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「おいあれ……すごいな」
同僚の声に全員が窓の外を見て、一瞬で釘付けになる。
もう随分と傾いた夕陽に照らされて、巨大なビル群が見え始めていた。
「香港は平地が少ないからな、建物は海沿いで、しかも高層になる。多いのは三十から五十階建てだ」
「五十階建て……ひえ~折れそう」
スラリとした外観を不安そうな面持ちで見つめるメンバーに、有賀はクスリと笑う。
「日本人から見たら、そうだろうな。香港は地震がまったく無いからあれで大丈夫だ」
「うわ、あの海の上に建っているみたいなマンション、綺麗だな」
車が右カーブに差しかかったところで目の前に現れた超高層マンションに、裕也は目を奪われる。
夕陽に照らされて鏡面仕様の外観と回りの海面がキラキラと輝き、幻想的だった。
「中からの眺めも最高だぞ」
「……え?」
小さく笑みを浮かべる有賀を、裕也はマジマジと見つめてしまった。
「………まさか、部長のお住まいはあそこ……とか言いますか?」
「まだ家具が揃ってないから、マトモには住んでないがな」
「うそ……あれって新築ですよね?こんなウォーターフロントに建てたヤツ、家賃いくらなんですか?」
「家賃じゃない、分譲だ。確か六千万くらいだと思ったが……友人に任せておいたから、まだ正確には聞いてないな」
サラリと言う有賀に、裕也は藤堂とふたりでピキンと固まる。
「……部長ってどこかの御曹司ですか?もしくは資産家の息子とか?」
藤堂は半ばヤケクソになって聞いていた。
「そんな訳あるか。ネットでやっている株でちょっと儲けたから買っただけだ」
「ちょっとって……またまたぁ、一億くらい稼いだんじゃないですか?」
「……それくらいだな」
「如月ぃ、もうやだこのスーパーマン」
とうとう根を上げた藤堂は、隣で固まる裕也の肩に額をつけてさめざめと泣いた。
市街地に入ると、高層ビルの迫力は更に圧倒的だった。
瞬きだすネオンも鮮やかな町並みに、ひたすら圧倒される。
「………ここが、香港」
ようやく実感が湧いてきた裕也は、これからの仕事と生活を思って期待に胸が高鳴るのを感じた。
一行は予約しておいた市内のレストランで食事を済ませた。
さすがは有賀が選択した店だけあって文句無しに美味く、量もあってみんな大満足だった。
今夜はホテルで一泊して、明日一日は各自フリーとなる。
アパートが決まっている者は新居の整理にとりかかり、まだの者はそのまま暫くホテル住まいになるので観光などをする予定だった。
「おい如月、タクシー来たぞ」
レストランの入り口付近から藤堂に呼ばれて足を向けた裕也は、背後から有賀に声を掛けられて止まった。
「ああ、如月は俺と一緒だ。一件、今日中にする契約がある」
「はっ?」
「うへぇ…」
驚きの声は裕也で、呻き声は藤堂のものだった。
「お前も大変だなぁ。あの人のサブなんて、ハードで身体がもたなそうだぜ」
あ然としている裕也に同情の言葉を囁いて、藤堂はタクシーに向かった。
裕也は、夜十時を回ったこの時間から契約とは一体どういうことかと首を捻った。
「部長、契約があるんでしたらアルコールは飲まない方が良かったんじゃないですか?」
「心配するな。時間がないからタクシーで行くぞ」
訳が分からず突っ立っている裕也を、有賀はさっさと捕まえたタクシーに押し込んだ。
『どちらまでですか?』
『ペニンシュラだ』
了解したドライバーは滑らかに車を発進させる。
「ペ、ペニンシュラホテル?」
「そうだ。香港のペニンシュラは、世界でもトップランクのホテルだからな」
「そ、そんなところで契約する客先なんて、重要なんじゃ?」
慌てる裕也に、有賀は平然としている。
「心配しなくても大丈夫だ」
店からホテルまではネイザンロードを通って十分程で着いた。
ペニンシュラホテルの車寄せに入ったタクシーに、ベルボーイがさっと近寄ってきて開いたドアを押さえる。
『いらっしゃいませ。お荷物はございませんか?』
『スーツケースが二つ、トランクだ』
『こちらへどうぞ』
有賀の後に続いて中に入った裕也は、世界有数のホテルのロビーを興味深げに眺めた。
重厚な外観に負けず劣らず、ホールも高級感に満ちている。
案内されて柔らかなソファに座ると、有賀がボーイに小さく耳打ちし、青年は一礼してコンシェルジュデスクへ去っていった。
「ペニンシュラは初めてか?」
「ええ、まだ他の国でも入ったことは無かったですね。さすがに格式が高い……」
