49 / 122
ウインティア王国編
49
しおりを挟む
~アラン視点~
一年ぶりに王宮のお茶会に参加することを、ゾルティー殿下に連絡すると『マイ』の報告があるので開始時間よりも早く来て欲しいと連絡がきた。
『マイ』のことや、ガルザーク殿の話が終わった頃ルフラン殿下が現れた。
久しぶりに見たルフラン殿下に驚いてしまった。
去年のお茶会の時よりも表情がない。それなのに目だけが鋭くて近寄り難くなっている。
アトラニア王国に留学していた時と比べると別人だった。
それでもエリーの話をすると、一瞬だが目が潤んだように見えた。
エリーの近況を聞くと退室して行ったが、まだルフラン殿下の中にはエリーがいるのだと分かった。
それはエリーも同じだ。
僕たちの前では元気そうに見せているが、生まれた時からずっと一緒にいる僕には分かってしまうんだよ。
エリーが周りのみんなに心配かけないよう無理して笑っていることを・・・
それでも『ラン』が来てから元のエリーに戻りつつある。
今回の帰省は『ラン』の世話をするためエリーは伯父上の所に留守番することを選んだ。
『ラン』もエリーから離れないが、エリーも『ラン』から離れようとしない。
いつも『ラン』の瞳を見つめながら話しかけている。
まるでルフラン殿下に話すように・・・
そんなエリーを僕たちは見守ることしか出来ない。
お茶会会場に入るなり、黒髪黒目の『マイ』が駆け寄ってきた。
目が普通じゃない。
気持ち悪い。
僕の目の前でワザと躓いたのか、本当に躓いたのか分からないが、本能が拒否したのか体が勝手に彼女を避けてしまった。
当然受け止められると思っていたのだろう。避けられたことが心底不思議そうに、上目遣いで見上げてきたが、嫌悪感の方が先にきて婚約者がいる、君には触られたくないっと、拒絶したが信じていないようだった。
ルフラン殿下やゾルティー殿下といても、嫌な視線を感じる。
あんな女性に夢中になっている男の気持ちが分からない。
僕たちをセルティ公爵令嬢とその取り巻き達が囲んだ。
ゾルティー殿下が言っていたな。
ルフラン殿下の婚約者候補に上がりそうだと噂に上がる令嬢の派閥が出来ていると。
学園内限定の噂で、それで派閥が出来るなんて令嬢たちは余程暇なんだね。
噂ではセルティ公爵令嬢は優秀だと聞いていたが、そうでもなさそうだな。
取り巻きを引き連れて、ルフラン殿下の隣りでまるで婚約者気取りだ。
そのルフラン殿下はセルティ公爵令嬢に何を話しかけられても反応していない。
ルフラン殿下の隣りで我が物顔で微笑んでいるけれど目が笑っていないよ。
もっと上手く演じるぐらいしないと王妃にはなれないよ。
彼女の取り巻きの令嬢がルフラン殿下に話し掛けると、睨んでいるが君にそんな権利ないからね?
僕から見ればセルティ公爵令嬢も他の令嬢とそう変わらないな。
野心が隠せていないよ。
公爵令嬢の身分と権力だけで、婚約者になれると思っていそうだ。
プライドも高そうだし、僕なら選ばないね。
エリーが学園に通っていなくてよかったよ。
ルフラン殿下のエリーに対する思いをセルティ公爵令嬢が知ったら頭が働く分、何をしてくるか分からなかったもんな。
それにしても、僕にまで色目を使う令嬢は何を考えているんだ?
