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口裂け女②
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(よし!口裂け女に勝った!これで後は、父さん達を目覚めさせる方法を聞くだけだ!)
歓喜の余り、飛び上がって喜びそうになる切夜。
しかし――!
「そこの娘は顔を「盗まれ」、人生も「盗まれた」憐れな被害者であろう?その被害者がこのような仕打ちに遭うとは……見捨てられぬ。断じて見捨てられぬよ」
不意に何処からか――低い男性の声が響き渡る。
かなり低い声は、切夜達等無視し、優しく甘く口裂け女に語りかけた。
「なぁ?娘――いや、「怪人口裂け女」よ。私はお前に同情する。故に、力を貸してやろう。お前……復讐を果たしたくはないか?私が悪人共に罰を下す手助けをしてやろう」
その声や内容に聞き覚えがあったのか――シーレ王子とマルバスの顔がみるみる険しくなっていく。
シーレ王子は声のする方を睨み付けながら、あらん限りの声で呼び掛けた。
「相変わらずの偽善者っぷりだな?!アンドロマリウス!!今度はこいつを食い物にするつもりか?!」
すると、まるでシーレ王子の声に反応するかのように――地面が光り輝き始める。
それに気付くや、舌打ちをし、その場から飛び退くシーレ王子。
その瞬間、地面から青白く輝く無数の蛇が現れ、口裂け女の姿を飲み込んでいく。
歓喜の余り、飛び上がって喜びそうになる切夜。
しかし――!
「そこの娘は顔を「盗まれ」、人生も「盗まれた」憐れな被害者であろう?その被害者がこのような仕打ちに遭うとは……見捨てられぬ。断じて見捨てられぬよ」
不意に何処からか――低い男性の声が響き渡る。
かなり低い声は、切夜達等無視し、優しく甘く口裂け女に語りかけた。
「なぁ?娘――いや、「怪人口裂け女」よ。私はお前に同情する。故に、力を貸してやろう。お前……復讐を果たしたくはないか?私が悪人共に罰を下す手助けをしてやろう」
その声や内容に聞き覚えがあったのか――シーレ王子とマルバスの顔がみるみる険しくなっていく。
シーレ王子は声のする方を睨み付けながら、あらん限りの声で呼び掛けた。
「相変わらずの偽善者っぷりだな?!アンドロマリウス!!今度はこいつを食い物にするつもりか?!」
すると、まるでシーレ王子の声に反応するかのように――地面が光り輝き始める。
それに気付くや、舌打ちをし、その場から飛び退くシーレ王子。
その瞬間、地面から青白く輝く無数の蛇が現れ、口裂け女の姿を飲み込んでいく。
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