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46話

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 寿人さんのその動作で俺は体をビクッと震わせた。

「やっぱりそういうことじゃないですか!嫌ですって……」

 「知るか」

 彼は無理矢理に俺の服の下に手を入れてきた。
 それを引き離そうともがくけれど、大きい手が俺の両手を頭上で掴み壁に押し付けた。
 
 「やめてください、こんなところで……」

 「そんなに嫌かよ。これ好きじゃなかったけ、なぁ?」

 彼はきゅっと右の胸の尖りを抓った。
 微かな痛みと快感が体を走る。

 「すっ、好きなんかじゃない……」

 「へぇ……ならいくらでも弄ってもいいよな」

 「や、違……」

 俺の言うことなんか聞き入れようともせずに彼は乳首を弾いたり引っ張ったりしだした。
 さっきよりも激しい刺激を与えられ、無意識に変な声が出てしまう。

 「やだ、それ……んっあぁ……」

 「なんだ。好きじゃないんじゃなかったのか」

 「ぅ、好きっじゃないっ……けど……」

 「けど?なんだ」

 責め立てるようにさっきより強く抓られ、体から一気に力が抜けた。

 「あぁッ……寿人さ……本当に何も無いですって……」

 「嘘つかなくたっていいのに。……強がりだな」

 そう言って彼は乳頭にきり、と爪を立てた。
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