7 / 78
序章 Let's talk about justice
7ターン目/醜悪なるアグリーと魔王軍七武将
しおりを挟む
かくして、
エルザ姫率いる【外交旅団】が世界一周を終える頃には、タローは15歳になっていた。
彼等は国際的に多大な影響力を及ぼす英雄として認知され、民衆たちから絶大な支持を獲得していた。
そして、その称賛は同時にペンドラゴン王国を世界の中心。
すなわち、当時代の覇権国家へと押し上げる。
流血による侵略ではなく、名声による精神的領土の拡大。
これらの成果に【外交旅団】の誰しもが満足し、
大手を振って祖国へ帰れる。国王陛下に喜んでもらえる。
そんな矢先、
彼等がペンドラゴン王国へ帰ると異変があった。
「王都が、燃えている――――!?」
街中を徘徊し、破壊活動を行う魔物たち。
彼等は明らかに野生のそれではなく、武装化し統率された、組織の兆候があった。
そんな彼等に冒険者や王国騎士たちが懸命に立ち向かうも、連携が取れておらず、統率された魔物の軍勢の前では、まるで歯が立たずにいた。
「わたくしが指揮を執ります!戦えぬ者は街の外へ!戦える者は剣をお取りください!」
王女エリザベスの帰還に沸き立つ民衆。
士気の爆発的な向上と、精鋭と超人揃いの【外交旅団】の帰還により、戦況は一変する。
一方的な虐殺から、混戦状態にまで持ちこたえ、彼等は次々と人々の救助を敢行していく。
そして、
「お父さま!?」
エルザ姫の悲鳴。
ペンドラゴン城。王の間。
燃える街同様、城内にも魔物の軍隊が蔓延り、内部は破壊と硝煙が渦巻く混沌と化していた。
ペンドラゴン国王救出のために、突入したエルザ姫と勇者タロー。
だが王はすでに、事切れていた。
「げひゃひゃひゃひゃ!待っていたぞ、エルザ姫!【救国の聖女】よ!!」
それは、魔界に棲息する知的生命体/魔族だった。
黒衣を纏い、山鉈を握る異形。
尖った耳と鷲鼻。ピンク懸った肌の色。ゴブリンなどに近い容貌をした魔人。
「俺様は“醜悪なるアグリー”。
【魔王軍七武将】が一人!今日からこの国は俺様の国とさせてもらうぜ。げひゃひゃひゃひゃ!」
◆◆◆
勇者タローと醜悪なるアグリー。
1vs1の決闘が始まった。
機械的且つ無駄のないタローの剣撃は、さながら暗殺者のような無慈悲さで、眼前の敵を追随する。
一方、魔王軍七武将/醜悪なるアグリーはまるで道化師のように、遊行的克つ狂気的に。然もその攻撃を嘲笑うかのような無軌道な動きで山鉈を切り払い、すべての攻撃を回避する。
「そんな!タローと互角だなんて!?」
エルザ姫は驚愕の言葉を溢す。
強い。タローもまたそんな所感を抱いていた。
今まで戦ったどんな相手と比べても、この醜悪なるアグリーは頭ひとつ抜けている。
見た目は貧弱そうで品性もなく、思考回路も三流。三下。小物そのもの。
だが、その身の丈にまるで合わない実力を兼ね備えており、だからこそ持て余した力はより一層邪悪さに磨きが懸り、尚更に性質が悪かった。
だからこそ、
●【氷属性】×【付与】×【武器】
▼勇者は 呪文を唱えた!【成功】
「―――ブリザードソード!」
冷気を纏った斬撃。その刃がアグリーの山鉈とぶつかった瞬間、醜悪なるアグリーの全身に霜が迸り、一気に凍り付いてゆく。
「ぐぅおおおおおおおおおおうッ!?な、なんじゃコリャァーーーーーーーーーッッ!!?」
醜悪なるアグリー、絶叫。
冒険王ミフネが得意とした付与属性系魔法/【魔法剣】。
自身が所有する剣に属性付与を施し、属性攻撃を行う。
かの冒険王はこれらを自在に転換し、天衣無縫に扱ったことから、その様相を【虹色の剣】と古参の冒険者たちから讃えられている。
タローの魔法剣はそれには及ばないものの、幼少の頃より間近に見ていた父の剣技を自分なりに再現したものだ。
今、はじめて。
「できた! 付与属性!」
戦いの最中、普段鉄仮面のように表情が無機質になるタローは、珍しく顔を綻ばせる。
今まで魔法が得意ではなかったタローは、これまで物理と無作為な魔力放出による力業。
そして、超勇者形態ですべてを強引に片付けてきたが、世界中を旅する中で、やはりそれが通用しなくなっていった。
自らの未熟さを痛感した彼は、
