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二十五話 帝国精鋭隊

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「おい! それマジなのか!?」


レルバ帝国のとある病院のベット
で寝そべっていた男が、ある朗報を
耳にしてベットから飛び起きる。


「聞いたかよ! バーゼン!」


「しっかりと聞いていたのだよ。
あと、ここは病院なのだから
もう少しそのうるさい口を閉じて
くれ。」


バーゼン・ルーベルト

帝国精鋭隊  
職業ガンナー最高位職 ガンマン
レベル697
性別 男性
赤色のロングヘアーをしており、
目が開いているのか識別不可能なほど
細いのが特徴的。


「んだとっ!?」


「うるさい……カクバ……眠れない……」


カクバ

帝国精鋭隊
職業戦士最高位職 グラップラー
レベル702
性別 男性
青髪で短髪。何をするにも
ハイテンションで、声が一々大きい。


「寝てる場合じゃねぇんだよ!
起きろ! ホーズキ!」


鬼灯(ほうずき)

帝国精鋭隊
職業盗賊最高位職 忍者
レベル690
性別 女性
目元にくまがあり、どんな時も
マイペース。
それと面倒くさがりな性格。


「あのタチアナが幹部の一人を倒した
んだぞ!? もっと驚けよ!」


「俺の妹なのだからそれぐらい
出来て当然なのだよ。」


カクバは素っ気ない態度をとる
バーゼンにイライラしてしまう。


「あ、あの!」


今にもバーゼンに飛びかかろうとして
いたカクバを止めようとしたのか、
この情報を知らせにきた女性が
大声を上げる。


「んだよ、サッちゃん。
そんな大声出して。」


サーマクリフエントロマナーリ


職業回復魔法士最高位職 聖職者
レベル450
性別 女性
名前が長すぎることから
皆からサッちゃんとあだ名を
つけられ、気弱な性格だか、
それゆえに守ってやりたい! 
という衝動に襲われる男性は
少なくない。


「先程、王様から帝国精鋭隊及び、
各職業の隊長達に召集命令が
出ました。」


カクバとバーゼンは互いに
目を合わせるが、ベットの中に
潜り込んだままの鬼灯は


「めんどくさい……」


と言って中々出てこなかった。
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