電車を寝過ごしたら聖女と呼ばれてプラチナブロンドの騎士と結ばれました

 ブラック企業勤めのアラサー女子である森本春香はクリスマスイブの夜にグッタリとしながら帰りの電車を待っていた。

 電車に乗り込み毎日の残業の疲れで眠ってしまった春香が起きるとそこは見知らぬ森の中。

 慌ててスマホを見ると文字化けした時計と圏外の二文字。とりあえず誰か人を見つけようと森を歩くと突如現れた狼に襲われてしまう。

 目の前に迫る牙に死を覚悟した春香の前に騎士服姿の男性が割って入った。春香の目の前に柔く結んだ長いプラチナブロンドの髪が流星のように煌めく。

 助けてくれたのはエリアスという名の甘いマスクのイケメンで。彼はどうやら竜と共に街を守る竜騎士のようで。

 エリアスに連れられ街へ行くと馬車に轢かれて重体の少女を目撃する。その子を助けたいと願っていきなり回復魔法を使った春香はそのまま倒れてしまう。

 そして目を覚ますとなぜか春香は黒の聖女と呼ばれていた。

 これは突然異世界へと迷い込んだアラサー女子が権力者達に気に入られたり、治療院で患者を治したり、お料理をして喜ばれたり、見た目王子様な癖して初心な竜騎士と恋愛したりするお話です。

 
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