旅をしながらホグワーツに改めて魔法を師事し、かつグリフィンにも丁寧に手解きを受ける。
実は最初の旅でもホグワーツから教わっていたものの、この老爺があまりにも天才過ぎたのとタローがあまりにも飲み込みが悪すぎて、教育上の相性が悪か過ぎた。
だが努力の人のグリフィンがここで良い作用を働き、今回の結実をもたらしたのだ。
腕利きの魔法剣士ならば、今の魔法剣も相殺したであろうが、生憎アグリーは剣士ですらなく、ただの力をもて余した野蛮なチンピラだ。
それらはこれまでの剣劇の中で、分析済みである。
だからこその、
一か八かの 属性付与した魔法剣。
もっとも、タローと真正面から斬り結べる相手など、今まで存在しなかったのだが――――。
「ギギギギギッ、グェッッ!?」
アグリーは地を転がり、咽び喘ぎながら、苦悶の表情を浮かべる。
その一方で、生存本能の成すがままに、体内の魔力を総動員させてその流れを急速に循環させることで、自身の生命力を活性化させ、その熱量でその身に食らい付いた氷を溶かしていく。
「ハァ、ハァ、げひゃ、げひゃひゃひゃひゃ!」
不気味で嫌悪感を生じさせる下卑た笑い。
しぶとい。アグリーはその眼光を尖らせ、唾涎をこぼしながら、醜く不様に。
それでも尚、立ち上がる。
「そうか………おまえが………おまえがあの………【勇者】!げ、げひゃひゃひゃひゃ!」
醜悪なるアグリー。
その二つ名の由来は、醜悪なまでの底知れぬタフネスと執念にあった。
◆◆◆
何度剣で断ち、魔法を撃ち込み、徒手空拳を叩き込もうとも、醜悪なるアグリーは倒れない。
否、何度も何度も倒れてはいるがその都度、何度でも這い上がってくるのである。
まるで死霊系魔物のような不死性と、生ある者が死の淵ギリギリで織り成す狂気と不気味さで。
アグリーはまさに醜悪に、勇者タローに襲い掛かる。
●【闇魔法】×【吸収】×【敵単体】
▼醜悪なるアグリーは 呪文を唱えた!【大成功】
元々、体力オバケで執念深いアグリーだったがここにきて吸収系魔法を行使してくる。
体力、魔力、攻撃力、防御力、移動速度。
それらすべてがタローから簒奪されていく。
「――――超勇者形態、発動!」
●【専用魔法】×【魂の解放】×【自分】
▼勇者は 変身した!【成功】
その瞬間、吸収系魔法/簒奪者により発生していた様々な負荷がすべて吹き飛ばされる。
超勇者形態はすべての強化を自身に挿入すると共に、すべての負荷を無効化するのだ。
●【専用魔法】×【射撃】×【敵単体】
▼勇者は 呪文を唱えた!【大成功】
「神撃鳥!」
そして、射出する勇者特有の必殺技。
鳥の形態をした魔力の塊はそのままアグリーに直撃し、爆炎を起こす。
匹敵必中一撃必殺。神撃鳥は誰しもがそう信頼している勇者の奥義。
しかし、それを喰らっても尚。
それでも、醜悪なるアグリーは立ち上がる。
「…………嘘だろ?」
戦闘中において、冷徹さを越えて無機質なマシーンと化すタロー。
だが今回ばかりはさすがに狼狽し、破顔する。
一方、とはいえさすがに効いたのか、醜悪なるアグリーは満身創痍の様子で、不穏に笑っていた。
「…………げひゃひゃひゃひゃ!これからだ、勇者よ!――――といいたいところだが、どうやら引き際らしい」
アグリーの言葉と共に、【ペンドラゴンの四騎士】の面々/飛鳥、グリフィン、ハッカイ。
そして多数の兵隊たちが、王室へと一斉になだれ込んでくる。
「勇者タロー、俺たち魔王軍の攻撃はすでに始まっている!この世界をいただくのは俺たちだ!」
かくして、アグリーはその姿を眩ましてしまった。
エルザ姫率いる【外交旅団】が世界一周を終える頃には、タローは15歳になっていた。
彼等は国際的に多大な影響力を及ぼす英雄として認知され、民衆たちから絶大な支持を獲得していた。
そして、その称賛は同時にペンドラゴン王国を世界の中心。
すなわち、当時代の覇権国家へと押し上げる。
流血による侵略ではなく、名声による精神的領土の拡大。
これらの成果に【外交旅団】の誰しもが満足し、
大手を振って祖国へ帰れる。国王陛下に喜んでもらえる。
そんな矢先、
彼等がペンドラゴン王国へ帰ると異変があった。
「王都が、燃えている――――!?」
