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216.ルイサの転移魔法(9月7日)
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ロンダの街から生存者を救出し終わった所に娘達が転移してきた。それも転移魔法を使ったのはルイサらしい。その転移魔法をルツは“歪だ”と表現した。そういえばルツは固有魔法のことを“エラム帝国最後の悪足掻きの残渣“と言っていた。”歪“と表現される魔法と何か関係あるのだろうか。
「ルツ、どういうことだ?」
俺の問い掛けを遮ってイザベルが話す。
「ねぇ聞いて!ルイサの転移魔法はね!お兄ちゃんの近くに転移する魔法なんだって!」
俺の近くに転移する?転移魔法とは、一度行ったことのある任意の場所を思い浮かべることでその場所に移動する魔法ではないのか。見える範囲でなら瞬間移動できることも、先の定義から逸脱はしない。アイダの固有魔法“譲渡”を使ってイメージを共有すれば、自分が行ったことのない場所にでも転移できる。ルツかソフィアの記憶にあるロンダの城壁上に転移することは、“譲渡”を併用すれば可能なはずだ。だがそれがピンポイントで俺の背後数メートルの地点を指定できるものだろうか。
「正確には、ある特定の個人を標的にして、その背後に瞬間移動する魔法。それがこの娘の転移魔法じゃ。当然行ったっきりで戻ることはできん。なんとも使い所が難しい魔法じゃが、この時代の固有魔法なんぞこんな物かもしれんの」
だから“俺の近くに転移する魔法”か。それは確かに使い所が難しい。伝令役には使えるだろうが、戻る時には俺が転移魔法を使わなければならないし、それなら二点間にあらかじめ転移魔法を仕込んでおけばいいだけだ。
いや、今はルイサの転移魔法の使い道を考えている場合ではない。ルイサが自身の固有魔法を発現させてまで俺を追いかけてきた。そうさせたのは俺の身勝手さだ。
「すまん。ルイサ、イザベル、それにみんなも。心配かけたな」
「いや、心配というか、正直慌てました。もしカズヤ殿が戻らなかったらどうしようかと」
「アイダちゃんがおどおどする姿、カズヤさんにも見せたかったなぁ。あ、私は心配しましたからね!ずっと一緒だった私達を置いていくなんて酷いです!」
「そういうアリシアさんの狼狽ぶりときたら、もう溢れんばかりの涙を浮かべてましたわ」
「ビビアナもアイダちゃんにしがみついて“どうしましょう!どうしましょう!“って大騒ぎだったよね。思い出すだけで笑ける」
「いちばん大騒ぎしたのはイザベル姉さんです。ルツの姐御とソフィアさんに喰ってかかったじゃないですか」
「ルイサは何を勘違いしてるのかなぁ?私ってすっごく冷静だったと思うんだけど」
「冷静だったのはルイサだな。私ならお兄さんを追いかけられる気がするって言って、急に魔法陣のようなものが地面に浮かんでくるから正直焦ったぞ」
魔法陣?カミラは今“魔法陣”と言ったのか。娘達の腰に避妊紋なる紋様が浮かんでいるのは知っているが、魔法陣は見たことがない。アリシアやビビアナが魔法を使う時にも、ルツが未知の魔法を行使するときも、もちろん俺の魔法でも魔法陣なんてものは発現しない。ルイサはやはり特別な魔法を会得したのだろうか。
それにしても、娘達の出現で急に視界が明るくなったような気がする。ビビアナの持つ杖の先には光魔法が灯っているが、周囲では相変わらず屍食鬼が徘徊しているし、腐敗臭も酷い。それでも安らかな気持ちになれる俺は、きっと娘達抜きでは生きていけないのだろう。
「ほらお前達、カズヤを手伝いに来たんだろう。騒ぐのはそれぐらいにして、何をしたらいいかきちんと確認しろ」
元軍人にして元養成所教官であるカミラは、こういう時に頼りになる。
「はい!お兄ちゃん何したらいい?ってかこの街には生存者はいなさそうだけど」
夜目が効くイザベルが街を見渡す。同じ斥候スカウトの役目を担うビビアナも一緒になって辺りを見ているが、すぐに首を横に振った。
「動いているのはネクロファゴばかりですわ。ルツさん、生存者は居ますの?」
「我がアタレフの報告では、生きている者は全員救出済みのようじゃ。もはや骸しか残っておらぬ。カズヤよ。また浄化して回るのかえ?」
そうだな。屍食鬼になった者も心臓の位置にある魔石を破壊すれば浄化魔法が効いて人に戻る。赤翼隊によって魔物として焼却処分されるより、せめて人間として埋葬してやりたいという俺達のエゴなのだが、それでも優先すべきは生存者の命だ。
「いや、それは後回しにして、先にグラウスとグラウス近郊の村の様子を確認しよう。朝まで持たないかもしれない」
「わかりました。一度温泉に飛んでもらえますか?馬車とフェル、ソフィアさんとグロリアを残してきてしまったので」
アイダの言葉にようやく気付く。そういえばソフィア達が見当たらない。どうしたのだろう。
「どんな場所に転移するか分からなかったからさ、馬車からちょっと離れた場所から転移したの。三角屋根の上なんかに出ちゃったら、私達はともかくグロリアと馬車は落っこちちゃうからね!」
なるほど。俺の近くに転移するというルイサの魔法では、俺がどんな場所にいるかまではわからないまま転移しなければならない。今後もしルイサに転移魔法を使わせる時には配慮しなければ。
「よし。温泉まで一旦戻って、それからグラウスに向かう。カミラとビビアナは先にグラウスに向かって拠点を確保してくれ。ルツ、頼めるか?」
拠点を構築する土魔法の使い手、そして目印となる光魔法の使い手としてビビアナは最適だ。その護衛役として遠距離攻撃も近接戦闘もこなすカミラは申し分ない。
「承知した。ほれ、お主ら、早う手を取れ」
小柄なルツの両側からビビアナとカミラが彼女の両手を握ると、さながら親子のような身長差になるが敢えて言うまい。
「俺達も転移するぞ。みんな捉まれ」
「了解!」
俺の右手をイザベルが、左手をルイサが握る。そしてイザベルとアリシアが、ルイサとアイダが、アイダとアリシアが手を繋げば準備完了だ。
「私もそっちが良かったですわ。アリシアさんいいかげん土魔法を覚えませんこと?」
ビビアナの呟きを聞かなかったふりをして、俺達は温泉へと転移した。
「ルツ、どういうことだ?」
俺の問い掛けを遮ってイザベルが話す。
「ねぇ聞いて!ルイサの転移魔法はね!お兄ちゃんの近くに転移する魔法なんだって!」
俺の近くに転移する?転移魔法とは、一度行ったことのある任意の場所を思い浮かべることでその場所に移動する魔法ではないのか。見える範囲でなら瞬間移動できることも、先の定義から逸脱はしない。アイダの固有魔法“譲渡”を使ってイメージを共有すれば、自分が行ったことのない場所にでも転移できる。ルツかソフィアの記憶にあるロンダの城壁上に転移することは、“譲渡”を併用すれば可能なはずだ。だがそれがピンポイントで俺の背後数メートルの地点を指定できるものだろうか。
「正確には、ある特定の個人を標的にして、その背後に瞬間移動する魔法。それがこの娘の転移魔法じゃ。当然行ったっきりで戻ることはできん。なんとも使い所が難しい魔法じゃが、この時代の固有魔法なんぞこんな物かもしれんの」
だから“俺の近くに転移する魔法”か。それは確かに使い所が難しい。伝令役には使えるだろうが、戻る時には俺が転移魔法を使わなければならないし、それなら二点間にあらかじめ転移魔法を仕込んでおけばいいだけだ。
いや、今はルイサの転移魔法の使い道を考えている場合ではない。ルイサが自身の固有魔法を発現させてまで俺を追いかけてきた。そうさせたのは俺の身勝手さだ。
「すまん。ルイサ、イザベル、それにみんなも。心配かけたな」
「いや、心配というか、正直慌てました。もしカズヤ殿が戻らなかったらどうしようかと」
「アイダちゃんがおどおどする姿、カズヤさんにも見せたかったなぁ。あ、私は心配しましたからね!ずっと一緒だった私達を置いていくなんて酷いです!」
「そういうアリシアさんの狼狽ぶりときたら、もう溢れんばかりの涙を浮かべてましたわ」
「ビビアナもアイダちゃんにしがみついて“どうしましょう!どうしましょう!“って大騒ぎだったよね。思い出すだけで笑ける」
「いちばん大騒ぎしたのはイザベル姉さんです。ルツの姐御とソフィアさんに喰ってかかったじゃないですか」
「ルイサは何を勘違いしてるのかなぁ?私ってすっごく冷静だったと思うんだけど」
「冷静だったのはルイサだな。私ならお兄さんを追いかけられる気がするって言って、急に魔法陣のようなものが地面に浮かんでくるから正直焦ったぞ」
魔法陣?カミラは今“魔法陣”と言ったのか。娘達の腰に避妊紋なる紋様が浮かんでいるのは知っているが、魔法陣は見たことがない。アリシアやビビアナが魔法を使う時にも、ルツが未知の魔法を行使するときも、もちろん俺の魔法でも魔法陣なんてものは発現しない。ルイサはやはり特別な魔法を会得したのだろうか。
それにしても、娘達の出現で急に視界が明るくなったような気がする。ビビアナの持つ杖の先には光魔法が灯っているが、周囲では相変わらず屍食鬼が徘徊しているし、腐敗臭も酷い。それでも安らかな気持ちになれる俺は、きっと娘達抜きでは生きていけないのだろう。
「ほらお前達、カズヤを手伝いに来たんだろう。騒ぐのはそれぐらいにして、何をしたらいいかきちんと確認しろ」
元軍人にして元養成所教官であるカミラは、こういう時に頼りになる。
「はい!お兄ちゃん何したらいい?ってかこの街には生存者はいなさそうだけど」
夜目が効くイザベルが街を見渡す。同じ斥候スカウトの役目を担うビビアナも一緒になって辺りを見ているが、すぐに首を横に振った。
「動いているのはネクロファゴばかりですわ。ルツさん、生存者は居ますの?」
「我がアタレフの報告では、生きている者は全員救出済みのようじゃ。もはや骸しか残っておらぬ。カズヤよ。また浄化して回るのかえ?」
そうだな。屍食鬼になった者も心臓の位置にある魔石を破壊すれば浄化魔法が効いて人に戻る。赤翼隊によって魔物として焼却処分されるより、せめて人間として埋葬してやりたいという俺達のエゴなのだが、それでも優先すべきは生存者の命だ。
「いや、それは後回しにして、先にグラウスとグラウス近郊の村の様子を確認しよう。朝まで持たないかもしれない」
「わかりました。一度温泉に飛んでもらえますか?馬車とフェル、ソフィアさんとグロリアを残してきてしまったので」
アイダの言葉にようやく気付く。そういえばソフィア達が見当たらない。どうしたのだろう。
「どんな場所に転移するか分からなかったからさ、馬車からちょっと離れた場所から転移したの。三角屋根の上なんかに出ちゃったら、私達はともかくグロリアと馬車は落っこちちゃうからね!」
なるほど。俺の近くに転移するというルイサの魔法では、俺がどんな場所にいるかまではわからないまま転移しなければならない。今後もしルイサに転移魔法を使わせる時には配慮しなければ。
「よし。温泉まで一旦戻って、それからグラウスに向かう。カミラとビビアナは先にグラウスに向かって拠点を確保してくれ。ルツ、頼めるか?」
拠点を構築する土魔法の使い手、そして目印となる光魔法の使い手としてビビアナは最適だ。その護衛役として遠距離攻撃も近接戦闘もこなすカミラは申し分ない。
「承知した。ほれ、お主ら、早う手を取れ」
小柄なルツの両側からビビアナとカミラが彼女の両手を握ると、さながら親子のような身長差になるが敢えて言うまい。
「俺達も転移するぞ。みんな捉まれ」
「了解!」
俺の右手をイザベルが、左手をルイサが握る。そしてイザベルとアリシアが、ルイサとアイダが、アイダとアリシアが手を繋げば準備完了だ。
「私もそっちが良かったですわ。アリシアさんいいかげん土魔法を覚えませんこと?」
ビビアナの呟きを聞かなかったふりをして、俺達は温泉へと転移した。
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