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嘘、妄想をモットーに生きております!
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皆さん、私です。絶世の美女こと神です。
遂にチーレムの初戦闘が始まります。
相手はダークエルフのエイラさん。
魔法を扱うことに長けた種族です。
果たして、どのような戦いが見られるのか楽しみです。
「行くぞっ!」
エイラさんが叫びます。
同時に木から飛び降りて、何やら片手に炎の球体を召還していますね。
あれを撃つつもりなのでしょうが、ここは森ですよ?
火災になったら彼女はどう責任を取るのでしょうか。
「させるか!」
おっと、チーレムも叫びました。
いったい何をするのでしょう?
「くらえっ! 見よう見真似だ、ホリーアロー!」
「なに!?」
おお、エイラさんが先ほど見せた魔法を使いました。
それにしてもあれですね。魔法の使い方分かるのですね。
誰にも教授してもらってないのに、使えるあたりセンスがいいのでしょうか。
というか、センスというよりは能力でしょうか?
「――まだだ! イノセントハンド!」
チーレムの光の矢とエイラさんの炎が相殺されました。
爆発音が響き渡る中、エイラさんは怯まずに次の手を打ちます。
彼女が魔法を叫んだ瞬間の出来事です。
あろうことか、右腕が百足の様になりました。
とても気持ちが悪いですね。凄く畝っています。
「趣味の悪い魔法だな! でも悪いが貰うぜ! イノセントハンド!!」
うっわ、怖いです。
チーレムも同じ魔法を使ったことにより、右腕が百足になりました。
最早、人外の戦いですよ。
というか、右腕が百足の勇者とか嫌過ぎませんか?
普通は剣とか扱うべきでは? なんで触腕を振り回しているのでしょうか。
「また、同じ魔法か!」
「俺は、どうやらそういう能力みたいでな!」
二人の百足が淫靡に絡まっています。
あれですよね。腕が触手だから気持ち悪いだけで、これって実質握手ですよね。
そう考えると仲よく握手しているみたいでムカつきますね。
「っく!?」
おや、どうやらエイラさんが競り負けてしまったようです。
苦痛の表情を浮べていますね。
おそらく、チーレムの能力は相手の魔法をコピーするとかそういう類だと思います。
地味ですね。結局、人の力でしか成り上がれない人間ですか。
まあ、その力を与えたのは私なのですが。
「――流石だな。どうやらアタシの負けだ」
「……なら、俺は試験に合格ってことでいいのか?」
いや、随分と降参が早いですね。
別にお互いに無傷じゃないですか。
もっと、こうなんといいますか。血を流しましょうよ。
見ていてあまり楽しめませんでしたし。
「この力なら、安心して世界を任せられるな……ぐっ!?」
「な、おい大丈夫か!?」
いきなりエイラさんが倒れてしまいました。大丈夫でしょうか? 心配です。
もしかして、傷がないだけで今の戦いで負傷していたのでしょうか。
チーレムが慌てて彼女に駆け寄っていますが、何故か二人とも腕は百足のままです。
もう、これモンスターじゃないですか。
「ああ、すまない――……どうやら、邪王の復活が近いようだッ!」
「なんだと!?」
おおう、ここで邪王を出しますか。
いったい邪王とエイラさんはどんな因縁があるのでしょうかね。
まあ、絶対になにもありませんが。というか、邪王自体存在しませんし。
「アタシは、邪王を封印するための器なんだ。だが、日に日に強まっていく邪王の力にどうやら、アタシの体も限界の様だ……!」
「そんな!?」
なるほど、なんとなく理解しましたよ。
どうやらエイラさんは邪王を封印する力を持っていて、その身を犠牲に今まで封じ込めていた、という設定ですね。
もう、彼女に至っては知ったかぶりどころか、完全なる嘘です。
どうして、そんな話をしたのかちゃんちゃら謎です。
「だが、お前という勇者と出会えて良かった。これなら、安心して世界を任せられる」
いや、私だったら絶対に嫌ですよ。
こんなチーレム野郎に世界の命運を任せたくないです。
だって、この男は地図も読めなければ、人の助言も無視する人間ですよ。
多分、世界の半分を上げるとか言われたらちゃっかり貰うタイプですって。
まあ、その半分の世界に人類が移住すれば安全は間違いないですが。
「……分かった。邪王も魔神も俺がまとめてぶっ倒してやる――!」
「ふふ、それは頼もしいな」
全然頼もしくないのですが。
片腕が百足の男に頼もしさとか、微塵も感じませんよ?
