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クラン参加
しおりを挟むその後1ヶ月がたった。
「もう入学から1ヶ月が経ったのか…」
「アイン君。」
「あ、キャロラインどうしたの?」
「今日昇格試験に行ってきたよ。」
「結果はどうだった?」
キャロラインはあれから訓練をしていって、今ではBランク級冒険者になっていた。
「昇格できたよ。これでもうAランクになれたわ。」
「目標達成じゃん。おめでとう。」
「ありがとう。これも全部アイン君の教えがあったからだよ。」
「そんな事ないよ。元々キャロラインの素質があったんだよ。」
「ありがとう。」
「いや~、とうとう抜かされてしまったな~。」
「そんな事ないよ。アイン君って昇格できるのに、昇格しようとしていないだけでしょ。」
「まぁ、最近ギルドに行っていないからね。」
「だってアイン君の教育を受けて私はAランクに昇格できたんだから、その師匠であるアイン君なら余裕でしょ。」
「そんな事ないと思うけどな~」
「アイン君ってまだ力隠してそうだし。」
「まぁ、それは置いておいて、キャロラインってパーティーとか組んでないの?」
「組んでいないわ。」
「だったら僕が入っているクランに入らない?」
「アイン君ってクランに入っていたんだ。」
「うん。そのクランって結構大きいんだけど、Aランクほどあったら入れると思うから。」
「分かったわ。そのクランに入ってみるわ。」
「それじゃあ、行こうか。」
そして2人は冒険者ギルドに向かっていった。
「あ、キャロラインさん。帰ったのではないのですか?」
「クランに入ろうと思って帰ってきたのよ。」
「そうだったのですね。どこのクランに入るのですか?」
「それはアイン君が教えてくれるわ。」
「アイン君?」
「やぁ、受付嬢さん。」
「ア、アインさ」
受付嬢がアイン様と言いそうになったため、アインは急いで受付嬢の口をふさいだ。
「それはまだ明かしていないので、内緒にしておいてください。」
「は、はい。それじゃあキャロラインさんは例のクランに?」
「はい。入れておいてください。」
そしてキャロラインは創焉覇神兵に入るのであった。
「アイン君。なんか受付嬢と話していたけど、私はちゃんとは入れたの?」
「うん。入れたよ。」
「良かった。それでこのクランでの決まりってあるの?」
「それは2週間後にクランの説明会に行ってもらいたいんだけど時間ってある?」
「あるけど?」
「だったら行ってくれる。」
「うん。いいよ。」
「それじゃあ2週間後に向かってね。」
「分かったわ。それでこのクランに入ったことによってなんか特権ってあるの?」
「あるよ。お金さえ払えば他の国の武器でも買えるよ。」
「そうなんだ。」
「それ以外にも、冒険者内では結構な権力を持っているから、なんか文句を言われても上司に言えば何とかしてくれると思うよ。」
「このクランって本当に大きいのね。」
「国外にも進出しているからね。」
「分かったわ。それじゃあ私も今度からここのクランの一員としてがんばっていくわ。」
こうしてキャロラインは無事にアインのクランに入ったのだった。
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