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学園編
生徒会室への返事
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システィラとリアナの話しを聞いて2人はそれぞれ教室に戻った。
ーー教室ーー
「おっ、やっと来たか。もう、お腹は大丈夫か?」
教室に入ったアトラにライナー先生が話しかけてきた。
「もう大丈夫です。ご心配をおかけしました」アトラが律儀に返事をした。
それから授業を受けて放課後になった。
「アトラ行こうぜ」いきなりグレンがアトラに話しかけてきた。
「どこに行くんだよ」
「何言ってんだよ、生徒会室に決まってるだろ」
「あっ!!」
アトラは昨日、生徒会長に勧誘を受けていた事を忘れていたのだ。
「お前完全に忘れてたな」
「・・・・・」
「やっぱりか、兎に角 生徒会室にいくぞ」こうしていアトラはグレンと生徒会室に行くことになった。
ーー生徒会室前の廊下ーー
そこには、Aクラスの授業を終えたラティがいた。
「あっ、お兄様。お兄様も今から生徒会室に?」
「あぁ、一緒に行くか」
「はい」
トントンと生徒会室の扉をアトラが叩くと中から「どうぞ」と声が聞こえてきた
ーー生徒会室ーー
「いらっしゃい。早速だけど返事を聞かせてもらってもいいかしら」生徒会長が言ってきた。
「その前に1つだけ聞かせてもらってもいいですか」アトラが言った。
「いいわよ」
「確かに、僕達は生徒会長の殺気に気づきました。実力もそれなりに自信があります。それでも一年生にしては少し実力がある位です。二年生を勧誘した方がいいと思います。それでも自分達を勧誘する理由はなんですか?」
「貴方達は交流会を知っているかしら」生徒会長がアトラに言った。
「知っています。交流会は貴族学園 騎士養成学園 そして我が魔術学園の三つの生徒会役員の親睦を深める目的で毎年7月に行われている行事のことですね」
「その通りよ。その交流会は2日間かけて行われるのだけど最後に模擬試合があるの。でも、ここままだと負けるのよ。それも、ダントツの最下位ね。そこで、貴方達に出てもらって1位を狙うってわけ。知ってた、私の弱い殺気は三年生でも成績優秀者しか気づかないのよ」
「なるほど、生徒会長の殺気に気づくのは思ってたよりすごい事なのですね。でも、僕達が入らないとダントツ最下位は言い過ぎじゃありませんか」アトラがそう言うと
「普通なら そうなんだけど今年は少し違うのよ。貴族学園には、あの有名なローウェル家長男と次男がいるの。そして、騎士養成学園には二年にして稀代の天才と言われるエレナ=ウォンバットがいるわ。特にエレナ=ウォンバットの強さは去年の交流会で見たのだけど異常ね、いずれは あの【アトランティス】に入れるぐらいの実力者だわ」と生徒会長は言った。
エレナはアトラ達より年上である。剣聖との修行後直ぐに騎士養成学園に入学したのだ。
(エレナの奴、そんな有名になったのかよ)
(エレナお姉様、流石です)
2人がそんな事を思っていると生徒会長が口を開いた。
「貴方達には、その稀代の天才と言われるエレナ=ウォンバットと似た雰囲気を感じるわ。だからお願いは生徒会に入って」生徒会長がそう言うとアトラが・・・
「まだ、肝心な事を聞いていません。何故1位じゃないとダメなんですか?」アトラが聞いた。
「私はね、小さい頃にギルド【アトランティス】のメンバーの人に助けられた事があるのよ、だからギルド【アトランティス】に入りたいと思っているわ。毎年 交流会の模擬試合の1位の学園にはギルド【アトランティス】のメンバーと模擬試合ができるのよ。だから、今年は何としても1位になって【アトランティス】の人に認めてもらいいずれは【アトランティス】にはいるの」と生徒会長は言った。
その言葉を聞いてグレンは入りたそうにしてた。当然だ。グレンは前から【アトランティス】に入りたがっていたのだから、これはグレンにとってもチャンスだ。
「生徒会長、僕は生徒会に入ります」とグレンは言った。
「貴方達は?」グレンの返事をを嬉しそうに聞くと今度はアトラとラティの方をみて聞いてきた。
(俺、もうアトランティスだから別に興味ないんだよなぁ~。まぁでも、交流会なら久しぶりにエレナに会えるし入っておくか)
アトラがそう思いながらラティの方を見るとラティも入りますとアイコンタクトしてきたので2人は
「「これから、よろしくお願いします」」と言って生徒会に入る事にした。
その返事を聞いて生徒会長は嬉しそうにこう言った。
「ありがとう。そして、ようこそ生徒会へ」
3人はこうしてい生徒会役員になったのだ。
ーーおまけーー
貴族学園は貴族でも子爵以上の貴族でないと入れない。
クソブ→準男爵家
ローウェル家→侯爵家
ーーおまけ2ーー
アトラ→4月生まれ
ラティ→12月生まれ
実はそこまで歳の差はありません
エレナ→アトラより6ヶ月早い10月生まれです
ーー教室ーー
「おっ、やっと来たか。もう、お腹は大丈夫か?」
教室に入ったアトラにライナー先生が話しかけてきた。
「もう大丈夫です。ご心配をおかけしました」アトラが律儀に返事をした。
それから授業を受けて放課後になった。
「アトラ行こうぜ」いきなりグレンがアトラに話しかけてきた。
「どこに行くんだよ」
「何言ってんだよ、生徒会室に決まってるだろ」
「あっ!!」
アトラは昨日、生徒会長に勧誘を受けていた事を忘れていたのだ。
「お前完全に忘れてたな」
「・・・・・」
「やっぱりか、兎に角 生徒会室にいくぞ」こうしていアトラはグレンと生徒会室に行くことになった。
ーー生徒会室前の廊下ーー
そこには、Aクラスの授業を終えたラティがいた。
「あっ、お兄様。お兄様も今から生徒会室に?」
「あぁ、一緒に行くか」
「はい」
トントンと生徒会室の扉をアトラが叩くと中から「どうぞ」と声が聞こえてきた
ーー生徒会室ーー
「いらっしゃい。早速だけど返事を聞かせてもらってもいいかしら」生徒会長が言ってきた。
「その前に1つだけ聞かせてもらってもいいですか」アトラが言った。
「いいわよ」
「確かに、僕達は生徒会長の殺気に気づきました。実力もそれなりに自信があります。それでも一年生にしては少し実力がある位です。二年生を勧誘した方がいいと思います。それでも自分達を勧誘する理由はなんですか?」
「貴方達は交流会を知っているかしら」生徒会長がアトラに言った。
「知っています。交流会は貴族学園 騎士養成学園 そして我が魔術学園の三つの生徒会役員の親睦を深める目的で毎年7月に行われている行事のことですね」
「その通りよ。その交流会は2日間かけて行われるのだけど最後に模擬試合があるの。でも、ここままだと負けるのよ。それも、ダントツの最下位ね。そこで、貴方達に出てもらって1位を狙うってわけ。知ってた、私の弱い殺気は三年生でも成績優秀者しか気づかないのよ」
「なるほど、生徒会長の殺気に気づくのは思ってたよりすごい事なのですね。でも、僕達が入らないとダントツ最下位は言い過ぎじゃありませんか」アトラがそう言うと
「普通なら そうなんだけど今年は少し違うのよ。貴族学園には、あの有名なローウェル家長男と次男がいるの。そして、騎士養成学園には二年にして稀代の天才と言われるエレナ=ウォンバットがいるわ。特にエレナ=ウォンバットの強さは去年の交流会で見たのだけど異常ね、いずれは あの【アトランティス】に入れるぐらいの実力者だわ」と生徒会長は言った。
エレナはアトラ達より年上である。剣聖との修行後直ぐに騎士養成学園に入学したのだ。
(エレナの奴、そんな有名になったのかよ)
(エレナお姉様、流石です)
2人がそんな事を思っていると生徒会長が口を開いた。
「貴方達には、その稀代の天才と言われるエレナ=ウォンバットと似た雰囲気を感じるわ。だからお願いは生徒会に入って」生徒会長がそう言うとアトラが・・・
「まだ、肝心な事を聞いていません。何故1位じゃないとダメなんですか?」アトラが聞いた。
「私はね、小さい頃にギルド【アトランティス】のメンバーの人に助けられた事があるのよ、だからギルド【アトランティス】に入りたいと思っているわ。毎年 交流会の模擬試合の1位の学園にはギルド【アトランティス】のメンバーと模擬試合ができるのよ。だから、今年は何としても1位になって【アトランティス】の人に認めてもらいいずれは【アトランティス】にはいるの」と生徒会長は言った。
その言葉を聞いてグレンは入りたそうにしてた。当然だ。グレンは前から【アトランティス】に入りたがっていたのだから、これはグレンにとってもチャンスだ。
「生徒会長、僕は生徒会に入ります」とグレンは言った。
「貴方達は?」グレンの返事をを嬉しそうに聞くと今度はアトラとラティの方をみて聞いてきた。
(俺、もうアトランティスだから別に興味ないんだよなぁ~。まぁでも、交流会なら久しぶりにエレナに会えるし入っておくか)
アトラがそう思いながらラティの方を見るとラティも入りますとアイコンタクトしてきたので2人は
「「これから、よろしくお願いします」」と言って生徒会に入る事にした。
その返事を聞いて生徒会長は嬉しそうにこう言った。
「ありがとう。そして、ようこそ生徒会へ」
3人はこうしてい生徒会役員になったのだ。
ーーおまけーー
貴族学園は貴族でも子爵以上の貴族でないと入れない。
クソブ→準男爵家
ローウェル家→侯爵家
ーーおまけ2ーー
アトラ→4月生まれ
ラティ→12月生まれ
実はそこまで歳の差はありません
エレナ→アトラより6ヶ月早い10月生まれです
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