタインも――殆どの行事や時間を3人一緒に過ごしていたと思う。
まるで、家族の様なーーいや、家族以上に強い絆で結ばれた友達なのだ、と当時の僕は感じていた。
だから、僕にとっては凛子や茉里が隣にいるのが自然だったし、それがずっと続くものなのだ、と勝手に思い込んでいたのだ。
一切、疑うことなく。
そうして、当時の僕には、2人の大切な幼馴染がいたのだ。
1人は泉 凛子。
もう1人は岬――岬茉里。
2人とも、保育園の頃からずっと一緒にいた、大切な幼馴染兼親友だった。
何をするにも、いつも3人一緒にいた僕達。
僕達3人の家族は、互いの親同士も仲が良かったため、よくお互いの家に泊まりに行ったり、遊びに行ったりしていた。
お正月もクリスマスもバレンタインも――殆どの行事や時間を3人一緒に過ごしていたと思う。
まるで、家族の様なーーいや、家族以上に強い絆で結ばれた友達なのだ、と当時の僕は感じていた。
だから、僕にとっては凛子や茉里が隣にいるのが自然だったし、それがずっと続くものなのだ、と勝手に思い込んでいたのだ。
一切、疑うことなく。
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