少し気後れして表情が硬い裕也に、有賀は優しく微笑みかける。
「所詮ホテルだ。別に緊張する必要はない」
足を組んでゆったりと座る有賀は、相変わらず様になっている。
ロビーのあちこちから熱い視線が集まっているが、全く気にしていない。
本当に極上の男だと、裕也は軽くため息をついた。
その本人にも同じくらい視線が集中しているということには、気がついていない。
偶然ロビーに居合わせた人々は、絵画のような二人連れにうっとりとしながら、どこかの映画俳優かと小声で噂し合っている。
『お待たせ致しました、有賀様。本日は当ホテルをご利用下さいまして、ありがとうございます』
有賀達の座るソファにやってきたのは、初老のバトラーだった。
『お部屋までご案内させて頂きます。どうぞ』
ボーイではなくバトラーが案内についたことに、裕也はうろたえた。
専属バトラーがつく部屋が非常にハイグレードなことは、さすがの裕也でも知っている。
しかしそれよりも、何故部屋なのかが分からなかった。
裕也はてっきりホテルのレストランか会議室で契約なのだとばかり思っていた。
有賀にどういうことか聞きたかったが、バトラーの前では憚られた。
裕也は仕方なくふたりの後をついてく。
エレベーターで上層階へ上がり、シックな扉が開かれて室内に通された。
「うわ……」
裕也は室内の豪華さに圧倒されて、言葉が継げなかった。
さすが超高級ホテルだけあって、天井から床に至るまで、贅が尽くされている。
最高級木材で作られたであろう家具類は決してきらびやかではなく、しかし重厚で品が良い。
クッションや壁は白とクリーム色で統一され、とても落ち着いた雰囲気を醸し出している。
全面がガラス張りになった窓の外には、香港島の夜景が広がり、ベランダには望遠鏡まで設置されていた。
煌びやかな夜景に惹かれて窓際に近づくと、大理石の床に敷かれたカーペットに足が沈み込む。
「気に入ってもらえたか?」
後ろからゆったりと腕が回され、甘く拘束される。
裕也は慌てて回りを見回したが、既にバトラーは消えていた。
さすがにソツがない。
「有賀さん、どういうことですか?ここってスイートルームですよね?」
戸惑う裕也の髪に口づけを落としながら、有賀は口を開く。
「もちろん契約だよ……お前と俺の」
同僚の声に全員が窓の外を見て、一瞬で釘付けになる。
もう随分と傾いた夕陽に照らされて、巨大なビル群が見え始めていた。
「香港は平地が少ないからな、建物は海沿いで、しかも高層になる。多いのは三十から五十階建てだ」
「五十階建て……ひえ~折れそう」
スラリとした外観を不安そうな面持ちで見つめるメンバーに、有賀はクスリと笑う。
「日本人から見たら、そうだろうな。香港は地震がまったく無いからあれで大丈夫だ」
「うわ、あの海の上に建っているみたいなマンション、綺麗だな」
車が右カーブに差しかかったところで目の前に現れた超高層マンションに、裕也は目を奪われる。
夕陽に照らされて鏡面仕様の外観と回りの海面がキラキラと輝き、幻想的だった。
「中からの眺めも最高だぞ」
「……え?」
小さく笑みを浮かべる有賀を、裕也はマジマジと見つめてしまった。
「………まさか、部長のお住まいはあそこ……とか言いますか?」
「まだ家具が揃ってないから、マトモには住んでないがな」
「うそ……あれって新築ですよね?こんなウォーターフロントに建てたヤツ、家賃いくらなんですか?」
「家賃じゃない、分譲だ。確か六千万くらいだと思ったが……友人に任せておいたから、まだ正確には聞いてないな」
サラリと言う有賀に、裕也は藤堂とふたりでピキンと固まる。
「……部長ってどこかの御曹司ですか?もしくは資産家の息子とか?」
藤堂は半ばヤケクソになって聞いていた。
「そんな訳あるか。ネットでやっている株でちょっと儲けたから買っただけだ」
「ちょっとって……またまたぁ、一億くらい稼いだんじゃないですか?」
「……それくらいだな」
「如月ぃ、もうやだこのスーパーマン」
とうとう根を上げた藤堂は、隣で固まる裕也の肩に額をつけてさめざめと泣いた。
市街地に入ると、高層ビルの迫力は更に圧倒的だった。
瞬きだすネオンも鮮やかな町並みに、ひたすら圧倒される。
「………ここが、香港」
ようやく実感が湧いてきた裕也は、これからの仕事と生活を思って期待に胸が高鳴るのを感じた。
一行は予約しておいた市内のレストランで食事を済ませた。
さすがは有賀が選択した店だけあって文句無しに美味く、量もあってみんな大満足だった。
