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人口1億人の新国

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            あれから一週間の間に、いくつもの部隊が戻ってきて、それぞれが簡易的な村を作ってきた。

「アイン様、問題が発生しました。」

「何が起きたの?エリ。」

「アイン様が村を作ってこさせた範囲をすべて領土とするとこっちの大陸の国と大きさがあまり変わりません。」

「それのどこが問題なの?」

「ここまで大きいと村にしては大きすぎると文句を言ってくる国が出てくると思います。」

「それでどうすれば解決できるの?」

「解決方法は2つあります。1つは村の範囲を狭める。2つ目はここもアイン様の公国の領地内としてしまうかです。」

「村の範囲を狭めることはできないよ。だって、これから来る人たちのためにも必要だし、何より一週間もかけて行ってくれた兵に悪いもん。」

「それではここもアイン様の国の一部としますね。」

「うん。それで良いよ。それよりも、ここの土地は広くなったから、もう人を呼んで良い?」

「はい。向こうの大陸でもこっちの大陸に来たい人で渋滞になっているでしょうから、一気に運ぶのではなく、面倒かもしれないですが、出来上がった街に行ってもらってら街の大きさに合わせて人を呼んでもらえますか?」

「分かったよ。」

そしてアインは何回も往復をして、何十個も出来上がった街に人を転移させていった。

「ふぅ~。魔力の消費が少なくてもこんなに転移魔法を使うと疲れた気分になるね。」

「お疲れ様です、アイン様。」

「うん。とりあえずちゃんと街の大きさに会うように人は転移させてきたよ。」

「ありがとうございます。それではこっちに来た1億人には何をさせますか?」

「とりあえず、こっちでも冒険者や商人をやりたい人がいたらそれをやらせてあげて。それ以外だったら趣味でも何でも良いから何かしらの仕事を与えておいて。」

「生産系の趣味を持っている人にはそれでも良いですが、それ以外の人はどうしますか?」

「それじゃあ、簡易的な街になっていると思うから、他の街もここみたいに機械化を進めておいて。」

「分かりました。各街には管理人を置いておきますから。」

「ある程度がんばったら貴族にしても良いから。」

「本当ですか?向こうの大陸にも国内に貴族にしても良い人が多いと魔王さんが言っていましたが…」

「それじゃあ、向こうの貴族は魔王さんに決めておいてもらうよ。あの人なら人選にミスはないだろうから。」

「魔王さんって元王なのに、サポート能力が高いですよね。」

「それって、カリスマ性が高いってことだから王としても優秀だったんじゃないかな?」

「アイン様の方が上ですけどね。」

「ほとんど魔王さんに頼っているからそんな事ないと思うけどね。」

「そんな魔王さんを部下にしたのですから、アイン様のほうが上ですよ。それで、魔王さんには貴族のことは連絡をしておくとして、アイン様は何をするのですか?」

「うん。どうやらそろそろ、僕の国に気づいている国があるっぽいんだ。」

「そうなんですか。それではそこから送られてくる使者の対応ですね。」

「うん。しばらくはそうなるんじゃないかな?」

「分かりました。一応こっちで貴族をやっているものに言っておきますね。」

「よろしく。」
        
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