婚約者がいると伝えたはずなんだけどね。
どこに行っても令嬢の使う手は同じだな。
レイとエリーが言っていたな、さり気なくボディータッチしてくる令嬢は僕を狙っているから気をつけるようにって、本当みたいだね。
さすがにルフラン殿下のように手を叩き落とすことは出来ないけど、僕も拒絶を表すと賢い令嬢なら触れてはこなくなる。
それで分からない令嬢はレイが嫁いできても付き合う必要はないと切り捨てる。
ガルザーク殿がルフラン殿下の側で令嬢たちを阻止している。
確かに変わったな。
イエガー公爵家で見た時は、服も着崩して軽薄そうなイメージだったが、今は令嬢に囲まれて誘われても丁寧に断っている。
『マイ』とのことを知らなかったら僕も好感が持てたのにな。
でも、彼が変わろうと努力していることは見ていても分かるよ。
あ~早く帰りたい。
レイに癒されたい。
清楚で可憐なレイに抱きしめてもらいたい。
僕の帰りをレイが僕の家で待っているかと思うと顔がニヤける。
まあ、お祖母様がレイを離さないから退屈はしていないだろうけどね。
お祖母様が僕とレイが結婚してからの部屋を作ろうと大改造計画を立てていたことに、レイが驚いて止めていたが、ああなったお祖母様を止めることは誰にも出来ないと分かると、諦めて壁紙や浴室の希望を伝えていた。
早く帰って僕の希望も伝えないとね。
レイと一緒に入れる大きな浴槽を作る。
これだけは妥協しない。
帰る間際ルフラン殿下に声をかけられた。
一週間後に王宮まで来るようにと。
約束の日に訪ねるとルフラン殿下の執務室に通された。
僕と2人だからか、アトラニア王国の時と同じ口調なのに安心した。
僕の惚気に呆れていたようだが、エリーが一緒に帰ってきていないことを知ると、途端に残念そうな顔に変わった。
前回会った時よりもわずかだか表情が動くようになったな。
アトラニア王国ではメガネで顔の半分を隠していたけれど、見せていたんだよ。
少しだけ口の端を上げて笑うところを・・・
あの頃エリーだけでなく僕にも気を許してくれていたんだね。
帰りに不安そうな顔でエリーへのプレゼントと『ラン』へのプレゼントを渡された。
『使ってくれたら嬉しい』と伝えてくれと・・・
エリーが喜ぶ姿が目に浮かぶ。
想い合う2人の縮まることの無い距離に胸が締め付けられる・・・
一年ぶりに王宮のお茶会に参加することを、ゾルティー殿下に連絡すると『マイ』の報告があるので開始時間よりも早く来て欲しいと連絡がきた。
『マイ』のことや、ガルザーク殿の話が終わった頃ルフラン殿下が現れた。
久しぶりに見たルフラン殿下に驚いてしまった。
去年のお茶会の時よりも表情がない。それなのに目だけが鋭くて近寄り難くなっている。
アトラニア王国に留学していた時と比べると別人だった。
それでもエリーの話をすると、一瞬だが目が潤んだように見えた。
エリーの近況を聞くと退室して行ったが、まだルフラン殿下の中にはエリーがいるのだと分かった。
それはエリーも同じだ。
僕たちの前では元気そうに見せているが、生まれた時からずっと一緒にいる僕には分かってしまうんだよ。
エリーが周りのみんなに心配かけないよう無理して笑っていることを・・・
それでも『ラン』が来てから元のエリーに戻りつつある。
今回の帰省は『ラン』の世話をするためエリーは伯父上の所に留守番することを選んだ。
『ラン』もエリーから離れないが、エリーも『ラン』から離れようとしない。
いつも『ラン』の瞳を見つめながら話しかけている。
まるでルフラン殿下に話すように・・・
そんなエリーを僕たちは見守ることしか出来ない。
お茶会会場に入るなり、黒髪黒目の『マイ』が駆け寄ってきた。
目が普通じゃない。
気持ち悪い。
僕の目の前でワザと躓いたのか、本当に躓いたのか分からないが、本能が拒否したのか体が勝手に彼女を避けてしまった。
当然受け止められると思っていたのだろう。避けられたことが心底不思議そうに、上目遣いで見上げてきたが、嫌悪感の方が先にきて婚約者がいる、君には触られたくないっと、拒絶したが信じていないようだった。
ルフラン殿下やゾルティー殿下といても、嫌な視線を感じる。
あんな女性に夢中になっている男の気持ちが分からない。
僕たちをセルティ公爵令嬢とその取り巻き達が囲んだ。
ゾルティー殿下が言っていたな。
ルフラン殿下の婚約者候補に上がりそうだと噂に上がる令嬢の派閥が出来ていると。
学園内限定の噂で、それで派閥が出来るなんて令嬢たちは余程暇なんだね。
噂ではセルティ公爵令嬢は優秀だと聞いていたが、そうでもなさそうだな。
取り巻きを引き連れて、ルフラン殿下の隣りでまるで婚約者気取りだ。
そのルフラン殿下はセルティ公爵令嬢に何を話しかけられても反応していない。
ルフラン殿下の隣りで我が物顔で微笑んでいるけれど目が笑っていないよ。
もっと上手く演じるぐらいしないと王妃にはなれないよ。
彼女の取り巻きの令嬢がルフラン殿下に話し掛けると、睨んでいるが君にそんな権利ないからね?
僕から見ればセルティ公爵令嬢も他の令嬢とそう変わらないな。
野心が隠せていないよ。
公爵令嬢の身分と権力だけで、婚約者になれると思っていそうだ。
プライドも高そうだし、僕なら選ばないね。
エリーが学園に通っていなくてよかったよ。
ルフラン殿下のエリーに対する思いをセルティ公爵令嬢が知ったら頭が働く分、何をしてくるか分からなかったもんな。
それにしても、僕にまで色目を使う令嬢は何を考えているんだ?
婚約者がいると伝えたはずなんだけどね。
どこに行っても令嬢の使う手は同じだな。
レイとエリーが言っていたな、さり気なくボディータッチしてくる令嬢は僕を狙っているから気をつけるようにって、本当みたいだね。
さすがにルフラン殿下のように手を叩き落とすことは出来ないけど、僕も拒絶を表すと賢い令嬢なら触れてはこなくなる。
それで分からない令嬢はレイが嫁いできても付き合う必要はないと切り捨てる。
ガルザーク殿がルフラン殿下の側で令嬢たちを阻止している。
確かに変わったな。
イエガー公爵家で見た時は、服も着崩して軽薄そうなイメージだったが、今は令嬢に囲まれて誘われても丁寧に断っている。
『マイ』とのことを知らなかったら僕も好感が持てたのにな。
でも、彼が変わろうと努力していることは見ていても分かるよ。
あ~早く帰りたい。
レイに癒されたい。
清楚で可憐なレイに抱きしめてもらいたい。
僕の帰りをレイが僕の家で待っているかと思うと顔がニヤける。
まあ、お祖母様がレイを離さないから退屈はしていないだろうけどね。
お祖母様が僕とレイが結婚してからの部屋を作ろうと大改造計画を立てていたことに、レイが驚いて止めていたが、ああなったお祖母様を止めることは誰にも出来ないと分かると、諦めて壁紙や浴室の希望を伝えていた。
早く帰って僕の希望も伝えないとね。
レイと一緒に入れる大きな浴槽を作る。
これだけは妥協しない。
帰る間際ルフラン殿下に声をかけられた。
一週間後に王宮まで来るようにと。
約束の日に訪ねるとルフラン殿下の執務室に通された。
僕と2人だからか、アトラニア王国の時と同じ口調なのに安心した。
僕の惚気に呆れていたようだが、エリーが一緒に帰ってきていないことを知ると、途端に残念そうな顔に変わった。
前回会った時よりもわずかだか表情が動くようになったな。
アトラニア王国ではメガネで顔の半分を隠していたけれど、見せていたんだよ。
少しだけ口の端を上げて笑うところを・・・
あの頃エリーだけでなく僕にも気を許してくれていたんだね。
帰りに不安そうな顔でエリーへのプレゼントと『ラン』へのプレゼントを渡された。
『使ってくれたら嬉しい』と伝えてくれと・・・
エリーが喜ぶ姿が目に浮かぶ。
想い合う2人の縮まることの無い距離に胸が締め付けられる・・・
171
お気に入りに追加
4,548
あなたにおすすめの小説
【完結】「冤罪で処刑された公爵令嬢はタイムリープする〜二度目の人生は殺(や)られる前に殺(や)ってやりますわ!」
まほりろ
恋愛
【完結しました】
アリシア・フォスターは第一王子の婚約者だった。
だが卒業パーティで第一王子とその仲間たちに冤罪をかけられ、弁解することも許されず、その場で斬り殺されてしまう。
気がつけば、アリシアは十歳の誕生日までタイムリープしていた。
「二度目の人生は|殺《や》られる前に|殺《や》ってやりますわ!」
アリシアはやり直す前の人生で、自分を殺した者たちへの復讐を誓う。
敵は第一王子のスタン、男爵令嬢のゲレ、義弟(いとこ)のルーウィー、騎士団長の息子のジェイ、宰相の息子のカスパーの五人。
アリシアは父親と信頼のおけるメイドを仲間につけ、一人づつ確実に報復していく。
前回の人生では出会うことのなかった隣国の第三皇子に好意を持たれ……。
☆
※ざまぁ有り(死ネタ有り)
※虫を潰すように、さくさく敵を抹殺していきます。
※ヒロインのパパは味方です。
※他サイトにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
※本編1〜14話。タイムリープしたヒロインが、タイムリープする前の人生で自分を殺した相手を、ぷちぷちと潰していく話です。
※番外編15〜26話。タイムリープする前の時間軸で、娘を殺された公爵が、娘を殺した相手を捻り潰していく話です。
2022年3月8日HOTランキング7位! ありがとうございます!
