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決着の刻②

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 アンドロマリウスの近くまで迫る無数のガラス片や巨大な地球儀。

 アンドロマリウスは葉巻をくわえたまま、目を閉じた。

 しかし、次の瞬間――!

 「させるかぁぁぁぁぁ!!!」

 アンドロマリウスに飛び付いてくる剛と陸人。

 彼らに気付いたグラシャラボラスが3人をくわえ、離れた場所へと寸でのところで避難させる。

 一方、アンドロマリウスは理解出来ないものを見る目で剛と陸人を見つめていた。

 「お前達……何故、私を助けた?私は、お前達を殺そうとしたんだぞ……?」

 と、アンドロマリウスの言葉に剛が首を傾げる。

 「何でって……死んで欲しくなかったからさ!」

 剛の言葉に、驚いたような表情を浮かべるアンドロマリウス。

 彼に、剛はあっけらかんとした表情でこう告げた。

 「確かに、殺されそうにはなったけど。けど、おじさんのことがなきゃ……きっと、誰も口裂け女を助けられなかったと思う。そういう意味ではさ?おじさんが望んだ方法じゃないかもしれないけど……復讐は成功してるなって思って」
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