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今日も現れたわ。
しかも怒ってるよね?
すごい形相なんだけど!可愛い顔が台無しよ?
横にいるユリアもイザベラも引いてるわよ?
「ごきげんようアリシア様」
「ごきげんようナタリー様 どうかされましたか?」
「朝のアレはなんですの?はしたない」
アレとは?ユリアとイザベラと一緒に首を傾げる。
「男を何人も侍らせていたでしょ!」
「兄と幼馴染みの2人ですが?ナタリー様もご存知でしょう?」
ユリアも「それの何がいけないのですか」
イザベラも「ナタリー様に関係ありますの?」
「アズール様と手を繋いで歩くなんて!」
だから何なの?
「いつもの事ですわよ?」
「そうよ。アズール様とシアは仲の良い幼馴染みよ?2人が一緒に参加したお茶会でもそうでしたでしょ?」
「2人にとっては当たり前なのよ?ナタリー様が口を出す必要がどこにあるの?」
ユリアとイザベラにも突っ込まれたのが悔しかったのか「もういいわ!」と走って去って行った。
何だったの??
カイトと上手くいってないの?
放課後兄と一緒にジーク兄様も迎えに来てくれたの。
2人の超絶美形が揃うといつもの黄色い声も2倍だわ。
手を繋いでいつものようにゆっくり歩いてると「もう少し早く歩けよ、見世物になっているじゃないか」と兄が言うと「わざと見せつけてるんだよ」とわたくしを見て微笑む。
ギャーっ!見慣れてるのに気持ちに気づいた途端、目を合わせるのも恥ずかしい。
(22歳の経験値どこいったの?)
わたくしの反応を見て嬉しそうにするジーク兄様は意地悪だわ!
公爵家の庭園をジーク兄様とゆっくり手を繋いで歩く。
もう、気持ちを伝えよう!
ハッキリ伝えてスッキリしよう!
女は度胸って言うじゃない!
立ち止まって向かい合う
「あのね、気づいたのジーク兄様が好きだって。好きになる理由なら沢山あるけど、嫌いになる理由は1つもないの」
グッと抱きしめられた。
ああ!わたくしはずっとジーク兄様の温もりが欲しかったのね。
家族とは全然違う。
「もうアリーは僕だけのものだよ?」耳元で囁かれる。
素直に「はい」と頷く。
「ジーク兄様もわたくしだけですよ?わたくしは独占欲が強いみたいです。誰にも渡したくありません。」素直な言葉がポンポン出てくる。
顔を上げて見たジーク兄様の顔はいつもの冷静な顔ではなく真っ赤になっていた。
「アリー!反則だ!それは僕の方だよ」とギュウギュウ痛いぐらいに抱きしめられた。
お互い真っ赤な顔のまま手を繋いで邸にもどった。
迎えてくれた使用人たちが「やっとですね!ジークハルト様おめでとうございます」と、
笑顔で長かったですね~なんて話してる。
兄は両親の了承が出るまでは2人のことは外には黙っておくようにと、「おめでとう」の言葉をくれた。
信用できるユリアとイザベラに報告することはあっさりと許してもらえた。
しかも怒ってるよね?
すごい形相なんだけど!可愛い顔が台無しよ?
横にいるユリアもイザベラも引いてるわよ?
「ごきげんようアリシア様」
「ごきげんようナタリー様 どうかされましたか?」
「朝のアレはなんですの?はしたない」
アレとは?ユリアとイザベラと一緒に首を傾げる。
「男を何人も侍らせていたでしょ!」
「兄と幼馴染みの2人ですが?ナタリー様もご存知でしょう?」
ユリアも「それの何がいけないのですか」
イザベラも「ナタリー様に関係ありますの?」
「アズール様と手を繋いで歩くなんて!」
だから何なの?
「いつもの事ですわよ?」
「そうよ。アズール様とシアは仲の良い幼馴染みよ?2人が一緒に参加したお茶会でもそうでしたでしょ?」
「2人にとっては当たり前なのよ?ナタリー様が口を出す必要がどこにあるの?」
ユリアとイザベラにも突っ込まれたのが悔しかったのか「もういいわ!」と走って去って行った。
何だったの??
カイトと上手くいってないの?
放課後兄と一緒にジーク兄様も迎えに来てくれたの。
2人の超絶美形が揃うといつもの黄色い声も2倍だわ。
手を繋いでいつものようにゆっくり歩いてると「もう少し早く歩けよ、見世物になっているじゃないか」と兄が言うと「わざと見せつけてるんだよ」とわたくしを見て微笑む。
ギャーっ!見慣れてるのに気持ちに気づいた途端、目を合わせるのも恥ずかしい。
(22歳の経験値どこいったの?)
わたくしの反応を見て嬉しそうにするジーク兄様は意地悪だわ!
公爵家の庭園をジーク兄様とゆっくり手を繋いで歩く。
もう、気持ちを伝えよう!
ハッキリ伝えてスッキリしよう!
女は度胸って言うじゃない!
立ち止まって向かい合う
「あのね、気づいたのジーク兄様が好きだって。好きになる理由なら沢山あるけど、嫌いになる理由は1つもないの」
グッと抱きしめられた。
ああ!わたくしはずっとジーク兄様の温もりが欲しかったのね。
家族とは全然違う。
「もうアリーは僕だけのものだよ?」耳元で囁かれる。
素直に「はい」と頷く。
「ジーク兄様もわたくしだけですよ?わたくしは独占欲が強いみたいです。誰にも渡したくありません。」素直な言葉がポンポン出てくる。
顔を上げて見たジーク兄様の顔はいつもの冷静な顔ではなく真っ赤になっていた。
「アリー!反則だ!それは僕の方だよ」とギュウギュウ痛いぐらいに抱きしめられた。
お互い真っ赤な顔のまま手を繋いで邸にもどった。
迎えてくれた使用人たちが「やっとですね!ジークハルト様おめでとうございます」と、
笑顔で長かったですね~なんて話してる。
兄は両親の了承が出るまでは2人のことは外には黙っておくようにと、「おめでとう」の言葉をくれた。
信用できるユリアとイザベラに報告することはあっさりと許してもらえた。
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