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
私は幼い頃に死んだと思われていた侯爵令嬢でした
さこの
恋愛
幼い頃に誘拐されたマリアベル。保護してくれた男の人をお母さんと呼び、父でもあり兄でもあり家族として暮らしていた。
誘拐される以前の記憶は全くないが、ネックレスにマリアベルと名前が記されていた。
数年後にマリアベルの元に侯爵家の遣いがやってきて、自分は貴族の娘だと知る事になる。
お母さんと呼ぶ男の人と離れるのは嫌だが家に戻り家族と会う事になった。
片田舎で暮らしていたマリアベルは貴族の子女として学ぶ事になるが、不思議と読み書きは出来るし食事のマナーも悪くない。
お母さんと呼ばれていた男は何者だったのだろうか……? マリアベルは貴族社会に馴染めるのか……
っと言った感じのストーリーです。
完)嫁いだつもりでしたがメイドに間違われています
オリハルコン陸
恋愛
嫁いだはずなのに、格好のせいか本気でメイドと勘違いされた貧乏令嬢。そのままうっかりメイドとして馴染んで、その生活を楽しみ始めてしまいます。
◇◇◇◇◇◇◇
「オマケのようでオマケじゃない〜」では、本編の小話や後日談というかたちでまだ語られてない部分を補完しています。
14回恋愛大賞奨励賞受賞しました!
これも読んでくださったり投票してくださった皆様のおかげです。
ありがとうございました!
ざっくりと見直し終わりました。完璧じゃないけど、とりあえずこれで。
この後本格的に手直し予定。(多分時間がかかります)
あなたの事は記憶に御座いません
cyaru
恋愛
この婚約に意味ってあるんだろうか。
ロペ公爵家のグラシアナはいつも考えていた。
婚約者の王太子クリスティアンは幼馴染のオルタ侯爵家の令嬢イメルダを側に侍らせどちらが婚約者なのかよく判らない状況。
そんなある日、グラシアナはイメルダのちょっとした悪戯で負傷してしまう。
グラシアナは「このチャンス!貰った!」と・・・記憶喪失を装い逃げ切りを図る事にした。
のだが…王太子クリスティアンの様子がおかしい。
目覚め、記憶がないグラシアナに「こうなったのも全て私の責任だ。君の生涯、どんな時も私が隣で君を支え、いかなる声にも盾になると誓う」なんて言い出す。
そりゃ、元をただせば貴方がちゃんとしないからですけどね??
記憶喪失を貫き、距離を取って逃げ切りを図ろうとするのだが何故かクリスティアンが今までに見せた事のない態度で纏わりついてくるのだった・・・。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★ニャンの日present♡ 5月18日投稿開始、完結は5月22日22時22分
★今回久しぶりの5日間という長丁場の為、ご理解お願いします(なんの?)
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
公爵令嬢ディアセーラの旦那様
cyaru
恋愛
パッと見は冴えないブロスカキ公爵家の令嬢ディアセーラ。
そんなディアセーラの事が本当は病むほどに好きな王太子のベネディクトだが、ディアセーラの気をひきたいがために執務を丸投げし「今月の恋人」と呼ばれる令嬢を月替わりで隣に侍らせる。
色事と怠慢の度が過ぎるベネディクトとディアセーラが言い争うのは日常茶飯事だった。
出来の悪い王太子に王宮で働く者達も辟易していたある日、ベネディクトはディアセーラを突き飛ばし婚約破棄を告げてしまった。
「しかと承りました」と応えたディアセーラ。
婚約破棄を告げる場面で突き飛ばされたディアセーラを受け止める形で一緒に転がってしまったペルセス。偶然居合わせ、とばっちりで巻き込まれただけのリーフ子爵家のペルセスだが婚約破棄の上、下賜するとも取れる発言をこれ幸いとブロスカキ公爵からディアセーラとの婚姻を打診されてしまう。
中央ではなく自然豊かな地方で開拓から始めたい夢を持っていたディアセーラ。当初は困惑するがペルセスもそれまで「氷の令嬢」と呼ばれ次期王妃と言われていたディアセーラの知らなかった一面に段々と惹かれていく。
一方ベネディクトは本当に登城しなくなったディアセーラに会うため公爵家に行くが門前払いされ、手紙すら受け取って貰えなくなった。焦り始めたベネディクトはペルセスを罪人として投獄してしまうが…。
シリアスっぽく見える気がしますが、コメディに近いです。
痛い記述があるのでR指定しました。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
【完結】高嶺の花がいなくなった日。
紺
恋愛
侯爵令嬢ルノア=ダリッジは誰もが認める高嶺の花。
清く、正しく、美しくーーそんな彼女がある日忽然と姿を消した。
婚約者である王太子、友人の子爵令嬢、教師や使用人たちは彼女の失踪を機に大きく人生が変わることとなった。
※ざまぁ展開多め、後半に恋愛要素あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる