62 / 78
急章の壱 The Innovator's Dilemma
62ターン目/おかえりなさい
しおりを挟む
龍王姫シャロンは、東洋龍の姿に変身していた。
その巨大で神秘的な白い肉体で、愛すべきエリザベスの周囲を蜷局を巻くように防護する。
(思っていた以上に精神へのダメージが大きいな)
四方八方から降り注ぐ破壊の残滓を振り払いながら、白い龍はその懐で我を失っているこの戦いの要に配慮する。
エリザベス=ペンドラゴン。
外傷こそないものの、心の傷が致命的に深い。
先程迫ってきた【強制解決】兵士による死に物狂いの憎悪。
絶命こそ免れたものの、かくして指令系統は混乱を極めていた。
【解放戦線】は彼女というカリスマによって、その結束が保たれていた。
しかし頭が機能不全に陥った組織はみるみるうちに自壊していき、気づけば右往左往するだけの烏合の衆と化していた。
そして、今がまさに正念場。
(勇者、魔王、勇者パーティ、禁忌のモルガナ。一騎当千の超人たちが最大限を発揮しているこの状況。よくも悪くも【同盟軍】と【株式会社ダークネス】共に迂闊に動けないでいる。ここを耐え凌ぎ、戦力の温存を図れなければ【同盟軍】に勝機はない………!)
無論、勇者と魔王、そして禁忌のモルガナという最大戦力がなるべく生還することが大前提。
株式会社ダークネスには残存兵力が想定される他、勇者の父/冒険王ミフネのセントラルシティ入りが確認されている。
そもそも最終目標は、新世界の支配者/異世界転生者ブラック。
勇者パーティならびに全盛期の魔王を連戦で倒した超弩級の怪物。
ここで手をこまねいている場合ではない。
しかし、道は険しく、そして遠いーーー。
(そのためにも、エリザベスには早急に立ち直ってもらいたいのだがーーー)
龍王姫は眼を細める。
頭では当然理解していたのであろう。
だが心が理解していなかったというべきか。
彼女たちは、経歴がどうあれこの時代じゃテロリスト。
世界の変革のため、様々な工作活動に勤しんできた。
そのための犠牲も厭わずにここまできた。
だが彼女は前線こそ赴くものの、いつも守られてばかり。
自己防衛のための殺しはあれど、先制攻撃による蹂躙を経験したことは一度たりともない。
無論、それらは【解放戦線】による配慮であり、彼女にはそういった汚れ仕事を見せないように調整した結果だ。
だがそれ故に、彼女は安全地帯から見た数字でしか自らの革命による死者を知らない。
彼等彼女らの背景や実態、感情。つまりは怨嗟を。
エリザベスはその身に直接受けたことがなかった。
その耐性を身に付けなかったツケが今、【同盟軍】にとっての仇となっていた。
そう、【同盟軍】にとっては。
「なにをしているのですか、エリザベス=ペンドラゴン」
魔王の秘書/リリスが歩み寄る。
彼女の周囲を【魔王軍】所属の魔族がガッチリと隊列を組み、護衛を固める。
「サキュバスの秘書……」
龍王姫シャロンが呟いた。
「エリザベス=ペンドラゴン。あなたの使命はなんですか?」
毅然とした態度で、魔王の秘書/リリスは白龍と向き合う。
だがその視線は龍王姫を捉えていない。
その深奥。彼女に守られた姿無きエルザ姫を見据えている。
「これまでの道中。そして今、あなたの使命を遂行するために多くの同胞たちが文字通り、その命を使ってここまでの道を拓いてくださいました」
静かに淡々と、だが確実に胸中に迫ってくるリリス。
「あなたの行いはそれらを無下にする行為です。すぐに戦線に復帰してください、エリザベス=ペンドラゴン」
彼女の視線を、当のエルザ姫も龍王姫越しに感じていた。
無論、頭ではわかっている。
今、立ち上がらなければこれまでのすべてが無駄になる。
しかし心が、それを拒絶する。
足がすくむ。恐怖に飲まれる。
「龍王姫さま。道をあけてください」
リリスの言葉に、龍王姫は黙考する。
エルザ姫を救いたい。彼女を守ってあげたい。
それは確かな自分の指標だ。
しかし、ここで甘やかしては。
今の事態を許してしまえば。
エリザベス=ペンドラゴンは二度と立ち上がれなくなってしまう。
「……………」
かくして、シャロンは道を委ねる。
魔王の秘書/リリスに託すことにする。
その身体をゆっくりと、上昇させ超低空飛行で宙を舞う。
それを確認するなり、リリスは護衛の魔族たちと視線を交わす。
護衛たちは散開。
「----エリザベス=ペンドラゴンさま」
リリスは歩み寄る。
表情を青褪めさせ、硬直させた弱々しい解放戦線の代表に。
そして、
「失礼」
ビンタを一発。
渇いた快音が響く。
ギョッと龍王姫が眼孔を開く。
零れる殺気。魔王軍の魔族たちが焦燥する。
しかし、リリスは臆さない。
ただただ静かに平坦に、眼前の無垢なる少女を見下ろす。
驚きと困惑を表情に露出させるエルザ姫。痛覚を刺激され、その瞳に涙による潤いと活力の輝きが微かに灯る。
そして、視線をリリスに向ける。
瞬間、リリスはエルザ姫を抱擁する。
「ごめんなさいね、酷なことをいってしまって」
彼女は優しく囁く。
「でも我々にはあなたが必要なの」
彼女の温もりが、甘い匂いが、心臓の鼓動が、エリザベスに伝播する。
「人間と魔族。わたしたちは敵同士。いずれまた殺し合う運命。けれども今は、わたしたちがあなたを守ります」
エリザベスは体感する。
生きていることを。自分もリリスもまだ、生きているということを。
そしてお互いその背には、それぞれの種族の命運が。
あるいはもっと個人的な、これまでの足跡が。
命を繋いでくれた誰かがいるということを思い出させてくれる。
「お父様---騎士団長---」
今の自分を彼等が見たら、なんと思うことだろうか。
やさしい言葉をかけてくれるだろう。許しの言葉を掛けてくれるだろう。
けれどもそれでは、彼等がけっして報われることはない。
「ごめんなさい。わたし、もう一度頑張るから」
エルザ姫は、抱きしめる。
彼女のために散っていった者たちから託された意志を掬いあげるように。
目の前のリリスを、ギュッと抱きしめる。
「おかえりなさい、エリザベス=ペンドラゴン」
「ただいま戻りました、皆さん」
頬に一筋の涙が駆け抜ける。
その一滴にすべての彼女の憂いを載せて。
「………今回だけだからな」
龍王姫はやれやれといった様子で、ため息をついた。
その巨大で神秘的な白い肉体で、愛すべきエリザベスの周囲を蜷局を巻くように防護する。
(思っていた以上に精神へのダメージが大きいな)
四方八方から降り注ぐ破壊の残滓を振り払いながら、白い龍はその懐で我を失っているこの戦いの要に配慮する。
エリザベス=ペンドラゴン。
外傷こそないものの、心の傷が致命的に深い。
先程迫ってきた【強制解決】兵士による死に物狂いの憎悪。
絶命こそ免れたものの、かくして指令系統は混乱を極めていた。
【解放戦線】は彼女というカリスマによって、その結束が保たれていた。
しかし頭が機能不全に陥った組織はみるみるうちに自壊していき、気づけば右往左往するだけの烏合の衆と化していた。
そして、今がまさに正念場。
(勇者、魔王、勇者パーティ、禁忌のモルガナ。一騎当千の超人たちが最大限を発揮しているこの状況。よくも悪くも【同盟軍】と【株式会社ダークネス】共に迂闊に動けないでいる。ここを耐え凌ぎ、戦力の温存を図れなければ【同盟軍】に勝機はない………!)
無論、勇者と魔王、そして禁忌のモルガナという最大戦力がなるべく生還することが大前提。
株式会社ダークネスには残存兵力が想定される他、勇者の父/冒険王ミフネのセントラルシティ入りが確認されている。
そもそも最終目標は、新世界の支配者/異世界転生者ブラック。
勇者パーティならびに全盛期の魔王を連戦で倒した超弩級の怪物。
ここで手をこまねいている場合ではない。
しかし、道は険しく、そして遠いーーー。
(そのためにも、エリザベスには早急に立ち直ってもらいたいのだがーーー)
龍王姫は眼を細める。
頭では当然理解していたのであろう。
だが心が理解していなかったというべきか。
彼女たちは、経歴がどうあれこの時代じゃテロリスト。
世界の変革のため、様々な工作活動に勤しんできた。
そのための犠牲も厭わずにここまできた。
だが彼女は前線こそ赴くものの、いつも守られてばかり。
自己防衛のための殺しはあれど、先制攻撃による蹂躙を経験したことは一度たりともない。
無論、それらは【解放戦線】による配慮であり、彼女にはそういった汚れ仕事を見せないように調整した結果だ。
だがそれ故に、彼女は安全地帯から見た数字でしか自らの革命による死者を知らない。
彼等彼女らの背景や実態、感情。つまりは怨嗟を。
エリザベスはその身に直接受けたことがなかった。
その耐性を身に付けなかったツケが今、【同盟軍】にとっての仇となっていた。
そう、【同盟軍】にとっては。
「なにをしているのですか、エリザベス=ペンドラゴン」
魔王の秘書/リリスが歩み寄る。
彼女の周囲を【魔王軍】所属の魔族がガッチリと隊列を組み、護衛を固める。
「サキュバスの秘書……」
龍王姫シャロンが呟いた。
「エリザベス=ペンドラゴン。あなたの使命はなんですか?」
毅然とした態度で、魔王の秘書/リリスは白龍と向き合う。
