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序章
何も知らない自分
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自分の考え方を変えられた出来事は大きく分けて二つある。
1つは、本気で恋愛をした事。
もう一つは大人達の裏を見た事。
人それぞれ人生のターニングポイントというものはあるかもしれないけれど自分にとってこれらを経験した時がそれだと思っている。
学生の時は、今の自分のようになるとは思っていなかった。今が楽しかったら後悔の一つや二つならしても良いと思ってた。
しかし今となっては発言、態度どれを取ってもすぐに考えてしまう。他の人にどう思われているとか、陰口を言われてるなどすぐにネガティブな事を思ってしまう。この性格は良く言うなら慎重派、相手の事を考えてるというふうに捉えれるが、悪く言うなら自分の事を良く見せたい、良いように思われていてほしいなど色々ある。
この考えを止めようと思っているがどうしてもできない。
ダメなのは分かっているけれどそれが自分だと認めてしまっている。
人は恋をすれば人生が変わって見える、色が無かった世界に色がつき始めるなど綺麗な事を言う人はいるが自分もそれは間違ってないし、そう思う。しかし別れてしまったらその反対の事を思うようにもなる。
自分にもその経験がある。
ずっと好きだった人と社会人になる一ヶ月前に付き合い始めた。お互い友達としての付き合いが長かった為、男女間を超え一番の友達になっていた。付き合う前の学生時代はお互いの恋愛相談をしたりその日のテレビの話を電話、メールで良くしていた。
そんなある日、お互いに好きな人が居なかった時に二人で出かけた時があった。普通に出かけるくらいにしか自分は思っていなかった為、意識などしていなかった。待ち合わせをして目的地に行き、色々話をして時間が経って帰る時間になった。
お互い学校が違ったことからバイバイをすると、また結構会えなくなる事が分かっていた。
いつもなら「また機会があれば」みたいな感じで終わるのだけどその日だけ自分は帰りたくないと感じていた。
この時はただ単純にまだ少し話したいと思っていただけで恋してる事に気付いていなかった。
それから少ししてまた二人でどこかに行く約束をした。
しかし自分はその時、地元を3週間くらい離れていて会う約束が先延ばしになっていた為、メールでのやり取りが多く、会話が携帯の中で弾んでいた。その中の一つのやり取りが自分の運命を大きく変えた。
それまで普通に何気ない日常の会話をしていたらお互いの恋愛の話になった。自分はその時、彼女がかれこれ一年近く居ないし、ましてや彼女(染井よしの)の事が気になり始めてる事に気付き始めた時だった。なぜこの話流れになったのかは覚えていないが染井が「航平は好きな子とかいないの?」と聞いてきた。
自分は気持ちは言わずに「居ないよ。居ても言わないし」と少し強がっていった。このメールの後に染井に同じ質問をした。
すぐにメールが返ってきて「好きかどうかは分からないけど気になる子はいるよ」と帰ってきた。正直この流れからいくと気になる男の子=自分だと思うかもしれないがそういう初々しい仲ではなく10数年の付き合いの為、その考えを捨てて少し胸に霧がかかった状態で「へぇー君がそういう気持ちになるって珍しいね」って返信した。染井は今まで付き合った事はあるが自分から好きで付き合ってはない事は知っていて告白されてその内好きになるだろうみたいな感じで付き合ってた。だから初めて自分から気になってる事を聞いた時は少し嫉妬してしまっていた。
そこから次の日までメールが返ってこなくなり何か悪い事言ったかと思いメールを見返すが今まで通りの内容の為、分からなかった。
そんな事を考えているとメールがきた。「そうなんだよね。だからついつい考えちゃうその人の事。だからどうしたらいい?」と来た。自分は普通に「告白しちゃえば?それは気になるを通り越して好きなんだよ」って返信した。すぐさま染井から返信がきて「それが出来たらしてる!」と怒り気味で返信がきた。自分はそれに対して冗談交じりに「ごめんごめん笑 真面目に考えてるんだもんな。その人とはメールしてるのか?」と聞いてみた。そしたら「許す笑。してるよ」ときた。自分は「告白出来ないならして貰えば良いじゃん。それなりの雰囲気出して。今メールしてるのはチャンスだよ」と言った。「本当にこのアドバイス通りにしてその人と付き合ったらどうしよう?」
