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非同盟国たちの運命
しおりを挟む「さて、最初の国がこの同盟を否定してから2年の間で、いろいろやるしかないか…」
アインは、この後、大陸が、今後、大きく変わっていくきっかけを作ることになった。
アインはそれを行うために、最初に、同盟国に一斉にとある連絡をした。
その内容は・・・
「同盟国に一斉通達。これから先、我々以外の国に対して、戦争をすることが多くなるだろう。
よって、その戦争への参加は自由だが、戦争での活躍によっては、報酬を与えることにする。
まず、最初に、この2か国に攻め込む。」
そしてアインは、国の名前が書いてあるリストを各国に見せた。
「これより、数分の間、この戦争に参加したい国を募集する。それでは、連絡のほうはこちらにしてくれ。」
アインは、連絡先の書いてあるメモを各国に見せた。
その後、通話を切った。
数分後…
「みんな、これからしばらく、ここを離れるね。」
アインは、3人に対して、そう言った。
「何で?」
「じつは、今回の同盟の話で、実家のほうに少し頼みごとをしていたんだけど、それが完成したらしいんだ。」
アインは、いきなり戦争をしてくるためとはいえなかったので、そんな良いわけをした。
「そうなんだ。それじゃあ、結構戻って来れないの?」
「そうだね。まぁ、出来るだけ早く帰ってくるよ。それじゃあ、行ってくる。」
そしてアインは3人といったん別れて、街の外に出た。
街の外に出ると、エリが待っていた。
「お待ちしておりました。アイン様。」
「ありがとう、それで、各国の様子はどう?」
「はい。私たちの同盟国は80国。まぁ、4国はアイン様の国なので、約70国として、今回参戦を表明したのは、4国、まぁ、最初の戦争にしては、多くが参戦したのでは?」
「そうだね。それに今回は戦争をすることを突然言ったから、各国も準備できていなかったんでしょ。」
「そうですね。後は、同盟に参加下は良いものの、この同盟で勝てるのか不安だった国なんかは参戦していないのでは?」
「その可能性も大きいね。まぁ、それは戦争が終わった後に考えよう。それよりも今は、この戦争に勝つことだ。」
「そんなに身構えなくても勝てるのでは?」
「まぁ、勝てるだろうけど、出来るだけ被害が少ないほうが良いじゃん。」
「では、アイン様は、今回の戦争での目標は勝利を通り越して、戦死者の少なさですか?」
「まぁ、向こうの戦死者の数まで考慮しているほどの余裕はないから、今回は同盟国の戦死者の少なさを考えるけどね。」
「分かりました。それでは、わが国の精鋭部隊を…」
「待って、今のところ、僕が各国に紹介をしている第2位の国以外の兵は出来るだけ使わないようにしてもらえない?」
「何故…ですか?」
「この同盟の最終目標は大国たちを倒してまわるということなんだから、出来るだけ同盟の中に大国があることを知られたくないんだよね。」
「そうでしたか…それでは、この戦争での負傷者は多くなってしまうと思うのですが…」
「それは仕方ないことだよ。でも、その中でも出来るだけ負傷者を減らしたいんだ。」
「分かりました……では、今回は、本国のほうからも優秀な兵を何人か持ってきておきますね。彼らに敵国の兵を殲滅してもらって、残りの残党を同盟国に任せましょう。」
「それが一番被害が少なくて住むかな?」
「おそらく…」
「それじゃあ、その作戦で行こう。とりあえず、各国には戦争開始の日時を相談して決めてもらおう。こっちは転移魔法でどうにかなるし。」
こうして、アインによる、非同盟国を減らしていく戦争が始まるのであった。
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