今夜はホテルで一泊して、明日一日は各自フリーとなる。
アパートが決まっている者は新居の整理にとりかかり、まだの者はそのまま暫くホテル住まいになるので観光などをする予定だった。
「おい如月、タクシー来たぞ」
レストランの入り口付近から藤堂に呼ばれて足を向けた裕也は、背後から有賀に声を掛けられて止まった。
「ああ、如月は俺と一緒だ。一件、今日中にする契約がある」
「はっ?」
「うへぇ…」
驚きの声は裕也で、呻き声は藤堂のものだった。
「お前も大変だなぁ。あの人のサブなんて、ハードで身体がもたなそうだぜ」
あ然としている裕也に同情の言葉を囁いて、藤堂はタクシーに向かった。
裕也は、夜十時を回ったこの時間から契約とは一体どういうことかと首を捻った。
「部長、契約があるんでしたらアルコールは飲まない方が良かったんじゃないですか?」
「心配するな。時間がないからタクシーで行くぞ」
訳が分からず突っ立っている裕也を、有賀はさっさと捕まえたタクシーに押し込んだ。
『どちらまでですか?』
『ペニンシュラだ』
了解したドライバーは滑らかに車を発進させる。
「ペ、ペニンシュラホテル?」
「そうだ。香港のペニンシュラは、世界でもトップランクのホテルだからな」
「そ、そんなところで契約する客先なんて、重要なんじゃ?」
慌てる裕也に、有賀は平然としている。
「心配しなくても大丈夫だ」
店からホテルまではネイザンロードを通って十分程で着いた。
ペニンシュラホテルの車寄せに入ったタクシーに、ベルボーイがさっと近寄ってきて開いたドアを押さえる。
『いらっしゃいませ。お荷物はございませんか?』
『スーツケースが二つ、トランクだ』
『こちらへどうぞ』
有賀の後に続いて中に入った裕也は、世界有数のホテルのロビーを興味深げに眺めた。
重厚な外観に負けず劣らず、ホールも高級感に満ちている。
案内されて柔らかなソファに座ると、有賀がボーイに小さく耳打ちし、青年は一礼してコンシェルジュデスクへ去っていった。
「ペニンシュラは初めてか?」
「ええ、まだ他の国でも入ったことは無かったですね。さすがに格式が高い……」
少し気後れして表情が硬い裕也に、有賀は優しく微笑みかける。
「所詮ホテルだ。別に緊張する必要はない」
足を組んでゆったりと座る有賀は、相変わらず様になっている。
ロビーのあちこちから熱い視線が集まっているが、全く気にしていない。
本当に極上の男だと、裕也は軽くため息をついた。
その本人にも同じくらい視線が集中しているということには、気がついていない。
偶然ロビーに居合わせた人々は、絵画のような二人連れにうっとりとしながら、どこかの映画俳優かと小声で噂し合っている。
『お待たせ致しました、有賀様。本日は当ホテルをご利用下さいまして、ありがとうございます』
有賀達の座るソファにやってきたのは、初老のバトラーだった。
『お部屋までご案内させて頂きます。どうぞ』
ボーイではなくバトラーが案内についたことに、裕也はうろたえた。
専属バトラーがつく部屋が非常にハイグレードなことは、さすがの裕也でも知っている。
しかしそれよりも、何故部屋なのかが分からなかった。
裕也はてっきりホテルのレストランか会議室で契約なのだとばかり思っていた。
有賀にどういうことか聞きたかったが、バトラーの前では憚られた。
裕也は仕方なくふたりの後をついてく。
エレベーターで上層階へ上がり、シックな扉が開かれて室内に通された。
「うわ……」
裕也は室内の豪華さに圧倒されて、言葉が継げなかった。
さすが超高級ホテルだけあって、天井から床に至るまで、贅が尽くされている。
最高級木材で作られたであろう家具類は決してきらびやかではなく、しかし重厚で品が良い。
クッションや壁は白とクリーム色で統一され、とても落ち着いた雰囲気を醸し出している。
全面がガラス張りになった窓の外には、香港島の夜景が広がり、ベランダには望遠鏡まで設置されていた。
煌びやかな夜景に惹かれて窓際に近づくと、大理石の床に敷かれたカーペットに足が沈み込む。
「気に入ってもらえたか?」
後ろからゆったりと腕が回され、甘く拘束される。
裕也は慌てて回りを見回したが、既にバトラーは消えていた。
さすがにソツがない。
「有賀さん、どういうことですか?ここってスイートルームですよね?」
戸惑う裕也の髪に口づけを落としながら、有賀は口を開く。
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