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悪口禁止令
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グインが失神してしまってから数分後、グインは意識を取り戻していた。
「お、おお。」
「大丈夫ですか?父上。」
「ああ、大丈夫だ。っしかし、何でこんなことに。」
「あれ?覚えていませんか?」
「ああ、お前さんにお金をもらうところまでは覚えているんだけどな。」
「それじゃあ、もう一回、袋を開けてください。」
そして、グインはもう一回袋を開けるが、中に入っているのはやはり、黒金貨100枚だった。
「アインよ。これは黒金貨ではないか?」
「そうですよ。」
「何でこんなに量があるんだ?これだけでも、結構な額になるぞ。」
黒金貨一枚が日本円にして千億なので、100ということは10兆円ということになる。
「はい。久しぶりの親孝行なので、できるだけ多いほうがいいかなと思ってこの額を持ってきました。」
「持って来ぎだ。」
「そうですか?」
「本当に大丈夫なのか?さっき、セシルも言っていたが、最近公爵ではないのだろう?」
「はい。最近は公爵をやめ、ほかのことをやっています。」
「やっぱり。それではこの黒金貨100枚という出費はまずいのではないか?」
「そんな事有りません。今の仕事の関係上、黒金貨は集めようと思えばいつでも集められます。」
「何だって?」
「まず、私が公爵をやめた理由ですが、この国の王に今の自分の領地を使って王をやってみないか?といわれたからです。つまり、今の僕はこの国の隣国の王ですね。」
「隣国の王だと?もしもそれが本当だったら、私は態度を改めなければならない。」
「そうですか…しかし、本当に隣国の王を今はやっているのです。」
「そうか。ちなみに力は?」
「それは王と2人の公爵から口止めを食らっているので、言えません。」
「なるほど…あの3人が口止めをするということは私たちの国の合計戦力よりも強いのか。」
「言えません。」
「分かった。それでは、これは返しておこう。さすがにこの黒金貨100枚で戦争を始められたくはないのでな。」
「それは大丈夫です。ここに来たのは本当に親孝行をするために来ましたし、この国とはすでに不可侵条約を結んでいますから。子供からのプレゼントくらい受け取ってください。」
「そうか?でも、こんな大金ではアインの国の生活が苦しくなるのではないか?」
「そんなことはありません。言ってしまえば僕の副業だけでも年間100黒金貨以上稼いでいますから。」
「そ、そうなのか。すごいな。」
「ありがとうございます。それではそろそろ時間なので帰らせてもらいますね。このお金は何に使っても良いですからね。」
「そうか、とりあえずはセシルと協力をして、このお金の使い道を考えるよ。」
「はい。あと、家族なので大丈夫だと思いますけど、この国の王たちが僕の悪口を言うと取調べを行うようにするそうです。まぁ、家族なので、多少の悪口は大丈夫でしょうけど。」
「そうか。何か条件はあるか?」
「多分、殺すや、潰す。あいつの領土を滅ぼしてやるとかを言わなければ良いと思いますよ。そもそも家の中をどうやって調べているのかは分かりませんが。」
「そうか。それじゃあ、たまに帰って来るんだよ。」
「はい。分かりました。」
そしてアインは転移魔法で国へと帰っていった。
「お、おお。」
「大丈夫ですか?父上。」
「ああ、大丈夫だ。っしかし、何でこんなことに。」
「あれ?覚えていませんか?」
「ああ、お前さんにお金をもらうところまでは覚えているんだけどな。」
「それじゃあ、もう一回、袋を開けてください。」
そして、グインはもう一回袋を開けるが、中に入っているのはやはり、黒金貨100枚だった。
「アインよ。これは黒金貨ではないか?」
「そうですよ。」
「何でこんなに量があるんだ?これだけでも、結構な額になるぞ。」
黒金貨一枚が日本円にして千億なので、100ということは10兆円ということになる。
「はい。久しぶりの親孝行なので、できるだけ多いほうがいいかなと思ってこの額を持ってきました。」
「持って来ぎだ。」
「そうですか?」
「本当に大丈夫なのか?さっき、セシルも言っていたが、最近公爵ではないのだろう?」
「はい。最近は公爵をやめ、ほかのことをやっています。」
「やっぱり。それではこの黒金貨100枚という出費はまずいのではないか?」
「そんな事有りません。今の仕事の関係上、黒金貨は集めようと思えばいつでも集められます。」
「何だって?」
「まず、私が公爵をやめた理由ですが、この国の王に今の自分の領地を使って王をやってみないか?といわれたからです。つまり、今の僕はこの国の隣国の王ですね。」
「隣国の王だと?もしもそれが本当だったら、私は態度を改めなければならない。」
「そうですか…しかし、本当に隣国の王を今はやっているのです。」
「そうか。ちなみに力は?」
「それは王と2人の公爵から口止めを食らっているので、言えません。」
「なるほど…あの3人が口止めをするということは私たちの国の合計戦力よりも強いのか。」
「言えません。」
「分かった。それでは、これは返しておこう。さすがにこの黒金貨100枚で戦争を始められたくはないのでな。」
「それは大丈夫です。ここに来たのは本当に親孝行をするために来ましたし、この国とはすでに不可侵条約を結んでいますから。子供からのプレゼントくらい受け取ってください。」
「そうか?でも、こんな大金ではアインの国の生活が苦しくなるのではないか?」
「そんなことはありません。言ってしまえば僕の副業だけでも年間100黒金貨以上稼いでいますから。」
「そ、そうなのか。すごいな。」
「ありがとうございます。それではそろそろ時間なので帰らせてもらいますね。このお金は何に使っても良いですからね。」
「そうか、とりあえずはセシルと協力をして、このお金の使い道を考えるよ。」
「はい。あと、家族なので大丈夫だと思いますけど、この国の王たちが僕の悪口を言うと取調べを行うようにするそうです。まぁ、家族なので、多少の悪口は大丈夫でしょうけど。」
「そうか。何か条件はあるか?」
「多分、殺すや、潰す。あいつの領土を滅ぼしてやるとかを言わなければ良いと思いますよ。そもそも家の中をどうやって調べているのかは分かりませんが。」
「そうか。それじゃあ、たまに帰って来るんだよ。」
「はい。分かりました。」
そしてアインは転移魔法で国へと帰っていった。
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