113 / 176
里の日常編
113.入植者を迎える準備をする
しおりを挟む
ようやく暦が確定した。
昨夜は青と黒にも協力してもらい、元の世界のカレンダーから今の世界の暦への返還作業を行った。
厳密には閏年や閏月があるのだろうが、この辺りは年明けに陰陽師が入植したら調整すればいい。
いずれにせよ今は文永八年霜月、西暦に直すと1271年11月の半ばだ。
元の世界の史実どおりなら、あと三年で蒙古襲来が起きる。
恐らく今頃は元から京都の朝廷へ何度も使者が派遣されていることだろう。
まあ、この里にも筑豊の国にも、今のところ戦火の兆しはない。
防衛戦の準備を始めるのは、文永十一年に入ってからにしよう。
まずは目の前の仕事を片付けることにする。入植者が一か月半後にはやってくる。
入植者だから最初は何もない原野でいい……というわけにはいかない。
相応の覚悟はしてきてもらうが、約束通り水利の確保と最初の宿舎ぐらいは準備しておかなければならない。
麦と冬野菜の種まきを終えてから、大学建設の仕事に取り掛かる。
まずは敷地のススキを刈り、ざっくりと区画を決める。
自噴しない程度の深さにある地下水脈の位置を中心に広場を設定し、その北東側を住居エリアとする。
住居エリアを幅5mの道で囲み、道に沿って水路を掘る。
この辺りの基本コンセプトは里と同じだ。
違うのは敷地の東側に貯水池を設けたことと、北側に遊水池を設けたこと。
貯水池は文字通り水を貯める場所だが、遊水池は逆に余分な水を地下浸透させる場所だ。
池や水路を掘ることで出た土砂は、住居エリアや道路の底上げに使用した。
肝心の泉から大学まで流すメインの水路は総延長500mほどにもなった。
幅2mの範囲で砂礫層を取り除き、粘土層を露出させてから水路の壁に粘土を塗り板を張る。
黒の見立てどおり一か月を要する大工事となったが、一か月で終わったと評することもできるだろう。
取り除いた土砂のうち、住居エリアの底上げにも使用しなかった分で周囲に土塁を築く。これは防衛設備というより害獣や山崩れによる土砂の侵入防止だ。
最初の住居は、新しく子供達の家として建てた家をそのままコピーした。
入植者達が実際に住む家や工房は大工が到着してから建てればいい。それぞれの希望やこだわりがあるだろう。
入植者達が落ち着いたあとは、この家はそのまま集会所にでも使おう。
これらの作業を進めている合間にも、ちょくちょくと様子を見に来る近隣集落の者が増えた。
縁の深い小野谷や交易を行っている大隈の連中が多いが、穂波や飯塚、遠くは神湊や宮地といった海沿いの集落からの訪問者もいる。
最初は訪問者と会うことを嫌がっていた椿や平太といった近隣集落出身の子供達も、回数を重ねるにつれて忌避することはなくなった。むしろ自分達がどれだけ幸せに生活しているかを誇示するかのように作業に打ち込むようになった。
それにしても、訪問者のほぼ全員が作業の様子を見て驚きの声を上げ、里の蔵の中を見て愕然とし、子供達のおやつを食べて歓声を上げ、お土産にソーセージを買い求めていくから、ソーセージがいくらあっても足りない。
紅がお土産用にとウサギ肉で小ぶりのソーセージを作り始めたほどだ。
「タケルよう、この調子じゃこの辺の獲物だけじゃ足りないぞ?もう寒くなるし、獲物も獲りにくくなる。本格的に畜産を始めたほうが良くないか?」
危機感を覚えた紅が母屋で相談してきた。師走も半ばに差し掛かった頃だ。
「こうなるのも想定して、物々交換ではなく銭で支払えにしていたんだがなあ……」
「この辺りの集落では肉食の風習は無かったはずですが、この人気は異常です。牧畜を行うにも、里の牧場の面積は限られています。旦那様が以前仰っていた豚というものを導入するべきでしょうか」
青の提案も最もだ。豚なら牛やヤギのように放牧は不要だし、一年も飼育すればイノシシとほぼ同等の肉が手に入る。このままではイノシシやシカを狩り尽くしてしまう。
捕獲したウリ坊は立派なイノシシに成長し、紅や他の子供達にも懐いているが、外見はイノシシのままだ。
緑の精霊による成長促進も試みたが、芳しい成果は上げられなかった。
確かに緑の精霊の力を借りれば、大きく立派に、そして短期間で成長するし、妊娠期間も短縮できた。
このまま何世代も飼育し、選抜を繰り返せばあるいは豚のように家畜化できるかもしれないが、気の遠くなるような作業になるだろう。
この時代、ヨーロッパではすでにイノシシの家畜化つまり豚への品種改良がされているはずだが、手っ取り早くヨーロッパから入手するべきだろうか。
そういえば胡椒やゴムの木といった、到底日本では自生しない植物の入手も必要だった。
この機会に採集旅行をしてもいいかもしれない。
「あ!胡椒!ゴム!!すっかり忘れていた。タケル。いつ手に入る?」
さっそく黒が喰いついてきた。この流れでは海外での採集と仕入れは避けられそうにない。
しかし、海外から仕入れるといっても、最初の中東でのヤギ狩りとは訳が違う。
野生動物を仕入れることに意味はないのだ。海外で飼育されている、生きた豚を連れて帰らねばならない。
まさか盗むわけにはいかないから、とすれば現地住民との交渉が……言葉が通じるのか?
「それなら大丈夫。タケル兄さん最初に私達がやっていたことを忘れた?今でも続いているけど」
白が意味ありげな笑顔を浮かべる。
「この世界のどこに行っても、私達精霊は存在しています。私達は言葉を持たず、その地の精霊同士が意思を通わせるなど造作もないこと。そもそも私達精霊は全であり個です」
「だからね、タケル兄さんの発した言葉を他の国の言葉に翻訳して相手の耳に伝えるなんて簡単なこと。今でもやっていることだよ?」
そうだった……あまりにも自然だからすっかり忘れていた。
試しに精霊の力を切ってみると、今でも小夜の言葉がわからないところがある。それぐらい日常的に頼り切っていたのだ。
それなら割り切って存分に使わせてもらおう。
師走の残りの時間は、海外での採集と仕入れに充てることにした。
海外に向かうといっても、そもそも黒の門を使用するから、領内の視察とほぼ変わらない。
時差と、この地ほど平和ではない可能性があることを考慮しなければならないが。
とすると、同行するメンバーは……
「当然俺だろ。狩りと言えば俺、戦闘と言っても俺、俺を外す選択肢はないよなあ?」
「もちろん私も参加する。タケルの傍に控えるのは私の役目」
「ちょっと黒ちゃん!いつの間にそんな役目を勝手に!タケルさんの傍には私もいるからね!」
「小夜、怒る気持ちもわかる。でもタケルの一番弟子は私。タケルがそう言った」
「はあああああ?タケルさん何黒ちゃんに言ったのっ!」
「まあまあ小夜ちゃん落ち着いて?いろいろ誤解がありそうだから……ね?あ、もちろん私は参加するよ?私がいないと言葉が通じないでしょ」
そんな感じで騒ぎ立てる式神達+αを他所に、早々に青が辞退を申し出る。
「私は遠慮いたします。里のこともありますし、主要メンバーが抜けると、子供達が動揺しますから」
「そうだな。俺が不在の間は、今までどおり青に一任する。海外に向かうメンバーは紅と白、黒は固定。安全が確保されている場合にのみ小夜と椿に交互に参加して欲しい」
そう俺が告げると、小夜が手を挙げる。
「質問!どうして私だけでなく椿ちゃんも?」
「見分を深めるためだ。椿だけでなく、惣一朗や平太もローテーションに入れたい。子供達にとってはこの里が全てだ。桜や梅は領内を巡る旅に連れて行ったが、椿や平太達は災害復旧にしか連れて行っていない。里以外の、あるいはこの国以外の日常を見る機会はなかったはずだ。だからいい機会だし連れていく」
理由を聞いてしばらく小夜が考え込む。
「わかりました。でも、できるだけ一緒に行きますからね!」
昨夜は青と黒にも協力してもらい、元の世界のカレンダーから今の世界の暦への返還作業を行った。
厳密には閏年や閏月があるのだろうが、この辺りは年明けに陰陽師が入植したら調整すればいい。
いずれにせよ今は文永八年霜月、西暦に直すと1271年11月の半ばだ。
元の世界の史実どおりなら、あと三年で蒙古襲来が起きる。
恐らく今頃は元から京都の朝廷へ何度も使者が派遣されていることだろう。
まあ、この里にも筑豊の国にも、今のところ戦火の兆しはない。
防衛戦の準備を始めるのは、文永十一年に入ってからにしよう。
まずは目の前の仕事を片付けることにする。入植者が一か月半後にはやってくる。
入植者だから最初は何もない原野でいい……というわけにはいかない。
相応の覚悟はしてきてもらうが、約束通り水利の確保と最初の宿舎ぐらいは準備しておかなければならない。
麦と冬野菜の種まきを終えてから、大学建設の仕事に取り掛かる。
まずは敷地のススキを刈り、ざっくりと区画を決める。
自噴しない程度の深さにある地下水脈の位置を中心に広場を設定し、その北東側を住居エリアとする。
住居エリアを幅5mの道で囲み、道に沿って水路を掘る。
この辺りの基本コンセプトは里と同じだ。
違うのは敷地の東側に貯水池を設けたことと、北側に遊水池を設けたこと。
貯水池は文字通り水を貯める場所だが、遊水池は逆に余分な水を地下浸透させる場所だ。
池や水路を掘ることで出た土砂は、住居エリアや道路の底上げに使用した。
肝心の泉から大学まで流すメインの水路は総延長500mほどにもなった。
幅2mの範囲で砂礫層を取り除き、粘土層を露出させてから水路の壁に粘土を塗り板を張る。
黒の見立てどおり一か月を要する大工事となったが、一か月で終わったと評することもできるだろう。
取り除いた土砂のうち、住居エリアの底上げにも使用しなかった分で周囲に土塁を築く。これは防衛設備というより害獣や山崩れによる土砂の侵入防止だ。
最初の住居は、新しく子供達の家として建てた家をそのままコピーした。
入植者達が実際に住む家や工房は大工が到着してから建てればいい。それぞれの希望やこだわりがあるだろう。
入植者達が落ち着いたあとは、この家はそのまま集会所にでも使おう。
これらの作業を進めている合間にも、ちょくちょくと様子を見に来る近隣集落の者が増えた。
縁の深い小野谷や交易を行っている大隈の連中が多いが、穂波や飯塚、遠くは神湊や宮地といった海沿いの集落からの訪問者もいる。
最初は訪問者と会うことを嫌がっていた椿や平太といった近隣集落出身の子供達も、回数を重ねるにつれて忌避することはなくなった。むしろ自分達がどれだけ幸せに生活しているかを誇示するかのように作業に打ち込むようになった。
それにしても、訪問者のほぼ全員が作業の様子を見て驚きの声を上げ、里の蔵の中を見て愕然とし、子供達のおやつを食べて歓声を上げ、お土産にソーセージを買い求めていくから、ソーセージがいくらあっても足りない。
紅がお土産用にとウサギ肉で小ぶりのソーセージを作り始めたほどだ。
「タケルよう、この調子じゃこの辺の獲物だけじゃ足りないぞ?もう寒くなるし、獲物も獲りにくくなる。本格的に畜産を始めたほうが良くないか?」
危機感を覚えた紅が母屋で相談してきた。師走も半ばに差し掛かった頃だ。
「こうなるのも想定して、物々交換ではなく銭で支払えにしていたんだがなあ……」
「この辺りの集落では肉食の風習は無かったはずですが、この人気は異常です。牧畜を行うにも、里の牧場の面積は限られています。旦那様が以前仰っていた豚というものを導入するべきでしょうか」
青の提案も最もだ。豚なら牛やヤギのように放牧は不要だし、一年も飼育すればイノシシとほぼ同等の肉が手に入る。このままではイノシシやシカを狩り尽くしてしまう。
捕獲したウリ坊は立派なイノシシに成長し、紅や他の子供達にも懐いているが、外見はイノシシのままだ。
緑の精霊による成長促進も試みたが、芳しい成果は上げられなかった。
確かに緑の精霊の力を借りれば、大きく立派に、そして短期間で成長するし、妊娠期間も短縮できた。
このまま何世代も飼育し、選抜を繰り返せばあるいは豚のように家畜化できるかもしれないが、気の遠くなるような作業になるだろう。
この時代、ヨーロッパではすでにイノシシの家畜化つまり豚への品種改良がされているはずだが、手っ取り早くヨーロッパから入手するべきだろうか。
そういえば胡椒やゴムの木といった、到底日本では自生しない植物の入手も必要だった。
この機会に採集旅行をしてもいいかもしれない。
「あ!胡椒!ゴム!!すっかり忘れていた。タケル。いつ手に入る?」
さっそく黒が喰いついてきた。この流れでは海外での採集と仕入れは避けられそうにない。
しかし、海外から仕入れるといっても、最初の中東でのヤギ狩りとは訳が違う。
野生動物を仕入れることに意味はないのだ。海外で飼育されている、生きた豚を連れて帰らねばならない。
まさか盗むわけにはいかないから、とすれば現地住民との交渉が……言葉が通じるのか?
