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【第一章】猫耳娘・菜苺の冒険開幕
仇
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男に対して強い怒りを露にするヘンプーだがそれには理由があった。
「貴様は何を怒っているのだ?」
「貴様は私の生き残りの最後の家族をそうして殺害した!!貴様のせいで私は天涯孤独になった!!」
「知らねえな!!」
「知らないでは済ませられない!!私の家族だけでなく他の人達にも私と同じ思いをさせていることを私は絶対許さない!!」
「かっこつけてんじゃねえよ!!カス!!」
「カスはあなたの方よ!!」
「菜苺ちゃん!?」
「な、菜苺!?」
「何だとこの女・・・!?」
何と菜苺はヘンプーをカス呼ばわりした男に対してカスと言ったのだ!!
「ヘンプー様の大事な家族や他の人の大事な家族や仲間を手にかけたあなたは正真正銘のカスよ!!あなたには家族はいないの!?」
「いねえよバーカ!!家族を捨ててここまで来たんだ。てめえみたいな良いやつぶった野郎が俺は死ぬほど嫌いなんだよ!!」
「じゃあ僕は平気で家族を捨てるお前の方が嫌いだな。」
「シュリケ君?」
家族を捨てたと平気で語る男の話を聞いて口調を強くして目を鋭くしたシュリケ。それを見た菜苺はシュリケの急な変貌に驚きを見せていた。
「簡単に身近にいる家族を捨てたお前のようなやつこそ僕の大嫌いな野郎だよ!!」
ーシュリケの子供の頃ー
シュリケの家族は村の外れの山中にいたところ、ある人間型の男に襲われてしまったのである。その時幼いシュリケは燃える山中で男のあしもとで倒れていた親と見られる2体のモンスターを見つめていた。
「お父さん!!お母さん!!」
「シュリケ、逃げなさい!!あなただけでも助かって!!」
「お前は我々の希望だ!!だから追い付かれないように逃げろっ!!」
「やだよっ!!お父さんもお母さんも助けるんだ!!」
「助けたところでこいつらはもうダメだ。言うこと聞いて逃げろよガキ!!」
「うるさい!!お前が僕のお父さんとお母さんを襲ったんだろ!?ふざけるな!!」
シュリケは男に怒りを見せて倒そうとすると彼と同じモンスターがシュリケを抱えて連れていく。
「やめて!!離して!!」
「ダメだ、両親はお前が希望の光と言っている!!お前まで死ぬことはない!!」
「お父さーん!!お母さーん!!」
シュリケが親を呼ぶと山は巨大な炎に包まれた。そしてシュリケは一族の住む村で助けられた人物に強くなるための忍術を仕込まれて今に至る。
ーー
「僕は忍術を復讐に使用したくはなかった。けどどうもお前相手に復讐として使用しなければならないようだ。なぜならその声は覚えてる・・・お前はヘンプーさんだけでなく僕の親の仇でもある。」
「!?」
「シュリケ君!?」
「あぁ・・・そういや見たことあるような気がしていたがあの時の泣き叫んでいたダサいクソガキかあ!!めんどくさいことに因縁のあるやつばかりに俺は絡まれているようだ。」
「あなたねぇ!!私も許さないわよ!!」
「貴様は関係ねえだろ、このバカ。」
「な、何ですって!?」
何と男はヘンプーとシュリケの家族の仇であった。二人のことを知り、怒りを見せる菜苺は彼らと共闘して男を倒せるのか!?
「貴様は何を怒っているのだ?」
「貴様は私の生き残りの最後の家族をそうして殺害した!!貴様のせいで私は天涯孤独になった!!」
「知らねえな!!」
「知らないでは済ませられない!!私の家族だけでなく他の人達にも私と同じ思いをさせていることを私は絶対許さない!!」
「かっこつけてんじゃねえよ!!カス!!」
「カスはあなたの方よ!!」
「菜苺ちゃん!?」
「な、菜苺!?」
「何だとこの女・・・!?」
何と菜苺はヘンプーをカス呼ばわりした男に対してカスと言ったのだ!!
「ヘンプー様の大事な家族や他の人の大事な家族や仲間を手にかけたあなたは正真正銘のカスよ!!あなたには家族はいないの!?」
「いねえよバーカ!!家族を捨ててここまで来たんだ。てめえみたいな良いやつぶった野郎が俺は死ぬほど嫌いなんだよ!!」
「じゃあ僕は平気で家族を捨てるお前の方が嫌いだな。」
「シュリケ君?」
家族を捨てたと平気で語る男の話を聞いて口調を強くして目を鋭くしたシュリケ。それを見た菜苺はシュリケの急な変貌に驚きを見せていた。
「簡単に身近にいる家族を捨てたお前のようなやつこそ僕の大嫌いな野郎だよ!!」
ーシュリケの子供の頃ー
シュリケの家族は村の外れの山中にいたところ、ある人間型の男に襲われてしまったのである。その時幼いシュリケは燃える山中で男のあしもとで倒れていた親と見られる2体のモンスターを見つめていた。
「お父さん!!お母さん!!」
「シュリケ、逃げなさい!!あなただけでも助かって!!」
「お前は我々の希望だ!!だから追い付かれないように逃げろっ!!」
「やだよっ!!お父さんもお母さんも助けるんだ!!」
「助けたところでこいつらはもうダメだ。言うこと聞いて逃げろよガキ!!」
「うるさい!!お前が僕のお父さんとお母さんを襲ったんだろ!?ふざけるな!!」
シュリケは男に怒りを見せて倒そうとすると彼と同じモンスターがシュリケを抱えて連れていく。
「やめて!!離して!!」
「ダメだ、両親はお前が希望の光と言っている!!お前まで死ぬことはない!!」
「お父さーん!!お母さーん!!」
シュリケが親を呼ぶと山は巨大な炎に包まれた。そしてシュリケは一族の住む村で助けられた人物に強くなるための忍術を仕込まれて今に至る。
ーー
「僕は忍術を復讐に使用したくはなかった。けどどうもお前相手に復讐として使用しなければならないようだ。なぜならその声は覚えてる・・・お前はヘンプーさんだけでなく僕の親の仇でもある。」
「!?」
「シュリケ君!?」
「あぁ・・・そういや見たことあるような気がしていたがあの時の泣き叫んでいたダサいクソガキかあ!!めんどくさいことに因縁のあるやつばかりに俺は絡まれているようだ。」
「あなたねぇ!!私も許さないわよ!!」
「貴様は関係ねえだろ、このバカ。」
「な、何ですって!?」
何と男はヘンプーとシュリケの家族の仇であった。二人のことを知り、怒りを見せる菜苺は彼らと共闘して男を倒せるのか!?
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