といいますか、チーレムもいい加減口調を安定させましょうよ。
この人、若干勢いに任せすぎじゃないですか?
そのせいで、邪王と魔神とかいう存在しない敵を倒す羽目になっているのですよ?
「なら行け。貴様は合格だ! 邪王の復活は近い。こんな場所で胡坐を掻いていていい男じゃない……」
「ああ。分かった。なら、俺は行くよ」
「……達者でな」
しんみりとした雰囲気ですね。
きっと、彼はエイラさんの命はもう長くないと気が付いているのでしょう。
その勘を肯定するように彼女も安らかに瞳を閉じました。演技派ですね。
設定を貫くことに命でもかけているのでしょうか?
「――っ!」
チーレムは走りました。
彼女の死を乗り越えて、きっと彼は一段と成長するのでしょうね。
まあ、死んですらないのですが。
そもそも器ですらないですし。邪王もいないですしね。
というわけで、チーレムは存在しないはずの魔神と邪王を倒す為に、存在しない街を目指すのでしょう。
もとより、魔神討伐と街に辿り着くことが目的でしたし、そこに邪王が加わっただけですね。
「くそっ! この世界はいったいどうなるってんだ!」
そう言って、チーレムは森を進みます。
もう彼は何処に辿り着くのか私には分かりません。
王国がある道なりは遥か遠くとなってしまいましたし、この先に果たして何があるのか。
チーレムの冒険はまだまだ続くと言ったところでしょうか。
そういえば、エイラさんはどうなったのでしょうか?
少し、覗いてみましょう。
「……」
居ました。彼女です。エイラさんです。
何故か、ぼーっとした様子で動こうとはしません。
「あー、どうしよう。邪王って何?」
……凄いおじさんみたいな声です。
エイラさんって地声はおっさん声だったんですね。幻想が砕かれましたよ。
その幻想をぶち壊されました。
とはいえ、やっぱり邪王とか嘘だったんですね。
これで安心して、チーレムを観察できます!
え? 何故かと聞かれますか?
それは簡単ですよ。邪王が本当にいたら、私がわざわざ討伐しないといけないので。
そういえば、話は変わるのですが、チーレムはお腹とか空かないのですかね。
ちょっと、気になります。
まあ、それはおいおい判明することでしょうね。楽しみです!
遂にチーレムの初戦闘が始まります。
相手はダークエルフのエイラさん。
魔法を扱うことに長けた種族です。
果たして、どのような戦いが見られるのか楽しみです。
「行くぞっ!」
エイラさんが叫びます。
同時に木から飛び降りて、何やら片手に炎の球体を召還していますね。
あれを撃つつもりなのでしょうが、ここは森ですよ?
火災になったら彼女はどう責任を取るのでしょうか。
「させるか!」
おっと、チーレムも叫びました。
いったい何をするのでしょう?
「くらえっ! 見よう見真似だ、ホリーアロー!」
「なに!?」
おお、エイラさんが先ほど見せた魔法を使いました。
それにしてもあれですね。魔法の使い方分かるのですね。
誰にも教授してもらってないのに、使えるあたりセンスがいいのでしょうか。
というか、センスというよりは能力でしょうか?
「――まだだ! イノセントハンド!」
チーレムの光の矢とエイラさんの炎が相殺されました。
爆発音が響き渡る中、エイラさんは怯まずに次の手を打ちます。
彼女が魔法を叫んだ瞬間の出来事です。
あろうことか、右腕が百足の様になりました。
とても気持ちが悪いですね。凄く畝っています。
「趣味の悪い魔法だな! でも悪いが貰うぜ! イノセントハンド!!」
うっわ、怖いです。
チーレムも同じ魔法を使ったことにより、右腕が百足になりました。
最早、人外の戦いですよ。
というか、右腕が百足の勇者とか嫌過ぎませんか?
普通は剣とか扱うべきでは? なんで触腕を振り回しているのでしょうか。
「また、同じ魔法か!」
「俺は、どうやらそういう能力みたいでな!」
二人の百足が淫靡に絡まっています。
あれですよね。腕が触手だから気持ち悪いだけで、これって実質握手ですよね。
そう考えると仲よく握手しているみたいでムカつきますね。
「っく!?」
おや、どうやらエイラさんが競り負けてしまったようです。
苦痛の表情を浮べていますね。
おそらく、チーレムの能力は相手の魔法をコピーするとかそういう類だと思います。
地味ですね。結局、人の力でしか成り上がれない人間ですか。
まあ、その力を与えたのは私なのですが。
「――流石だな。どうやらアタシの負けだ」
「……なら、俺は試験に合格ってことでいいのか?」
いや、随分と降参が早いですね。
別にお互いに無傷じゃないですか。
もっと、こうなんといいますか。血を流しましょうよ。
見ていてあまり楽しめませんでしたし。
「この力なら、安心して世界を任せられるな……ぐっ!?」
「な、おい大丈夫か!?」
いきなりエイラさんが倒れてしまいました。大丈夫でしょうか? 心配です。
もしかして、傷がないだけで今の戦いで負傷していたのでしょうか。
チーレムが慌てて彼女に駆け寄っていますが、何故か二人とも腕は百足のままです。
もう、これモンスターじゃないですか。
「ああ、すまない――……どうやら、邪王の復活が近いようだッ!」
「なんだと!?」
おおう、ここで邪王を出しますか。
いったい邪王とエイラさんはどんな因縁があるのでしょうかね。
まあ、絶対になにもありませんが。というか、邪王自体存在しませんし。
「アタシは、邪王を封印するための器なんだ。だが、日に日に強まっていく邪王の力にどうやら、アタシの体も限界の様だ……!」
「そんな!?」
なるほど、なんとなく理解しましたよ。
どうやらエイラさんは邪王を封印する力を持っていて、その身を犠牲に今まで封じ込めていた、という設定ですね。
もう、彼女に至っては知ったかぶりどころか、完全なる嘘です。
どうして、そんな話をしたのかちゃんちゃら謎です。
「だが、お前という勇者と出会えて良かった。これなら、安心して世界を任せられる」
いや、私だったら絶対に嫌ですよ。
こんなチーレム野郎に世界の命運を任せたくないです。
だって、この男は地図も読めなければ、人の助言も無視する人間ですよ。
多分、世界の半分を上げるとか言われたらちゃっかり貰うタイプですって。
まあ、その半分の世界に人類が移住すれば安全は間違いないですが。
「……分かった。邪王も魔神も俺がまとめてぶっ倒してやる――!」
「ふふ、それは頼もしいな」
全然頼もしくないのですが。
片腕が百足の男に頼もしさとか、微塵も感じませんよ?
といいますか、チーレムもいい加減口調を安定させましょうよ。
この人、若干勢いに任せすぎじゃないですか?
そのせいで、邪王と魔神とかいう存在しない敵を倒す羽目になっているのですよ?
「なら行け。貴様は合格だ! 邪王の復活は近い。こんな場所で胡坐を掻いていていい男じゃない……」
「ああ。分かった。なら、俺は行くよ」
「……達者でな」
しんみりとした雰囲気ですね。
きっと、彼はエイラさんの命はもう長くないと気が付いているのでしょう。
その勘を肯定するように彼女も安らかに瞳を閉じました。演技派ですね。
設定を貫くことに命でもかけているのでしょうか?
「――っ!」
チーレムは走りました。
彼女の死を乗り越えて、きっと彼は一段と成長するのでしょうね。
まあ、死んですらないのですが。
そもそも器ですらないですし。邪王もいないですしね。
というわけで、チーレムは存在しないはずの魔神と邪王を倒す為に、存在しない街を目指すのでしょう。
もとより、魔神討伐と街に辿り着くことが目的でしたし、そこに邪王が加わっただけですね。
「くそっ! この世界はいったいどうなるってんだ!」
そう言って、チーレムは森を進みます。
もう彼は何処に辿り着くのか私には分かりません。
王国がある道なりは遥か遠くとなってしまいましたし、この先に果たして何があるのか。
チーレムの冒険はまだまだ続くと言ったところでしょうか。
そういえば、エイラさんはどうなったのでしょうか?
少し、覗いてみましょう。
「……」
居ました。彼女です。エイラさんです。
何故か、ぼーっとした様子で動こうとはしません。
「あー、どうしよう。邪王って何?」
……凄いおじさんみたいな声です。
エイラさんって地声はおっさん声だったんですね。幻想が砕かれましたよ。
その幻想をぶち壊されました。
とはいえ、やっぱり邪王とか嘘だったんですね。
これで安心して、チーレムを観察できます!
え? 何故かと聞かれますか?
それは簡単ですよ。邪王が本当にいたら、私がわざわざ討伐しないといけないので。
そういえば、話は変わるのですが、チーレムはお腹とか空かないのですかね。
ちょっと、気になります。
まあ、それはおいおい判明することでしょうね。楽しみです!
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