ラスト・シャーマン

 中国でいう三国時代、倭国(日本)は、巫女の占いによって統治されていた。
 しかしそれは、巫女の自己犠牲の上に成り立つ危ういものだった。
 そのことに疑問を抱いた邪馬台国の皇子月読(つくよみ)は、占いに頼らない統一国家を目指し、西へと旅立つ。
 一方、彼の留守中、女大王(ひめのおおきみ)となって国を守ることを決意した姪の壹与(いよ)は、占いに不可欠な霊力を失い絶望感に伏していた。
 そんな彼女の前に、一人の聡明な少年が現れた。
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