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小話
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しおりを挟む「あなたのことよ!」
あなたのことを考えながら目が覚めた――だなんて、とんだ甘い台詞もいいところだ。しかし、ジュリアがルイスに向ける眼差しは到底そんな甘さは含んでいない。
そろそろいい加減にしないとぶちのめすわよ! と言わんばかりの殺気を込めて睨み付けるが、頭の螺子も理性の蓋も吹き飛んでいる男の前ではその冷たい視線もただのご褒美だ。
「えーそんなのすっげえ嬉しい!」
「ゃあッ!」
グチュン、と派手な水音が上がる。それと同時にジュリアは最奥を突かれ大きく背中を仰け反らせた。
突き出された両胸、ツンと尖った頂は即座にルイスの腔内に吸い込まれた。唇で吸い、舌で舐められ、柔く歯を立てられる。もう片方の胸は親指と中指で挟み込まれ、先端を人差し指でカリカリと弄られると、その快楽にジュリアの胎の奥がきゅううう、とルイスの欲を締め付けた。
「は……ッ……ジュリア、ほんと乳首弄られるの好きだよね……ずっとナカが締め付けてきておれヤバイんだけど」
「んんッ……ぃ、やぁ……、もう、あ……あああッ……!」
「ねえジュリア……中身がなんであれ、ジュリアの思考がおれで埋まってた、ってだけでおれは嬉しいし……それだけでイキそう」
「さっさ、と……イキなさい、よ……!」
「それは嫌かなー。もっと、おれで気持ちよくなって、そしておれに堕ちてきて」
またしても外道の発言にジュリアはなんとか抵抗を試みる。しかし快楽に支配された身体では到底身動きが取れない。そんなジュリアの身体を軽く横に向け、重なった方の脚を掴むとそれを自らの肩に引っかけてルイスは腰を押し進める。
奥の奥、を突かれてジュリアは一際大きな嬌声を上げた。そのままトントンとリズミカルに最奥を突かれ続け、一番敏感な花芯を親指の腹で何度も弄られる。
最早ジュリアに快楽以外感じる余裕は無く、完全に意識を飛ばすまでひたすら身体を貪られた。
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