灰色のエッセイ

お調子者の話

　たまにＢ級ホラー映画を観るのですが、ほとんどの作品でバカなことをしでかすお調子者が登場します。旅行に行った先で村の長老や賢い学者に「やってはいけない」と注意されたことをやらかしますよね。挙げ句、悪魔だのモンスターだのが出現し、真っ先に殺されてしまいます（生き延びるパターンもありますが）。ただ、ホラー作品には、こういうキャラは欠かせません。
　そういえばイギリスのジョンソン前首相も、ホラー映画で悪霊の封印とか剥がして真っ先に殺されそうな雰囲気を漂わせていて、なんか好きでした。

　ホラー作品には、話を進める上でお調子者キャラは欠かせません。が、現実にいると厄介な存在です。
　たまに、ヤンキーたちが集まってのリンチ殺人が起きたりしますが、こういう事件には大抵の場合お調子者がいます。そういう奴が真っ先に手を出したり、仲間を煽ったりするのですよね。皆さんも、仲間内にこういう人がいる場合は気をつけてください。お調子者は、時として火に油を注ぐような真似をしますので……。