街中を徘徊し、破壊活動を行う魔物たち。
彼等は明らかに野生のそれではなく、武装化し統率された、組織の兆候があった。
そんな彼等に冒険者や王国騎士たちが懸命に立ち向かうも、連携が取れておらず、統率された魔物の軍勢の前では、まるで歯が立たずにいた。
「わたくしが指揮を執ります!戦えぬ者は街の外へ!戦える者は剣をお取りください!」
王女エリザベスの帰還に沸き立つ民衆。
士気の爆発的な向上と、精鋭と超人揃いの【外交旅団】の帰還により、戦況は一変する。
一方的な虐殺から、混戦状態にまで持ちこたえ、彼等は次々と人々の救助を敢行していく。
そして、
「お父さま!?」
エルザ姫の悲鳴。
ペンドラゴン城。王の間。
燃える街同様、城内にも魔物の軍隊が蔓延り、内部は破壊と硝煙が渦巻く混沌と化していた。
ペンドラゴン国王救出のために、突入したエルザ姫と勇者タロー。
だが王はすでに、事切れていた。
「げひゃひゃひゃひゃ!待っていたぞ、エルザ姫!【救国の聖女】よ!!」
それは、魔界に棲息する知的生命体/魔族だった。
黒衣を纏い、山鉈を握る異形。
尖った耳と鷲鼻。ピンク懸った肌の色。ゴブリンなどに近い容貌をした魔人。
「俺様は“醜悪なるアグリー”。
【魔王軍七武将】が一人!今日からこの国は俺様の国とさせてもらうぜ。げひゃひゃひゃひゃ!」
◆◆◆
勇者タローと醜悪なるアグリー。
1vs1の決闘が始まった。
機械的且つ無駄のないタローの剣撃は、さながら暗殺者のような無慈悲さで、眼前の敵を追随する。
一方、魔王軍七武将/醜悪なるアグリーはまるで道化師のように、遊行的克つ狂気的に。然もその攻撃を嘲笑うかのような無軌道な動きで山鉈を切り払い、すべての攻撃を回避する。
「そんな!タローと互角だなんて!?」
エルザ姫は驚愕の言葉を溢す。
強い。タローもまたそんな所感を抱いていた。
今まで戦ったどんな相手と比べても、この醜悪なるアグリーは頭ひとつ抜けている。
見た目は貧弱そうで品性もなく、思考回路も三流。三下。小物そのもの。
だが、その身の丈にまるで合わない実力を兼ね備えており、だからこそ持て余した力はより一層邪悪さに磨きが懸り、尚更に性質が悪かった。
だからこそ、
●【氷属性】×【付与】×【武器】
▼勇者は 呪文を唱えた!【成功】
「―――ブリザードソード!」
冷気を纏った斬撃。その刃がアグリーの山鉈とぶつかった瞬間、醜悪なるアグリーの全身に霜が迸り、一気に凍り付いてゆく。
「ぐぅおおおおおおおおおおうッ!?な、なんじゃコリャァーーーーーーーーーッッ!!?」
醜悪なるアグリー、絶叫。
冒険王ミフネが得意とした付与属性系魔法/【魔法剣】。
自身が所有する剣に属性付与を施し、属性攻撃を行う。
かの冒険王はこれらを自在に転換し、天衣無縫に扱ったことから、その様相を【虹色の剣】と古参の冒険者たちから讃えられている。
タローの魔法剣はそれには及ばないものの、幼少の頃より間近に見ていた父の剣技を自分なりに再現したものだ。
今、はじめて。
「できた! 付与属性!」
戦いの最中、普段鉄仮面のように表情が無機質になるタローは、珍しく顔を綻ばせる。
今まで魔法が得意ではなかったタローは、これまで物理と無作為な魔力放出による力業。
そして、超勇者形態ですべてを強引に片付けてきたが、世界中を旅する中で、やはりそれが通用しなくなっていった。
自らの未熟さを痛感した彼は、
旅をしながらホグワーツに改めて魔法を師事し、かつグリフィンにも丁寧に手解きを受ける。
実は最初の旅でもホグワーツから教わっていたものの、この老爺があまりにも天才過ぎたのとタローがあまりにも飲み込みが悪すぎて、教育上の相性が悪か過ぎた。
だが努力の人のグリフィンがここで良い作用を働き、今回の結実をもたらしたのだ。
腕利きの魔法剣士ならば、今の魔法剣も相殺したであろうが、生憎アグリーは剣士ですらなく、ただの力をもて余した野蛮なチンピラだ。
それらはこれまでの剣劇の中で、分析済みである。
だからこその、
一か八かの 属性付与した魔法剣。
もっとも、タローと真正面から斬り結べる相手など、今まで存在しなかったのだが――――。
「ギギギギギッ、グェッッ!?」
アグリーは地を転がり、咽び喘ぎながら、苦悶の表情を浮かべる。
その一方で、生存本能の成すがままに、体内の魔力を総動員させてその流れを急速に循環させることで、自身の生命力を活性化させ、その熱量でその身に食らい付いた氷を溶かしていく。
「ハァ、ハァ、げひゃ、げひゃひゃひゃひゃ!」
不気味で嫌悪感を生じさせる下卑た笑い。
しぶとい。アグリーはその眼光を尖らせ、唾涎をこぼしながら、醜く不様に。
それでも尚、立ち上がる。
「そうか………おまえが………おまえがあの………【勇者】!げ、げひゃひゃひゃひゃ!」
醜悪なるアグリー。
その二つ名の由来は、醜悪なまでの底知れぬタフネスと執念にあった。
◆◆◆
何度剣で断ち、魔法を撃ち込み、徒手空拳を叩き込もうとも、醜悪なるアグリーは倒れない。
否、何度も何度も倒れてはいるがその都度、何度でも這い上がってくるのである。
まるで死霊系魔物のような不死性と、生ある者が死の淵ギリギリで織り成す狂気と不気味さで。
アグリーはまさに醜悪に、勇者タローに襲い掛かる。
●【闇魔法】×【吸収】×【敵単体】
▼醜悪なるアグリーは 呪文を唱えた!【大成功】
元々、体力オバケで執念深いアグリーだったがここにきて吸収系魔法を行使してくる。
体力、魔力、攻撃力、防御力、移動速度。
それらすべてがタローから簒奪されていく。
「――――超勇者形態、発動!」
●【専用魔法】×【魂の解放】×【自分】
▼勇者は 変身した!【成功】
その瞬間、吸収系魔法/簒奪者により発生していた様々な負荷がすべて吹き飛ばされる。
超勇者形態はすべての強化を自身に挿入すると共に、すべての負荷を無効化するのだ。
●【専用魔法】×【射撃】×【敵単体】
▼勇者は 呪文を唱えた!【大成功】
「神撃鳥!」
そして、射出する勇者特有の必殺技。
鳥の形態をした魔力の塊はそのままアグリーに直撃し、爆炎を起こす。
匹敵必中一撃必殺。神撃鳥は誰しもがそう信頼している勇者の奥義。
しかし、それを喰らっても尚。
それでも、醜悪なるアグリーは立ち上がる。
「…………嘘だろ?」
戦闘中において、冷徹さを越えて無機質なマシーンと化すタロー。
だが今回ばかりはさすがに狼狽し、破顔する。
一方、とはいえさすがに効いたのか、醜悪なるアグリーは満身創痍の様子で、不穏に笑っていた。
「…………げひゃひゃひゃひゃ!これからだ、勇者よ!――――といいたいところだが、どうやら引き際らしい」
アグリーの言葉と共に、【ペンドラゴンの四騎士】の面々/飛鳥、グリフィン、ハッカイ。
そして多数の兵隊たちが、王室へと一斉になだれ込んでくる。
「勇者タロー、俺たち魔王軍の攻撃はすでに始まっている!この世界をいただくのは俺たちだ!」
かくして、アグリーはその姿を眩ましてしまった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
最強執事の恩返し~大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。恩返しのため復興させます~
榊与一
ファンタジー
異世界転生した日本人、大和猛(やまとたける)。
彼は異世界エデンで、コーガス侯爵家によって拾われタケル・コーガスとして育てられる。
それまでの孤独な人生で何も持つ事の出来なかった彼にとって、コーガス家は生まれて初めて手に入れた家であり家族だった。
その家を守るために転生時のチート能力で魔王を退け。
そしてその裏にいる大魔王を倒すため、タケルは魔界に乗り込んだ。
――それから100年。
遂にタケルは大魔王を討伐する事に成功する。
そして彼はエデンへと帰還した。
「さあ、帰ろう」
だが余りに時間が立ちすぎていた為に、タケルの事を覚えている者はいない。
それでも彼は満足していた。
何故なら、コーガス家を守れたからだ。
そう思っていたのだが……
「コーガス家が没落!?そんな馬鹿な!?」
これは世界を救った勇者が、かつて自分を拾い温かく育ててくれた没落した侯爵家をチートな能力で再興させる物語である。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる