148 / 239
147.校長先生に報告する①(7月16日)
しおりを挟む
カミラ先生にお願いした先触れは功を奏し、翌7月16日の早朝には養成所に報告できる事となった。
4人娘は学生時代に着ていた制服を引っ張りだして着ている。コスプレと言うことなかれ。年齢的にはまだまだ学生なのだ。
俺はオフィシャルな場にBDUというわけにもいかず、ドイツ連邦軍の制服を着用している。黒のトラウザーズに薄いブルーのワイシャツ、黒のベルトにネクタイ、グレーのジャケット。肩章の縁取りと同じ赤いベレー帽を被り、足元は黒の編み上げブーツ。白いガンベルトにはUSPハンドガンを装着というやつだ。
はい。俺の服装は明らかにコスプレである。
別にいいではないか。自分では気にいっているのだ。
ちなみにフェルはログハウスでお留守番だ。
いくら子犬にしか見えないとはいえ、カサドールの養成所に魔獣を連れて行くのは気が引けたのだ。
◇◇◇
養成所所長、通称校長先生であるサラ マルティネス女史は、すっかりトレードマークとなっているらしい紺色のブラウスに片眼鏡、銀色の髪を後ろできつく結った姿で俺達を迎えてくれた。
娘達を見る校長先生の瞳は柔らかく温かいものではあるが、少なくとも俺を見る時には笑ってはいない。何か言いたいことがあるが、まずは報告を。そんなところか。
同席しているのは養成所の寮監夫妻であるバルトロメ アロンソとダナ アブレゴ、魔法実技教官であるダニエル モンロイの3名。いつもは教官側の席に座っていた魔道具開発教官であるイネス カミラは、今回は俺達と同じサイドの席に着いている。
年齢とキャリアからいえばカミラ先生が俺達サイドの上座に座るべきと考えていたのだが、あれよあれよという間に校長先生が座るお誕生日席の直近に俺が押し込められた。
俺の隣にはアリシア、続いてイザベル、アイダ、ビビアナの順で、1番扉に近い席にカミラ先生が座った。
どうやら俺に出会った順で着席したらしい。
◇◇◇
まずは報告を。という事で、先生達に報告するのは主にイザベルとビビアナだ。時折誇張し過ぎるイザベルの話をアイダとアリシアが適時修正し、ビビアナが補足する。そんな感じで報告は進行した。
アルカンダラからアルマンソラに向かう森の中で、アイダとイザベルがアラーナを倒しフェルを救った話を聞いて、先生達は一様に天井を仰ぎ見た。
「あれ……やっぱりマズかった……ですか?」
イザベルが言葉を選ぶように校長先生に尋ねる。
校長先生は軽く頭を振って答えた。
「マズいも何も、前例がないというか呆れたというか……」
まあそういう反応になるか。
イザベルとアイダがフェルを連れてきた時、カミラ先生だって半ばパニックになりかけたのだ。
アリシアがそうならなかったのは、俺やイザベル達がフェルの存在を受け入れていたから以外の理由ではないだろう。
「いくら幼体とはいえ一角オオカミを手懐けるとは……いや、待てよ。古い文献に似たような記録があったような……」
寮監のバルトロメが何かを思い出そうとするように眉間に手を当てる。
「Domadorね。自然の秩序を司る女神エイレネのお目溢しを頂いて、強力な使役魔法を行使したという記録があるわ。魔法師の名はアドラ ドゥラン。だいたい300年ぐらい前の記録だったかしら」
寮母のダナが淀みなくそう言った。
既に初老の域に達しているはずの頭脳には、どれだけの知識が詰まっているのだろう。
ダナはドマドールと発音したか。カサドールと通じる響きだから、大方“調教師”といったところか。
「ドゥラン師の伝説には聞き覚えがありますな。大鬼を率いて300年以上前の大襲撃を戦ったとか。ただあれは伝説でしょう」
「そうとも言い切れませんよ。第一、御伽噺の類にしては教訓らしき内容が一切ないでしょう。ドゥラン師が魔物を使役して戦ったことで、その後の師の扱いは大層酷いものになったようですね。多くの人を救い、その数に倍する人達に恐れられ、更には疎まれた。師の功績と強力な使役魔法は闇に葬られ、その後の正史からは消え去っています」
「やれやれですなあ。よっぽど人間のほうが魔物よりもタチが悪い。そもそも魔物が人間を襲うのは……」
「モンロイ。そのあたりにしましょう」
何やら話が違う方向に向かいかけた所で、校長先生が話に割って入った。
魔物が人間を襲う理由。個人的にはそっちの話のほうが気になるのだが。
「いずれにせよ、先程の報告を聞く限りでは強力な使役魔法を使ったとしか思えませんね。それも無意識に」
「無意識に……それは固有魔法ということですかな」
