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母国に帰還

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            そんな事をして、時間を潰していると、母国のほうから連絡があった。

「え?来て欲しいって?」

「はい。用件は良く分からないのですが、出来れば来て欲しいそうです。」

「そうなんだ…何のようなんだろう。」

そして、アインは、久しぶりに母国に帰るということで、いろいろ用意をしてから母国に向かった。

そして、着いた。

「懐かしいな…ゼアリード王国…」

そして、母国についてからは、呼ばれているので、すぐに王城に向かった。

「名前を言ってください。」

そして、門番に名前を聞かれたので、

「アインです。」

と、言うと…

「アイン?あれ?貴族にそんな名前の人っていたかな…」

「いや。俺は知らない。貴族の名前は大体頭に入れたと思ったんだけど…」

アインは、一般人には出来ない、豪華な服装をしていたので、貴族に見えたのだ。

「あ、この国の貴族ではありませんよ。」

「ああ、そうだったのか。…?この国の?」

「まぁ、他国の貴族でとでも思って置いてください。」

そして、そういうと、警戒心を高めながらも用件を聞いてきた。

「何のようで、この王城に入ろうとしている?」

「この国の王に呼ばれたから…ですかね。」

そういうと、門番は近くを歩いていた、ベテランの兵士に、今日そんな予定があったのか聞いた。

「ああ、なんか言っていたな。まぁ、日時は知らないが。」

そして、そのベテランの兵士が、アインの顔を見ると。

「あ、アイン様。王様に呼ばれていたのはアイン様でしたか…」

「そうだよ。」

「2人とも、お通ししなさい。」

「え!良いのですか?」

「はい。王様が用のある人は、その人であっています。」

そんなこんなで、どの国でも、アインは一回は門番に引っかかるのだった。

(まぁ、こんな格好しているしね。)

しかし、アインはそれはしょうがないことだとして、特に気にせず中に入っていって、玉座の間まで向かった。

「おお、アインよ。来てくれたか。」

そして、玉座の間に入ると、すでに王が居た。

「まぁ、今回呼んだのはそこまで大きな用事があったわけではないのだが…」

「そうなんですか?」

アインは、王とは対等な立場だが、年上ということで敬語を使っていた。

「ああ、まぁ、話っていうのは世界会議についてだな。まずは、アイン君の国は十中八九入っているだろう。」

「はい。」

「それで、おそらく今年の1位はアイン君の国だろう。理由もあるが、聞きたいか?」

「まぁ、聞けるのなら聞きたいです。」

「まぁ、簡単な理由が国土だな。私のこの国がいつも2位なのだが、1位のところは大陸全土が国土って言うところだ。アイン君は正確な土地の大きさを出したかい?」

「ええ。出しておきましたよ。エリが。」

「まぁ、優秀な部下がやってくれるならそれでも良いが、出来るだけ自分でやっておいたほうが良いぞ。」

「分かりました。」

「それで、アイン君は、最近、一個の大陸を丸々制覇したので、それで国土は同じ。さらに、本国や新しい大陸の中の大きな国土、そして、魔王国を合わせることで、アイン君は国土では圧倒的な差を築き上げた。」

「確かに大きいですね。でも、それだけで決まるのですか?」

「まぁ、他にも要因はあるのだが…説明しようか。」

こうして、王による説明が始まった。

        
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