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第一陣撃破

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            そして、戦闘が始まった。

「よし、これから先、進むためにはここを乗り越えることが大切だ。つまり、この戦争は絶対負けるわけにはいかない。全員気を抜くな!」

そう言いながら、エドウィンの軍勢は襲い掛かってきた。

「なんだ?たったそれだけの人数でこちらに勝とうとしているのか?」

そんなふうに、アイン国側は人数で勝っているため、侮っていた。

「まぁいい。ここで俺たちの国で多くの敵を倒して、報酬をもらうぞー!」

こういう風に、同じ国同士の中では士気が上がったが、やはりほかの国と協力するつもりはないそうだ。

「はぁ~。なんであいつらは、同じ国出身のやつとは協力ができるのに、それ以外の国のやつとはできないのか…」

イーサンがそう言うと、イーサンと一緒についてきた兵も発言をした。

「本当になんでなんでしょうか?エドウィンの方の兵は、自分たちの国が負けたら、しっかりとエドウィン国としてがんばっているのに…」

「正直、こんなことをいうのはいけないのかもしれないが、アイン様は優しすぎるのだ。」

「と言うのは?」

「ああ、アイン様もエドウィンも同じく支配者だ。支配された兵にとっては一番上の存在だろう。しかし、アイン様とエドウィンには圧倒的な差がある。」

「なんでしょうか?まぁ、ある程度想像できますが…」

「ああ、それは、性格だな。アイン様は優しく、エドウィンは敵対する者には処罰という、正反対のような性格を持っている。」

「なるほど、つまりはアイン様の優しさによって、支配されている兵たちも、ある程度反抗しても処罰されないと思っているのですよ。なので、なめきっているのですね。そして、逆に向こうエドウィンは逆らったら処罰されるから、従っている。・・・ということですね?」

「そうだな。だから、私がその分厳しくしていかなくてはいけないのだ。」

「そうですね。」

そして、両軍が戦いあっている中、問題は起こった。

「よし、とどめだ。」

そういいながら、アインの支配下になった国の1人の兵がエドウィン国の兵を攻撃しようとしたところ・・・

「まて!そいつは俺の獲物だ!」

そういって、仲間を殺そうとした兵が出てきた。

しかし・・・

「君。仲間を殺すのはいけないと言ったはずだよな?」

そういって、各軍の中に潜入していたイーサンの部下が仲間を殺そうとした兵を斬っていった。

「君たちが仲間割れしたときは、先に仕掛けたほうを殺していいとイーサン様から言われいる。しっかりと戦うことだな。」

こうして、どんどんと、仲間割れをしていく兵を処罰していった結果。なんとか協力をして勝つことができた。

「よし、第一陣はなんとかできたな。これから先も手を抜くな!功績が多かったものには特別に個人にも報酬を上げよう。」

こうして、第2陣を待つのであった。
        
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