固有魔法。魔法を使える者に何かのきっかけで発現するという、その者独自の魔法だ。
アリシアは“遠見”、アイダは“譲渡”、イザベルは“必中”と、それぞれ個性のある固有魔法を持っている。
残念ながら俺には固有魔法が使えるようになったという実感はないが、フェルがアイダや俺達に懐いたのは果たして使役魔法の結果なのだろうか。
「あの……固有魔法って複数使えるのでしょうか。それこそそんな話は聞いたことがないのですが」
フェルが懐いたのは自分の魔法のせいではない。そう俺達の前で言い切ったアイダが、心外そうに先生達に尋ねる。
「そうね……確かに複数の固有魔法を使えるという話は聞かないわね。サラ、あなたはどう?」
「私も聞いた試しがありませんね。とすれば、その場にいて未だ固有魔法を発現していない人物……まさかカズヤ君ですか?」
いきなり矛先が俺を向いた。
だが、フェルの目から赤い狂気に満ちた光が消えた時には俺はその場にはいなかった。その場にいたのはアイダとイザベルのみ。これが事実だ。
「俺ではないと思います。俺はその場にはいませんでしたから。それよりも一角オオカミの幼体、俺達はフェルと呼んでいますが、そのフェルが、あるいは一角オオカミの幼体そのものが特異的だったとは考えられませんか?」
俺の言葉に先生達が押し黙る。
魔物の生態に関する基礎研究はおそらく進んでいない。この世界の狩人達にとっては、魔物は“狩る”対象であっても“研究する”対象ではないのだ。研究が進んでいる分野は“いかに安全に、効率的に狩るか”の一点なのだろう。
だからこそ、狩りの対象にならない幼体の生態など知る由もないし、そもそも幼体の魔物がかなり珍しいらしい。
「それはどういう意味でしょう。何か心当たりが?」
校長先生が少し身を乗り出し、俺の斜め横から鋭い視線を送ってくる。
「フェルを連れて行くと決めた時、この子達とも話し合ったのですが。フェルの眼光が普通の犬やオオカミのと同じになる直前、アイダが干し肉を与えていました。そうだなアイダ」
「はい。牙イノシシの干し肉です」
「ほう。牙イノシシとな。それは珍品だわい。好みは別れるが儂は嫌いではない」
確かに巨躯のバルトロメがドライフルーツを摘んでいる姿は想像し難い。昼間から強い酒を呷りながら干し肉を齧る姿なら容易に想像できるが。
アイダは腰のポーチにいつも干し肉を忍ばせている。滞在する街では必ず買い求めているし、どこでも売っている鹿やイノシシの干し肉に混じって、珍しいと言われるような干し肉を店では探しているようだ。
「しかしまだ乳を飲むような幼体には干し肉は硬すぎるのでは?よく齧りましたね」
「ええ。私もそう思ったので、口に含んでいたものをあげたのです。母犬が子犬に食べさせる肉もそうしてると聞いていたので……」
「ふむ……私もそういった話は聞いたことがありますな。なんでも猟師が猟犬を仕込む時にも同じような手を使うとか」
そうそう。要は一角オオカミも幼体であれば普通の犬のように躾けたり手懐けたりできるのかもしれない。そう先生達が思ってくれればいいのだ。
「それでね!私達がいつも飲んでるお水がコレなんだけど、そのお水を含んだ干し肉がフェルに効いたんじゃないかって話になったんだよね」
突然イザベルが腰に下げたペットボトルを外してテーブルの上に置く。さすがに剥き身のペットボトルでは目立つので、最近はアリシアが編んでくれた革のボトルホルダーを全員が愛用している。おかげで水筒に見えなくもない。
「水……何か特別な水なのですか?」
校長先生の眼光が一層鋭くなった気がした。
「お兄ちゃんが水魔法で出したお水だよ!魔力が一気に回復する優れものなの!」
ちょっと待てイザベルよ。せっかく俺が落とし所を考えてストーリーを“一角オオカミだって犬科の仲間だ。だから同じように調教可能だ“って方向に持っていこうとしているのに、全部をひっくり返そうとするんじゃない。
先生達が呆気に取られたような顔をする中、校長先生がテーブルの上に身を乗り出し、イザベルの前に置かれたペットボトルに手を伸ばした。
4人娘は学生時代に着ていた制服を引っ張りだして着ている。コスプレと言うことなかれ。年齢的にはまだまだ学生なのだ。
俺はオフィシャルな場にBDUというわけにもいかず、ドイツ連邦軍の制服を着用している。黒のトラウザーズに薄いブルーのワイシャツ、黒のベルトにネクタイ、グレーのジャケット。肩章の縁取りと同じ赤いベレー帽を被り、足元は黒の編み上げブーツ。白いガンベルトにはUSPハンドガンを装着というやつだ。
はい。俺の服装は明らかにコスプレである。
別にいいではないか。自分では気にいっているのだ。
ちなみにフェルはログハウスでお留守番だ。
いくら子犬にしか見えないとはいえ、カサドールの養成所に魔獣を連れて行くのは気が引けたのだ。
◇◇◇
養成所所長、通称校長先生であるサラ マルティネス女史は、すっかりトレードマークとなっているらしい紺色のブラウスに片眼鏡、銀色の髪を後ろできつく結った姿で俺達を迎えてくれた。
娘達を見る校長先生の瞳は柔らかく温かいものではあるが、少なくとも俺を見る時には笑ってはいない。何か言いたいことがあるが、まずは報告を。そんなところか。
同席しているのは養成所の寮監夫妻であるバルトロメ アロンソとダナ アブレゴ、魔法実技教官であるダニエル モンロイの3名。いつもは教官側の席に座っていた魔道具開発教官であるイネス カミラは、今回は俺達と同じサイドの席に着いている。
年齢とキャリアからいえばカミラ先生が俺達サイドの上座に座るべきと考えていたのだが、あれよあれよという間に校長先生が座るお誕生日席の直近に俺が押し込められた。
俺の隣にはアリシア、続いてイザベル、アイダ、ビビアナの順で、1番扉に近い席にカミラ先生が座った。
どうやら俺に出会った順で着席したらしい。
◇◇◇
まずは報告を。という事で、先生達に報告するのは主にイザベルとビビアナだ。時折誇張し過ぎるイザベルの話をアイダとアリシアが適時修正し、ビビアナが補足する。そんな感じで報告は進行した。
アルカンダラからアルマンソラに向かう森の中で、アイダとイザベルがアラーナを倒しフェルを救った話を聞いて、先生達は一様に天井を仰ぎ見た。
「あれ……やっぱりマズかった……ですか?」
イザベルが言葉を選ぶように校長先生に尋ねる。
校長先生は軽く頭を振って答えた。
「マズいも何も、前例がないというか呆れたというか……」
まあそういう反応になるか。
イザベルとアイダがフェルを連れてきた時、カミラ先生だって半ばパニックになりかけたのだ。
アリシアがそうならなかったのは、俺やイザベル達がフェルの存在を受け入れていたから以外の理由ではないだろう。
「いくら幼体とはいえ一角オオカミを手懐けるとは……いや、待てよ。古い文献に似たような記録があったような……」
寮監のバルトロメが何かを思い出そうとするように眉間に手を当てる。
「Domadorね。自然の秩序を司る女神エイレネのお目溢しを頂いて、強力な使役魔法を行使したという記録があるわ。魔法師の名はアドラ ドゥラン。だいたい300年ぐらい前の記録だったかしら」
寮母のダナが淀みなくそう言った。
既に初老の域に達しているはずの頭脳には、どれだけの知識が詰まっているのだろう。
ダナはドマドールと発音したか。カサドールと通じる響きだから、大方“調教師”といったところか。
「ドゥラン師の伝説には聞き覚えがありますな。大鬼を率いて300年以上前の大襲撃を戦ったとか。ただあれは伝説でしょう」
「そうとも言い切れませんよ。第一、御伽噺の類にしては教訓らしき内容が一切ないでしょう。ドゥラン師が魔物を使役して戦ったことで、その後の師の扱いは大層酷いものになったようですね。多くの人を救い、その数に倍する人達に恐れられ、更には疎まれた。師の功績と強力な使役魔法は闇に葬られ、その後の正史からは消え去っています」
「やれやれですなあ。よっぽど人間のほうが魔物よりもタチが悪い。そもそも魔物が人間を襲うのは……」
「モンロイ。そのあたりにしましょう」
何やら話が違う方向に向かいかけた所で、校長先生が話に割って入った。
魔物が人間を襲う理由。個人的にはそっちの話のほうが気になるのだが。
「いずれにせよ、先程の報告を聞く限りでは強力な使役魔法を使ったとしか思えませんね。それも無意識に」
「無意識に……それは固有魔法ということですかな」
固有魔法。魔法を使える者に何かのきっかけで発現するという、その者独自の魔法だ。
アリシアは“遠見”、アイダは“譲渡”、イザベルは“必中”と、それぞれ個性のある固有魔法を持っている。
残念ながら俺には固有魔法が使えるようになったという実感はないが、フェルがアイダや俺達に懐いたのは果たして使役魔法の結果なのだろうか。
「あの……固有魔法って複数使えるのでしょうか。それこそそんな話は聞いたことがないのですが」
フェルが懐いたのは自分の魔法のせいではない。そう俺達の前で言い切ったアイダが、心外そうに先生達に尋ねる。
「そうね……確かに複数の固有魔法を使えるという話は聞かないわね。サラ、あなたはどう?」
「私も聞いた試しがありませんね。とすれば、その場にいて未だ固有魔法を発現していない人物……まさかカズヤ君ですか?」
いきなり矛先が俺を向いた。
だが、フェルの目から赤い狂気に満ちた光が消えた時には俺はその場にはいなかった。その場にいたのはアイダとイザベルのみ。これが事実だ。
「俺ではないと思います。俺はその場にはいませんでしたから。それよりも一角オオカミの幼体、俺達はフェルと呼んでいますが、そのフェルが、あるいは一角オオカミの幼体そのものが特異的だったとは考えられませんか?」
俺の言葉に先生達が押し黙る。
魔物の生態に関する基礎研究はおそらく進んでいない。この世界の狩人達にとっては、魔物は“狩る”対象であっても“研究する”対象ではないのだ。研究が進んでいる分野は“いかに安全に、効率的に狩るか”の一点なのだろう。
だからこそ、狩りの対象にならない幼体の生態など知る由もないし、そもそも幼体の魔物がかなり珍しいらしい。
「それはどういう意味でしょう。何か心当たりが?」
校長先生が少し身を乗り出し、俺の斜め横から鋭い視線を送ってくる。
「フェルを連れて行くと決めた時、この子達とも話し合ったのですが。フェルの眼光が普通の犬やオオカミのと同じになる直前、アイダが干し肉を与えていました。そうだなアイダ」
「はい。牙イノシシの干し肉です」
「ほう。牙イノシシとな。それは珍品だわい。好みは別れるが儂は嫌いではない」
確かに巨躯のバルトロメがドライフルーツを摘んでいる姿は想像し難い。昼間から強い酒を呷りながら干し肉を齧る姿なら容易に想像できるが。
アイダは腰のポーチにいつも干し肉を忍ばせている。滞在する街では必ず買い求めているし、どこでも売っている鹿やイノシシの干し肉に混じって、珍しいと言われるような干し肉を店では探しているようだ。
「しかしまだ乳を飲むような幼体には干し肉は硬すぎるのでは?よく齧りましたね」
「ええ。私もそう思ったので、口に含んでいたものをあげたのです。母犬が子犬に食べさせる肉もそうしてると聞いていたので……」
「ふむ……私もそういった話は聞いたことがありますな。なんでも猟師が猟犬を仕込む時にも同じような手を使うとか」
そうそう。要は一角オオカミも幼体であれば普通の犬のように躾けたり手懐けたりできるのかもしれない。そう先生達が思ってくれればいいのだ。
「それでね!私達がいつも飲んでるお水がコレなんだけど、そのお水を含んだ干し肉がフェルに効いたんじゃないかって話になったんだよね」
突然イザベルが腰に下げたペットボトルを外してテーブルの上に置く。さすがに剥き身のペットボトルでは目立つので、最近はアリシアが編んでくれた革のボトルホルダーを全員が愛用している。おかげで水筒に見えなくもない。
「水……何か特別な水なのですか?」
校長先生の眼光が一層鋭くなった気がした。
「お兄ちゃんが水魔法で出したお水だよ!魔力が一気に回復する優れものなの!」
ちょっと待てイザベルよ。せっかく俺が落とし所を考えてストーリーを“一角オオカミだって犬科の仲間だ。だから同じように調教可能だ“って方向に持っていこうとしているのに、全部をひっくり返そうとするんじゃない。
先生達が呆気に取られたような顔をする中、校長先生がテーブルの上に身を乗り出し、イザベルの前に置かれたペットボトルに手を伸ばした。
34
お気に入りに追加
1,713
あなたにおすすめの小説
素人配信者さん、初回でうっかり伝説級の大バズりを披露してしまう(願望)~あれ? モンスターってS級でもこんなものなの?(他人任せ)~
こまの ととと
ファンタジー
世はまさに大ダンジョン配信時代!
ダンジョンが生まれ、配信者がいれば当然の成り行きで生まれいずる。これぞ世の成り立ちである!
若きも男も女も、皆夢中になる。
そんなトップコンテンツに挑む者は、時勢について行けない老人を除いて後を絶たないそんな時代のお話。
ここにダンジョン配信者に憧れる純粋な少年がいた!
誰もが憧れるカッコいい仕事だから、単純な理由だからその思いは力強い。
彼の純粋な心に触れた視聴者は、次第に惹かれて彼を求めてやまなくなる。
彼の通った後にはモンスターの屍。たどり着いたボスとの死闘。そして仲間との……。
果たして彼の築き上げる伝説の目撃者に、アナタも成れるのだろうか?
*あらすじと本編では若干の差異がある場合がございます。あらかじめご了承下さい。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる