65 / 176
襲撃
65.里が襲撃を受ける
しおりを挟む
弥太郎の言葉を聞いて、子供達の動きが止まる。
にぎやかな食事の席が静けさに包まれる。
「いかがでしょう。タケル様のその神通力を用いて、近隣の集落を助けて回るというのは。皆も救われますし、暮らし向きも安定するでしょう。何より生産性が上がれば、きっと守護様もお喜びになられます!」
「そしてその代わりこの里を放置するのか?それはできない。そもそも集落には巫女や祈祷師がいるだろう。博多や宰府から陰陽師を派遣することだってできる。それは為政者である守護や荘園主、村長達の仕事だ。それを俺に丸投げするのか?そんなことは許されない」
俺は強い口調で断る。
RPGや小説ではよくある話だ。目の前にある問題を解決するために、勇者や救世主の到来を待ちわびる人々。
そこに颯爽と現れる勇者。わずかな報酬と引き換えに魔法や剣で次々に依頼を果たし、最後には魔王を倒し、世の中に平和を取り戻す。
そして最後に勇者は元の世界に帰還し、めでたしめでたしとなる。
本当にそうだろうか。
実のところ何一つ解決はしていないのだ。
エンドロールを迎えた勇者にとっては、まさにそれでグッドエンドだろう。
しかし残された人々は、以前と何も変わらない、同じ生活を続けていく。
勇者の活躍の陰でたくさんの悲劇があったことは忘れ去られ、勇者に頼らざるをえなかった為政者が糾弾されることもない。
為政者も住人達も他力本願のまま、勇者という存在に問題解決を丸投げしてしまうのだ。
根本的な解決には、人々の意識も変えなければいけないし、生活水準の引き上げも必須だ。
場合によっては統治システムそのものを変える必要があるかもしれない。
俺がこの世界でやりたかったのは、単なるお助け勇者ではない。
「しかしタケル様は実際にあの集落をお救いになられたではありませんか!なぜ他の集落はお救いにならないのですか!」
「あれはたまたま俺の目に留まったからだ。誰だって自分の身に降りかかる火の粉は払うし、自分の家が燃えていたら火を消す努力をするだろう。目の前の川で誰かが流されていたら、助けなければと思うだろう。だが、だからといって燃え盛る火に飛び込んでいく義務も川に飛び込む義務もないはずだ。違うか?」
「ではどうあっても他の集落はお救いにならないと?」
「ああ。俺にとってはこの里が第一だ。他の集落まで気にかけている余裕はない。この地の守護なり何なりが、頭を下げて対価を支払うなら考えてもいいがな!」
「そろそろ子供達が眠くなっております。お話の続きは宿に移しませんか?」
心配そうに見ている子供達を見かねたのだろう。青が進言してくる。
とそこへ、ヤギの嘶きが聞こえてきた。土間にいる子犬たちも、耳を立て小さなうなり声をあげている。
黒と白が辺りを見渡し、俺の耳元で報告してきた。
「辺りがおかしい。人の気配がする」
「里を囲んでいる結界は破られてないよ。でも周りの田畑に人が潜んでいるみたい」
「弥太郎、まさかお前……」
「気づかれてしまいましたか」
弥太郎がニヤリと笑って答える。
「噂を耳にされた少弐様が気にされておいででしてな。乙金の件もありましたし、タケル様が少弐家に仇なすものでないことを調べよとの仰せです。大人しく聞いていただだければよかったのですが、こうなっては仕方ありません。少々荒事になりますが、その力見せていただきましょう。攻め手は悪党どもの討伐で名を馳せた者たちばかり。手強いですぞ」
間者、忍び、諜報員、言い方はなんでもいいが、要は弥太郎は純粋な行商人などではなく、為政者の息がかかった、あるいは為政者側の人間だったということだ。それも守護から直接指示を受ける程度の立場にある。恐らく行商の傍らで村々から情報を集め、守護に報告するような立場なのだろう。
だが今はそんなことはどうでもいい。襲撃してくるというなら、里を護るだけだ。
とその前に弥太郎を野放しにするわけにはいかない。里に入り込まれているのだ。どんな破壊工作をするか分かったものじゃない。
「のこのこ里に入り込んだんだ。まさか命乞いなどするまいな」
紅がスッと太刀を抜き、弥太郎の首筋に当てる。
「もちろんでございます。タケル様のお力を間近で見られないのは残念ですが」
「その覚悟や良し。青、弥太郎を縛り上げ広場につれていけ。その後は拠点防御。子供達を家から出すな」
「了解です」
「白は結界の強化。少しずつ結界の範囲を拡げろ。外の田畑まで結界が広がれば、そのまま結界を維持しながら狙撃」
「了解!!さっそく始めるね!」
「黒は警戒監視と敵のマーキング。白の狙撃準備が整えば照準補助を頼む」
「わかった。一人も逃さない」
「小夜は白のサポート。状況により火消しや治療に回ってくれ。子供達との連絡役も任せる」
「了解です!!白ちゃん、よろしくね!」
「桜・梅・椿は万が一に備えて子供達を纏めておくように。俺は弥太郎を片付けてから、敵を各個撃破する。紅は俺についてこい」
「おう!突っ込んでいいのか?」
「ダメだ。青、紅、黒、白、皆極力殺すな。あとが面倒だ。無力化できればそれでいい」
「旦那様、準備が終わりました。広場へ移動します」
そう言って青が弥太郎を引っ立てていく。
広場に移動すると、跪き首を垂れる弥太郎がいた。
「何を勘違いしている。今は殺さない。俺の力を見たいんだろう?特等席で見せてやる」
そういって白の精霊を集め、弥太郎を上空10mまで持ち上げる。ついでに黒の窓を弥太郎の目の前に開き、黒がマーキングした敵の姿をスライドショーさせる。
「お前用の特等席だ。じっくり堪能しろ。俺が死ねばお前を浮かせている精霊の力は失われ、お前は地面に叩きつけられる。わが身が可愛ければ、せいぜい俺の無事を祈れ」
にぎやかな食事の席が静けさに包まれる。
「いかがでしょう。タケル様のその神通力を用いて、近隣の集落を助けて回るというのは。皆も救われますし、暮らし向きも安定するでしょう。何より生産性が上がれば、きっと守護様もお喜びになられます!」
「そしてその代わりこの里を放置するのか?それはできない。そもそも集落には巫女や祈祷師がいるだろう。博多や宰府から陰陽師を派遣することだってできる。それは為政者である守護や荘園主、村長達の仕事だ。それを俺に丸投げするのか?そんなことは許されない」
俺は強い口調で断る。
RPGや小説ではよくある話だ。目の前にある問題を解決するために、勇者や救世主の到来を待ちわびる人々。
そこに颯爽と現れる勇者。わずかな報酬と引き換えに魔法や剣で次々に依頼を果たし、最後には魔王を倒し、世の中に平和を取り戻す。
そして最後に勇者は元の世界に帰還し、めでたしめでたしとなる。
本当にそうだろうか。
実のところ何一つ解決はしていないのだ。
エンドロールを迎えた勇者にとっては、まさにそれでグッドエンドだろう。
しかし残された人々は、以前と何も変わらない、同じ生活を続けていく。
勇者の活躍の陰でたくさんの悲劇があったことは忘れ去られ、勇者に頼らざるをえなかった為政者が糾弾されることもない。
為政者も住人達も他力本願のまま、勇者という存在に問題解決を丸投げしてしまうのだ。
根本的な解決には、人々の意識も変えなければいけないし、生活水準の引き上げも必須だ。
場合によっては統治システムそのものを変える必要があるかもしれない。
俺がこの世界でやりたかったのは、単なるお助け勇者ではない。
「しかしタケル様は実際にあの集落をお救いになられたではありませんか!なぜ他の集落はお救いにならないのですか!」
「あれはたまたま俺の目に留まったからだ。誰だって自分の身に降りかかる火の粉は払うし、自分の家が燃えていたら火を消す努力をするだろう。目の前の川で誰かが流されていたら、助けなければと思うだろう。だが、だからといって燃え盛る火に飛び込んでいく義務も川に飛び込む義務もないはずだ。違うか?」
「ではどうあっても他の集落はお救いにならないと?」
「ああ。俺にとってはこの里が第一だ。他の集落まで気にかけている余裕はない。この地の守護なり何なりが、頭を下げて対価を支払うなら考えてもいいがな!」
「そろそろ子供達が眠くなっております。お話の続きは宿に移しませんか?」
心配そうに見ている子供達を見かねたのだろう。青が進言してくる。
とそこへ、ヤギの嘶きが聞こえてきた。土間にいる子犬たちも、耳を立て小さなうなり声をあげている。
黒と白が辺りを見渡し、俺の耳元で報告してきた。
「辺りがおかしい。人の気配がする」
「里を囲んでいる結界は破られてないよ。でも周りの田畑に人が潜んでいるみたい」
「弥太郎、まさかお前……」
「気づかれてしまいましたか」
弥太郎がニヤリと笑って答える。
「噂を耳にされた少弐様が気にされておいででしてな。乙金の件もありましたし、タケル様が少弐家に仇なすものでないことを調べよとの仰せです。大人しく聞いていただだければよかったのですが、こうなっては仕方ありません。少々荒事になりますが、その力見せていただきましょう。攻め手は悪党どもの討伐で名を馳せた者たちばかり。手強いですぞ」
間者、忍び、諜報員、言い方はなんでもいいが、要は弥太郎は純粋な行商人などではなく、為政者の息がかかった、あるいは為政者側の人間だったということだ。それも守護から直接指示を受ける程度の立場にある。恐らく行商の傍らで村々から情報を集め、守護に報告するような立場なのだろう。
だが今はそんなことはどうでもいい。襲撃してくるというなら、里を護るだけだ。
とその前に弥太郎を野放しにするわけにはいかない。里に入り込まれているのだ。どんな破壊工作をするか分かったものじゃない。
「のこのこ里に入り込んだんだ。まさか命乞いなどするまいな」
紅がスッと太刀を抜き、弥太郎の首筋に当てる。
「もちろんでございます。タケル様のお力を間近で見られないのは残念ですが」
「その覚悟や良し。青、弥太郎を縛り上げ広場につれていけ。その後は拠点防御。子供達を家から出すな」
「了解です」
「白は結界の強化。少しずつ結界の範囲を拡げろ。外の田畑まで結界が広がれば、そのまま結界を維持しながら狙撃」
「了解!!さっそく始めるね!」
「黒は警戒監視と敵のマーキング。白の狙撃準備が整えば照準補助を頼む」
「わかった。一人も逃さない」
「小夜は白のサポート。状況により火消しや治療に回ってくれ。子供達との連絡役も任せる」
「了解です!!白ちゃん、よろしくね!」
「桜・梅・椿は万が一に備えて子供達を纏めておくように。俺は弥太郎を片付けてから、敵を各個撃破する。紅は俺についてこい」
「おう!突っ込んでいいのか?」
「ダメだ。青、紅、黒、白、皆極力殺すな。あとが面倒だ。無力化できればそれでいい」
「旦那様、準備が終わりました。広場へ移動します」
そう言って青が弥太郎を引っ立てていく。
広場に移動すると、跪き首を垂れる弥太郎がいた。
「何を勘違いしている。今は殺さない。俺の力を見たいんだろう?特等席で見せてやる」
そういって白の精霊を集め、弥太郎を上空10mまで持ち上げる。ついでに黒の窓を弥太郎の目の前に開き、黒がマーキングした敵の姿をスライドショーさせる。
「お前用の特等席だ。じっくり堪能しろ。俺が死ねばお前を浮かせている精霊の力は失われ、お前は地面に叩きつけられる。わが身が可愛ければ、せいぜい俺の無事を祈れ」
0
お気に入りに追加
237
あなたにおすすめの小説
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
僕のおつかい
麻竹
ファンタジー
魔女が世界を統べる世界。
東の大地ウェストブレイ。赤の魔女のお膝元であるこの森に、足早に森を抜けようとする一人の少年の姿があった。
少年の名はマクレーンといって黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。
彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。
そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※一話約1000文字前後に修正しました。
他サイト様にも投稿しています。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
どうも、賢者の後継者です~チートな魔導書×5で自由気ままな異世界生活~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「異世界に転生してくれぇえええええええええ!」
事故で命を落としたアラサー社畜の俺は、真っ白な空間で謎の老人に土下座されていた。何でも老人は異世界の賢者で、自分の後継者になれそうな人間を死後千年も待ち続けていたらしい。
賢者の使命を代理で果たせばその後の人生は自由にしていいと言われ、人生に未練があった俺は、賢者の望み通り転生することに。
読めば賢者の力をそのまま使える魔導書を五冊もらい、俺は異世界へと降り立った。そしてすぐに気付く。この魔導書、一冊だけでも読めば人外クラスの強さを得られてしまう代物だったのだ。
賢者の友人だというもふもふフェニックスを案内役に、五冊のチート魔導書を携えて俺は異世界生活を始める。
ーーーーーー
ーーー
※基本的に毎日正午ごろに一話更新の予定ですが、気まぐれで更新量が増えることがあります。その際はタイトルでお知らせします……忘れてなければ。
※2023.9.30追記:HOTランキングに掲載されました! 読んでくださった皆様、ありがとうございます!
※2023.10.8追記:皆様のおかげでHOTランキング一位になりました! ご愛読感謝!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる