元一級対魔獣戦士と元奴隷獣人少女

I.G
獣人と人間が共存する世界に
″対魔獣軍″という軍が存在した。
彼らの任務は、暴走し、魔獣と化した獣人を抑えること。
その軍隊に所属していたハクは
ある事件をきっかけに除隊し、
獣人を嫌悪するようになる。
そんなある日、彼は金が底をついたため、
昔の軍の友人から任務を受ける。
その任務でハクは、奴隷の獣人の少女を
救出する。
獣人が任務に関与していたことを
友人に怒るハクだったが、無事に報酬金を
受け取り、その少女は軍に保護された。
これで、もう獣人と関わることはない。
そう考えていたハクだったが──翌日。
再び友人から任務を依頼された。
内容はとある物を預かって欲しいとのこと。
お金はいくらあっても足りないし、何かを預かるだけなら、獣人と関わることもないと考えたハクは、それを受けることにした。
それが昨日助けたあの少女だと知らずに。
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