などと考え始めて後悔してしまうと強く感じてしまった。返信が来て「そんな事できるわけないじゃん。出来たら実行してるし、そもそもその人鈍感だから私の気持ちに何をしても気付かないと思う。」と返信が来たので、あー結構可哀想だなと思いつつも「それは残念だね。でも染井はモテるから普通に自分から行動すれば良いと思うけどね笑」と送った。
それから少し時間が経ってから「残念だよ~。モテてはないし私の事好きとか言ってる人は聞いた事もない」返信が来た。
これを見たときコイツも鈍感じゃんと内心思った。少し過去の話をするが中学2年の時、初めて中学で同じクラスになりそれまでは廊下ですれ違うくらいにしか会ってなかったが話す回数が増えた事で色々分かった事がある。
染井よしのは、すごいモテるという事。
本人は全然気付いていないが、容姿端麗、才色兼備なら学年の男共はほっとかない。ましてや性格もサバサバしているが優しいとなるとモテる要素しかない。そんな染井と仲が良い自分は良く付き合ってるのかと言われてきた。その度に悪い気はしないがそういう感情がなかった為、聞いてきた奴に軒並み「気になってるの?」と聞いて大半は、Yesだった。
そんな事が日常で過ぎていった中学3年の時、彼氏役をしてほしいと彼女に頼まれた事があった。理由は告白される嫌だからという。世間からしたら「コイツなんだ?!」と思うが、知ってる人からしたら断る事が出来ないから予防線を張るみたいな感じなんだろう。
自分は良いよと言い、そこから卒業まで普通に表面上は付き合って、裏では仲の良い友達という関係を保ってきた。
話を戻すが普通に考えれば矛盾している。確かにモテてはいたが彼女は気付いてないという事になる。それかその時の記憶がないか。
後者はなかなか考えにくいので前者で話を進めた際にモテてはいたが告白されていなかったのでは、と仮定も出来る。
実際されているところは見た事ないがそれらしき噂は仲が良いので嫌でも入ってくる。されていなかったらなぜ彼氏役を頼んできたのかが良く分からない。そんな昔の事を考えたが、今となってはどうでも良いので「いっぱい居たと思うけどな~謙遜か?」と返信した。
すると「居たんだー誰?」とすぐに来た。
適当にこの返事を流しても良かったが拉致があかなかったので冗談で「自分とか笑笑」と返信してみた。
どうせしょうもない返事が帰ってくると期待して待とうとしたらすぐに返信が来て「それ本当に言ってるの?」と真面目に聞き返してきた。自分は返信を真面目にするか冗談で返すのを迷ったが
「嘘だよ~笑 僕が本気で気になってるって言ったらちょっと引くでしょ?」と冗談の中に真面目な事も入れてみた。
すると返信が来なくなった。あー少し馬鹿にし過ぎたと思ってたらメールではなく電話がかかってきた。「もしもし、今大丈夫?」と言われので自分は時間があった為、頷いた。
そしたら染井がいきなり涙声になり話し始めて「いくらなんでも馬鹿にし過ぎだよ。そんなんだから人の気持ちも分からないし、悲しませるんだよ。そんなの本気で気になってるって言われたら嬉しいに決まってるじゃん早く気づいてよ」。
この時ようやく彼女の気になってる人が自分だという事に気付いた。嬉しい気持ちがあり、気分の高揚感よりも驚きと不安が押し寄せてきた。なぜなら今まで幼馴染の時間が長く気になり始めたとはいえもしこのまま付き合えばこの関係も終わる。と同時にこれからは恋人に生まれ変わり、より一層距離が縮まる。それは良いがこの関係が崩れてしまったらもう後には戻れない事も考えてしまった。こんな事を静寂の中考えてると彼女から追い討ちをかけるように「今、私の事どう思ってるか教えてよ!!私は好きだよ!ずっと前から!」と言われ本気だと気付かされた。
この時にようやく決心がつき自分の気持ちを話し始めた。「正直、君が僕の事を好きな事に今も驚いてるし同様もしてるよ。それよりも嬉しい気持ちと自分の正直な気持ちを今伝えないといけないと思ったかな。
僕も君の事が好きになってた。
いつからは分からないけど気が付いたら気になってて君はそんな事全然思ってなさそうだから気持ちを隠そうとしたけど好きと言われて両思いだと知れて安心した。
こんな僕で良かったら今度は本当に付き合ってほしい。」と言った。
すると彼女は「私、ワガママだよ?言いたい事あっても我慢して態度に出しちゃうし気分屋だから迷惑いっぱいかけるよ?航平の事今まで以上に困らせちゃうよ?それでも良いの?」と聞いてきた。
「僕はそんな君の事が好きになったから今まで以上に甘えて良いんだよ。これからは色々あると思うけど楽しい思い出いっぱい作っていこうね。
ずっと大好きだよ。」と言って僕達は付き合う事になった。
しかしこの時は、楽しい事しかないと思っていた。付き合えば世界が変わって楽しくなる、好きな人といろいろ思い出も作っていけると確信していた。ただ現実は甘くなくて自分の不安に感じていた事なんてちっぽけなものだと後から気づく事になり初めて後悔でいっぱいになる事をまだ知らない。
1つは、本気で恋愛をした事。
もう一つは大人達の裏を見た事。
人それぞれ人生のターニングポイントというものはあるかもしれないけれど自分にとってこれらを経験した時がそれだと思っている。
学生の時は、今の自分のようになるとは思っていなかった。今が楽しかったら後悔の一つや二つならしても良いと思ってた。
しかし今となっては発言、態度どれを取ってもすぐに考えてしまう。他の人にどう思われているとか、陰口を言われてるなどすぐにネガティブな事を思ってしまう。この性格は良く言うなら慎重派、相手の事を考えてるというふうに捉えれるが、悪く言うなら自分の事を良く見せたい、良いように思われていてほしいなど色々ある。
この考えを止めようと思っているがどうしてもできない。
ダメなのは分かっているけれどそれが自分だと認めてしまっている。
人は恋をすれば人生が変わって見える、色が無かった世界に色がつき始めるなど綺麗な事を言う人はいるが自分もそれは間違ってないし、そう思う。しかし別れてしまったらその反対の事を思うようにもなる。
自分にもその経験がある。
ずっと好きだった人と社会人になる一ヶ月前に付き合い始めた。お互い友達としての付き合いが長かった為、男女間を超え一番の友達になっていた。付き合う前の学生時代はお互いの恋愛相談をしたりその日のテレビの話を電話、メールで良くしていた。
そんなある日、お互いに好きな人が居なかった時に二人で出かけた時があった。普通に出かけるくらいにしか自分は思っていなかった為、意識などしていなかった。待ち合わせをして目的地に行き、色々話をして時間が経って帰る時間になった。
お互い学校が違ったことからバイバイをすると、また結構会えなくなる事が分かっていた。
いつもなら「また機会があれば」みたいな感じで終わるのだけどその日だけ自分は帰りたくないと感じていた。
この時はただ単純にまだ少し話したいと思っていただけで恋してる事に気付いていなかった。
それから少ししてまた二人でどこかに行く約束をした。
しかし自分はその時、地元を3週間くらい離れていて会う約束が先延ばしになっていた為、メールでのやり取りが多く、会話が携帯の中で弾んでいた。その中の一つのやり取りが自分の運命を大きく変えた。
それまで普通に何気ない日常の会話をしていたらお互いの恋愛の話になった。自分はその時、彼女がかれこれ一年近く居ないし、ましてや彼女(染井よしの)の事が気になり始めてる事に気付き始めた時だった。なぜこの話流れになったのかは覚えていないが染井が「航平は好きな子とかいないの?」と聞いてきた。
自分は気持ちは言わずに「居ないよ。居ても言わないし」と少し強がっていった。このメールの後に染井に同じ質問をした。
すぐにメールが返ってきて「好きかどうかは分からないけど気になる子はいるよ」と帰ってきた。正直この流れからいくと気になる男の子=自分だと思うかもしれないがそういう初々しい仲ではなく10数年の付き合いの為、その考えを捨てて少し胸に霧がかかった状態で「へぇー君がそういう気持ちになるって珍しいね」って返信した。染井は今まで付き合った事はあるが自分から好きで付き合ってはない事は知っていて告白されてその内好きになるだろうみたいな感じで付き合ってた。だから初めて自分から気になってる事を聞いた時は少し嫉妬してしまっていた。
そこから次の日までメールが返ってこなくなり何か悪い事言ったかと思いメールを見返すが今まで通りの内容の為、分からなかった。
そんな事を考えているとメールがきた。「そうなんだよね。だからついつい考えちゃうその人の事。だからどうしたらいい?」と来た。自分は普通に「告白しちゃえば?それは気になるを通り越して好きなんだよ」って返信した。すぐさま染井から返信がきて「それが出来たらしてる!」と怒り気味で返信がきた。自分はそれに対して冗談交じりに「ごめんごめん笑 真面目に考えてるんだもんな。その人とはメールしてるのか?」と聞いてみた。そしたら「許す笑。してるよ」ときた。自分は「告白出来ないならして貰えば良いじゃん。それなりの雰囲気出して。今メールしてるのはチャンスだよ」と言った。「本当にこのアドバイス通りにしてその人と付き合ったらどうしよう?」
などと考え始めて後悔してしまうと強く感じてしまった。返信が来て「そんな事できるわけないじゃん。出来たら実行してるし、そもそもその人鈍感だから私の気持ちに何をしても気付かないと思う。」と返信が来たので、あー結構可哀想だなと思いつつも「それは残念だね。でも染井はモテるから普通に自分から行動すれば良いと思うけどね笑」と送った。
それから少し時間が経ってから「残念だよ~。モテてはないし私の事好きとか言ってる人は聞いた事もない」返信が来た。
これを見たときコイツも鈍感じゃんと内心思った。少し過去の話をするが中学2年の時、初めて中学で同じクラスになりそれまでは廊下ですれ違うくらいにしか会ってなかったが話す回数が増えた事で色々分かった事がある。
染井よしのは、すごいモテるという事。
本人は全然気付いていないが、容姿端麗、才色兼備なら学年の男共はほっとかない。ましてや性格もサバサバしているが優しいとなるとモテる要素しかない。そんな染井と仲が良い自分は良く付き合ってるのかと言われてきた。その度に悪い気はしないがそういう感情がなかった為、聞いてきた奴に軒並み「気になってるの?」と聞いて大半は、Yesだった。
そんな事が日常で過ぎていった中学3年の時、彼氏役をしてほしいと彼女に頼まれた事があった。理由は告白される嫌だからという。世間からしたら「コイツなんだ?!」と思うが、知ってる人からしたら断る事が出来ないから予防線を張るみたいな感じなんだろう。
自分は良いよと言い、そこから卒業まで普通に表面上は付き合って、裏では仲の良い友達という関係を保ってきた。
話を戻すが普通に考えれば矛盾している。確かにモテてはいたが彼女は気付いてないという事になる。それかその時の記憶がないか。
後者はなかなか考えにくいので前者で話を進めた際にモテてはいたが告白されていなかったのでは、と仮定も出来る。
実際されているところは見た事ないがそれらしき噂は仲が良いので嫌でも入ってくる。されていなかったらなぜ彼氏役を頼んできたのかが良く分からない。そんな昔の事を考えたが、今となってはどうでも良いので「いっぱい居たと思うけどな~謙遜か?」と返信した。
すると「居たんだー誰?」とすぐに来た。
適当にこの返事を流しても良かったが拉致があかなかったので冗談で「自分とか笑笑」と返信してみた。
どうせしょうもない返事が帰ってくると期待して待とうとしたらすぐに返信が来て「それ本当に言ってるの?」と真面目に聞き返してきた。自分は返信を真面目にするか冗談で返すのを迷ったが
「嘘だよ~笑 僕が本気で気になってるって言ったらちょっと引くでしょ?」と冗談の中に真面目な事も入れてみた。
すると返信が来なくなった。あー少し馬鹿にし過ぎたと思ってたらメールではなく電話がかかってきた。「もしもし、今大丈夫?」と言われので自分は時間があった為、頷いた。
そしたら染井がいきなり涙声になり話し始めて「いくらなんでも馬鹿にし過ぎだよ。そんなんだから人の気持ちも分からないし、悲しませるんだよ。そんなの本気で気になってるって言われたら嬉しいに決まってるじゃん早く気づいてよ」。
この時ようやく彼女の気になってる人が自分だという事に気付いた。嬉しい気持ちがあり、気分の高揚感よりも驚きと不安が押し寄せてきた。なぜなら今まで幼馴染の時間が長く気になり始めたとはいえもしこのまま付き合えばこの関係も終わる。と同時にこれからは恋人に生まれ変わり、より一層距離が縮まる。それは良いがこの関係が崩れてしまったらもう後には戻れない事も考えてしまった。こんな事を静寂の中考えてると彼女から追い討ちをかけるように「今、私の事どう思ってるか教えてよ!!私は好きだよ!ずっと前から!」と言われ本気だと気付かされた。
この時にようやく決心がつき自分の気持ちを話し始めた。「正直、君が僕の事を好きな事に今も驚いてるし同様もしてるよ。それよりも嬉しい気持ちと自分の正直な気持ちを今伝えないといけないと思ったかな。
僕も君の事が好きになってた。
いつからは分からないけど気が付いたら気になってて君はそんな事全然思ってなさそうだから気持ちを隠そうとしたけど好きと言われて両思いだと知れて安心した。
こんな僕で良かったら今度は本当に付き合ってほしい。」と言った。
すると彼女は「私、ワガママだよ?言いたい事あっても我慢して態度に出しちゃうし気分屋だから迷惑いっぱいかけるよ?航平の事今まで以上に困らせちゃうよ?それでも良いの?」と聞いてきた。
「僕はそんな君の事が好きになったから今まで以上に甘えて良いんだよ。これからは色々あると思うけど楽しい思い出いっぱい作っていこうね。
ずっと大好きだよ。」と言って僕達は付き合う事になった。
しかしこの時は、楽しい事しかないと思っていた。付き合えば世界が変わって楽しくなる、好きな人といろいろ思い出も作っていけると確信していた。ただ現実は甘くなくて自分の不安に感じていた事なんてちっぽけなものだと後から気づく事になり初めて後悔でいっぱいになる事をまだ知らない。
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