だがその視線は龍王姫を捉えていない。
その深奥。彼女に守られた姿無きエルザ姫を見据えている。
「これまでの道中。そして今、あなたの使命を遂行するために多くの同胞たちが文字通り、その命を使ってここまでの道を拓いてくださいました」
静かに淡々と、だが確実に胸中に迫ってくるリリス。
「あなたの行いはそれらを無下にする行為です。すぐに戦線に復帰してください、エリザベス=ペンドラゴン」
彼女の視線を、当のエルザ姫も龍王姫越しに感じていた。
無論、頭ではわかっている。
今、立ち上がらなければこれまでのすべてが無駄になる。
しかし心が、それを拒絶する。
足がすくむ。恐怖に飲まれる。
「龍王姫さま。道をあけてください」
リリスの言葉に、龍王姫は黙考する。
エルザ姫を救いたい。彼女を守ってあげたい。
それは確かな自分の指標だ。
しかし、ここで甘やかしては。
今の事態を許してしまえば。
エリザベス=ペンドラゴンは二度と立ち上がれなくなってしまう。
「……………」
かくして、シャロンは道を委ねる。
魔王の秘書/リリスに託すことにする。
その身体をゆっくりと、上昇させ超低空飛行で宙を舞う。
それを確認するなり、リリスは護衛の魔族たちと視線を交わす。
護衛たちは散開。
「----エリザベス=ペンドラゴンさま」
リリスは歩み寄る。
表情を青褪めさせ、硬直させた弱々しい解放戦線の代表に。
そして、
「失礼」
ビンタを一発。
渇いた快音が響く。
ギョッと龍王姫が眼孔を開く。
零れる殺気。魔王軍の魔族たちが焦燥する。
しかし、リリスは臆さない。
ただただ静かに平坦に、眼前の無垢なる少女を見下ろす。
驚きと困惑を表情に露出させるエルザ姫。痛覚を刺激され、その瞳に涙による潤いと活力の輝きが微かに灯る。
そして、視線をリリスに向ける。
瞬間、リリスはエルザ姫を抱擁する。
「ごめんなさいね、酷なことをいってしまって」
彼女は優しく囁く。
「でも我々にはあなたが必要なの」
彼女の温もりが、甘い匂いが、心臓の鼓動が、エリザベスに伝播する。
「人間と魔族。わたしたちは敵同士。いずれまた殺し合う運命。けれども今は、わたしたちがあなたを守ります」
エリザベスは体感する。
生きていることを。自分もリリスもまだ、生きているということを。
そしてお互いその背には、それぞれの種族の命運が。
あるいはもっと個人的な、これまでの足跡が。
命を繋いでくれた誰かがいるということを思い出させてくれる。
「お父様---騎士団長---」
今の自分を彼等が見たら、なんと思うことだろうか。
やさしい言葉をかけてくれるだろう。許しの言葉を掛けてくれるだろう。
けれどもそれでは、彼等がけっして報われることはない。
「ごめんなさい。わたし、もう一度頑張るから」
エルザ姫は、抱きしめる。
彼女のために散っていった者たちから託された意志を掬いあげるように。
目の前のリリスを、ギュッと抱きしめる。
「おかえりなさい、エリザベス=ペンドラゴン」
「ただいま戻りました、皆さん」
頬に一筋の涙が駆け抜ける。
その一滴にすべての彼女の憂いを載せて。
「………今回だけだからな」
龍王姫はやれやれといった様子で、ため息をついた。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
最強執事の恩返し~大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。恩返しのため復興させます~
榊与一
ファンタジー
異世界転生した日本人、大和猛(やまとたける)。
彼は異世界エデンで、コーガス侯爵家によって拾われタケル・コーガスとして育てられる。
それまでの孤独な人生で何も持つ事の出来なかった彼にとって、コーガス家は生まれて初めて手に入れた家であり家族だった。
その家を守るために転生時のチート能力で魔王を退け。
そしてその裏にいる大魔王を倒すため、タケルは魔界に乗り込んだ。
――それから100年。
遂にタケルは大魔王を討伐する事に成功する。
そして彼はエデンへと帰還した。
「さあ、帰ろう」
だが余りに時間が立ちすぎていた為に、タケルの事を覚えている者はいない。
それでも彼は満足していた。
何故なら、コーガス家を守れたからだ。
そう思っていたのだが……
「コーガス家が没落!?そんな馬鹿な!?」
これは世界を救った勇者が、かつて自分を拾い温かく育ててくれた没落した侯爵家をチートな能力で再興させる物語である。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる