地球温暖化回避

猫好き作家

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俺は思っていた。地球が温暖化しているしている巷では噂になっているが、本当に温暖化しているのだろうか?いやしていないはずだ。むしろ寒冷化しているのではないだろうか。
友達のジェニファーに聞いてみた。

「今って温暖化しているの?寒冷化しているの?」

「そんなこと私に言われても困っちゃう」

ジェニファーはもじもじしている。たしかに、ジェニファーは気象予報士でもないのだから、温暖化しているかどうかなんてわかるはずもない。

「そうだよね。ごめん」

「いいわよ。う~ん、確かにそうね。温暖化というより寒冷化しているかもしれないわ」

「そうだよね!どうしたらいいんだろう」

「う~ん。困っちゃうわね」

「スポーツで体を温めるというのはどうだろう?」

スポーツをみんなでやれば、地球が暖かくなって、寒冷化もとまるかもしれない。

「あらあら。あなたにしてはナイスアイデアじゃない」

「さすがはナイスアイデアといわれると嬉しかったな」

「さすがにナイスアイデア!」

「さすがにだとイントネーションが違うね」

「あら、そうね」

「じゃあ、俺は世界にニュースを流す。みんなで運動するように」

「わかったわ。私は家で寝てるから」

「ジェニファー、君もスポーツをやってよ」

「めんどいからパス」

ガ~~~ン。
俺はようつべでニュースを流した。みんなに運動するように言ったのである。
その反応は。
一人でやってろ。
寒い日は家にいるに限る。
寝る時間だからパス。
誰も聞いてくれない。

「うえ~~~ん」

俺はジェニファーに泣きついた。

「なによ~」

「誰もいうことを聞いてくれない。このままだと地球は氷河期まっしぐら」

「大丈夫よ。みんな家にいるんでしょ」

「うん。そうだけど」

「なら本を読んでいるはずね?」

「まあ、そうかもしれないね。テレビ見てるかもしれないけど」

「なら大丈夫。知恵熱ってしってる?」

「!」

「頭を使うと暖かくなるのよ」

「なるほど~」

「だから地球は温かくなるわ」

「もしかして、丸く収まったってことかな」

「そういうことになるわね」

「やったー!」

ちゃんちゃん。
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