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番外編 ハリスside②
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神殿が私中心で動くようになってから1ヶ月が経った頃イルが帰ってきた。
イルは神殿の変わり果てた光景に絶句した。
私は戻ってきて驚きを隠せないでいるイルにもみんなと同じように私に心酔するように触れて誘った。しかし、イルは私に心酔するどころかその様な行動をした私に対して悲しげな表情で見つめて自身の頭を抱えた。
私はイルに誉めてもらいたかったのに、イルは私を拒否した。
状況を把握したイルはすぐに私を神殿のずっと奥にある部屋へ行くように命じた。
私に心酔していた神職者や神官達が私から無理やり引き剥がされて暴れていたが、イルは気にする事なくその者達を一喝すると他の愛し子達に彼らを任せ、私はイルにつれられるまま牢獄のような頑丈な扉がある部屋へと連れてこられた。
部屋は広くて生活に必要な物は全て揃っていたが、部屋には光を入れる為の小窓が一つだけで薄暗く肌寒さを感じた。
イルは私にこの部屋から出てはいけないと言った。
そして今後、私の世話は全てイルがすると……
「イルが私の世話をしてくれるの⁉︎」
私の世話をするという事はイルが私とずっと一緒にいてくれるという事。
他の誰にチヤホヤとされるよりもイルが私と一緒にいてくれる方が私は嬉しかったから喜んで了承した。
それからは朝起きてから食事。着替えから入浴そして寝るまで私の世話の全てをイルが1人でしてくれた。
部屋に閉じ込められている状態で、イル以外の人と顔を合わせる事が一切なくなったけど、私は幸せだった。
“私はイルの特別なんだ”いつしか私はそう思う様になって、ずっとこのままでも良いと思った。
でも、その状態が何ヶ月も続いた頃、こんなにも一緒にいるのにイルはいつまでも私から一線を引いている感じがした。
私はイルが好き。
私の全てをイルにあげたい。
イルの全てを私は手に入れたい。
私は特別だからきっとイルは距離を取っているのかもしれない。私が愛し子であるから神官であるイルは遠慮しているのかもしれない。
だとしたら、そのしがらみを私が取り除いてあげよう。
そう考えた私はイルが自身が抑えているだろう殻を破り私のものにするにはどうしたらいいか考えた。
イルに私の加護の力は通じない。
でも、少なからずイルは私の事を特別に思ってくれている。
なにかきっかけさえあればイルも自分の気持ちに正直になって私の気持ちを受け入れてくれるはず。
そして、私は思いつくまま入浴後なにも羽織らずイルの前に立ち、最大限の自分の力をイルに向けた。
イルは一瞬目を見開いたものの裸の私を見ても何の動揺もせずいつも通り私に近づくと、そっと私に羽織を掛けて無表情のまま「風邪をひきますよ」とだけ言った。
普通の男なら狂ったように喜んで私を襲ってくる状況なのに……
私は再び自身の力を放出するが、イルは私の力にも誘惑されず私の衣服を準備すると迷いなく私に着せて部屋を後にした。
私は1人立ち尽くす。
虚しくなった。
悲しくなった。
ねぇ。イル。私は貴方の特別なのよね?
それからもイルの私に対する態度は一向に変わらなかった。
いや……イルと過ごせる時間がわずかながら以前より減っていたように感じていた。
私の中の苛立ちが募っていく。
そんな思いを抱き始めた数日後、イルは私の元に小柄な女性を連れてきた。
あまり見ない赤髪赤目で色白の少し儚げなその女は“リア”と名乗った。
リアは小柄ながらも私より年上の18歳だった。
今まで神殿から遠く離れた聖堂にいたらしい。
イルはリアをメルトニア人唯一の『加護の申し子』だと言った。聖堂ではその力を開花させるためにずっと祈りを捧げていたらしい。
『加護の申し子』
それは愛し子の力をコントロールさせる力をもつ人物だとイルが教えてくれた。
リアはイルから“メルトニアの聖女”と呼ばれていた。
これからはイルは通常の神務に戻り、リアが私の世話をすると言われて私は奈落の底に突き落とされたような気分になった。
イルは私と一緒にいたくないの?
私はイルといられる時間が無くなるのが嫌だった。
たとえ距離を取られていても私はイルと2人きりでいられる時間が大切だった。
その時間を奪われるなんて許せない。
今まで通りでいい。そんな子は不要だと思ったが、イルから私を思っての事だと強く言われて渋々ながら私はリアを側付とした。
私が頷いた時に久々にイルは私に微笑んでくれた。
久々に見たイルが私に向けたその笑みに私の胸がトクンと高鳴る。
やっぱり私はイルが好き。
……イルを私だけのものにしたい。
……イルは誰にも渡さない。
……イルと私の間を邪魔する奴は許さない。
その時、私の身体の奥底で今まで感じた事がないような何かが生まれた。
翌日から私はリアに力をコントロールされるようになった。
リアが私に触れると私の持っている力がごっそり取られる。
嫌な気分。
でも、イルは力が安定した私をみて嬉しそうに微笑んでくれた。
それだけで私は嬉しくなる。
リアの存在により私の力は常に抑えられるようになった。
そして、私はリアと共にいる事で幽閉を解かれた。
ただ、外に出てみると私に向けられる周りの目は冷たいものだった。
イルは神殿の変わり果てた光景に絶句した。
私は戻ってきて驚きを隠せないでいるイルにもみんなと同じように私に心酔するように触れて誘った。しかし、イルは私に心酔するどころかその様な行動をした私に対して悲しげな表情で見つめて自身の頭を抱えた。
私はイルに誉めてもらいたかったのに、イルは私を拒否した。
状況を把握したイルはすぐに私を神殿のずっと奥にある部屋へ行くように命じた。
私に心酔していた神職者や神官達が私から無理やり引き剥がされて暴れていたが、イルは気にする事なくその者達を一喝すると他の愛し子達に彼らを任せ、私はイルにつれられるまま牢獄のような頑丈な扉がある部屋へと連れてこられた。
部屋は広くて生活に必要な物は全て揃っていたが、部屋には光を入れる為の小窓が一つだけで薄暗く肌寒さを感じた。
イルは私にこの部屋から出てはいけないと言った。
そして今後、私の世話は全てイルがすると……
「イルが私の世話をしてくれるの⁉︎」
私の世話をするという事はイルが私とずっと一緒にいてくれるという事。
他の誰にチヤホヤとされるよりもイルが私と一緒にいてくれる方が私は嬉しかったから喜んで了承した。
それからは朝起きてから食事。着替えから入浴そして寝るまで私の世話の全てをイルが1人でしてくれた。
部屋に閉じ込められている状態で、イル以外の人と顔を合わせる事が一切なくなったけど、私は幸せだった。
“私はイルの特別なんだ”いつしか私はそう思う様になって、ずっとこのままでも良いと思った。
でも、その状態が何ヶ月も続いた頃、こんなにも一緒にいるのにイルはいつまでも私から一線を引いている感じがした。
私はイルが好き。
私の全てをイルにあげたい。
イルの全てを私は手に入れたい。
私は特別だからきっとイルは距離を取っているのかもしれない。私が愛し子であるから神官であるイルは遠慮しているのかもしれない。
だとしたら、そのしがらみを私が取り除いてあげよう。
そう考えた私はイルが自身が抑えているだろう殻を破り私のものにするにはどうしたらいいか考えた。
イルに私の加護の力は通じない。
でも、少なからずイルは私の事を特別に思ってくれている。
なにかきっかけさえあればイルも自分の気持ちに正直になって私の気持ちを受け入れてくれるはず。
そして、私は思いつくまま入浴後なにも羽織らずイルの前に立ち、最大限の自分の力をイルに向けた。
イルは一瞬目を見開いたものの裸の私を見ても何の動揺もせずいつも通り私に近づくと、そっと私に羽織を掛けて無表情のまま「風邪をひきますよ」とだけ言った。
普通の男なら狂ったように喜んで私を襲ってくる状況なのに……
私は再び自身の力を放出するが、イルは私の力にも誘惑されず私の衣服を準備すると迷いなく私に着せて部屋を後にした。
私は1人立ち尽くす。
虚しくなった。
悲しくなった。
ねぇ。イル。私は貴方の特別なのよね?
それからもイルの私に対する態度は一向に変わらなかった。
いや……イルと過ごせる時間がわずかながら以前より減っていたように感じていた。
私の中の苛立ちが募っていく。
そんな思いを抱き始めた数日後、イルは私の元に小柄な女性を連れてきた。
あまり見ない赤髪赤目で色白の少し儚げなその女は“リア”と名乗った。
リアは小柄ながらも私より年上の18歳だった。
今まで神殿から遠く離れた聖堂にいたらしい。
イルはリアをメルトニア人唯一の『加護の申し子』だと言った。聖堂ではその力を開花させるためにずっと祈りを捧げていたらしい。
『加護の申し子』
それは愛し子の力をコントロールさせる力をもつ人物だとイルが教えてくれた。
リアはイルから“メルトニアの聖女”と呼ばれていた。
これからはイルは通常の神務に戻り、リアが私の世話をすると言われて私は奈落の底に突き落とされたような気分になった。
イルは私と一緒にいたくないの?
私はイルといられる時間が無くなるのが嫌だった。
たとえ距離を取られていても私はイルと2人きりでいられる時間が大切だった。
その時間を奪われるなんて許せない。
今まで通りでいい。そんな子は不要だと思ったが、イルから私を思っての事だと強く言われて渋々ながら私はリアを側付とした。
私が頷いた時に久々にイルは私に微笑んでくれた。
久々に見たイルが私に向けたその笑みに私の胸がトクンと高鳴る。
やっぱり私はイルが好き。
……イルを私だけのものにしたい。
……イルは誰にも渡さない。
……イルと私の間を邪魔する奴は許さない。
その時、私の身体の奥底で今まで感じた事がないような何かが生まれた。
翌日から私はリアに力をコントロールされるようになった。
リアが私に触れると私の持っている力がごっそり取られる。
嫌な気分。
でも、イルは力が安定した私をみて嬉しそうに微笑んでくれた。
それだけで私は嬉しくなる。
リアの存在により私の力は常に抑えられるようになった。
そして、私はリアと共にいる事で幽閉を解かれた。
ただ、外に出てみると私に向けられる周りの目は冷たいものだった。
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