「それなら大丈夫。タケル兄さん最初に私達がやっていたことを忘れた?今でも続いているけど」
白が意味ありげな笑顔を浮かべる。
「この世界のどこに行っても、私達精霊は存在しています。私達は言葉を持たず、その地の精霊同士が意思を通わせるなど造作もないこと。そもそも私達精霊は全であり個です」
「だからね、タケル兄さんの発した言葉を他の国の言葉に翻訳して相手の耳に伝えるなんて簡単なこと。今でもやっていることだよ?」
そうだった……あまりにも自然だからすっかり忘れていた。
試しに精霊の力を切ってみると、今でも小夜の言葉がわからないところがある。それぐらい日常的に頼り切っていたのだ。
それなら割り切って存分に使わせてもらおう。
師走の残りの時間は、海外での採集と仕入れに充てることにした。
海外に向かうといっても、そもそも黒の門を使用するから、領内の視察とほぼ変わらない。
時差と、この地ほど平和ではない可能性があることを考慮しなければならないが。
とすると、同行するメンバーは……
「当然俺だろ。狩りと言えば俺、戦闘と言っても俺、俺を外す選択肢はないよなあ?」
「もちろん私も参加する。タケルの傍に控えるのは私の役目」
「ちょっと黒ちゃん!いつの間にそんな役目を勝手に!タケルさんの傍には私もいるからね!」
「小夜、怒る気持ちもわかる。でもタケルの一番弟子は私。タケルがそう言った」
「はあああああ?タケルさん何黒ちゃんに言ったのっ!」
「まあまあ小夜ちゃん落ち着いて?いろいろ誤解がありそうだから……ね?あ、もちろん私は参加するよ?私がいないと言葉が通じないでしょ」
そんな感じで騒ぎ立てる式神達+αを他所に、早々に青が辞退を申し出る。
「私は遠慮いたします。里のこともありますし、主要メンバーが抜けると、子供達が動揺しますから」
「そうだな。俺が不在の間は、今までどおり青に一任する。海外に向かうメンバーは紅と白、黒は固定。安全が確保されている場合にのみ小夜と椿に交互に参加して欲しい」
そう俺が告げると、小夜が手を挙げる。
「質問!どうして私だけでなく椿ちゃんも?」
「見分を深めるためだ。椿だけでなく、惣一朗や平太もローテーションに入れたい。子供達にとってはこの里が全てだ。桜や梅は領内を巡る旅に連れて行ったが、椿や平太達は災害復旧にしか連れて行っていない。里以外の、あるいはこの国以外の日常を見る機会はなかったはずだ。だからいい機会だし連れていく」
理由を聞いてしばらく小夜が考え込む。
「わかりました。でも、できるだけ一緒に行きますからね!」
1
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説
鬼神の刃──かつて世を震撼させた殺人鬼は、スキルが全ての世界で『無能者』へと転生させられるが、前世の記憶を使ってスキル無しで無双する──
ノリオ
ファンタジー
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。
魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。
その超絶で無双の強さは、正に『神』。
だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。
しかし、
そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。
………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。
当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。
いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる