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第2話
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「あんたあのエロタコの仲間?」
警戒しながら莉杏が見つめると男性が口を開いた
「エロタコは俺だ」
「え!…」
「莉杏のお陰で人間に戻れたけど時間が経てばタコに戻るだろう」
「何でタコに?」
「俺と同じ魔法使いの」
言いかけたその時、男性が苦しみだした
「大丈夫ですか?」
莉杏が身体に触れようとしたその時、男性の身体がタコに変身した
莉杏は驚いた顔で見つめた
タコは莉杏を見つめ口を開いた
「俺の名は琴海(ことみ)、莉杏、俺に力を貸して欲しい」
「力を貸して欲しいって、俺はただの力の無い人間ですよ」
「莉杏と交わって俺は人間に戻れた、莉杏には不思議な力がある、俺の力になって欲しい」
「……」
最初はムカついていた莉杏だったがタコにされた琴海の熱意にやられ莉杏は口を開いた
「わかりました、琴海さんが元に戻れるように力になります」
「ありがとう」
「……」
莉杏とタコの琴海は見つめ合いその後、莉杏のお腹がぐう~と鳴り莉杏は恥ずかしくなり頬を赤らめた
「何か食べたい物ある?」
「え…あの…」
「遠慮しないで何でも言って良いよ」
「……」
タコの優しさに莉杏が口を開いた
「たこ焼き」
「たこ焼き」
「あ!…ごめんなさい…別の物を」
「たこ焼きで良いよ」
タコの琴海は2本の足に力を込め皿にのったたこ焼きを出現させた
「どうぞ、召しあがれ」
「ありがとうございます、いただきます」
皿を掴むと莉杏は爪楊枝でたこ焼きを食べ始めた
タコの琴海は魔法使いの気を感じた
タコの琴海は莉杏に気づかれないように透明になりその場を離れた
砂浜で魔法使いの千景(ちかげ)が立ち尽くしていた
その時、海からタコの琴海が透明姿で現れ砂浜にあがった
「なぜ、俺がここにいるとわかった」
「琴海、不思議な力を持った人間と交わったろ」
「人間と交わっていない、何、言ってんだ」
「俺は知ってんだぞ、人間と交わりお前は人間の姿に戻った」
「……」
「琴海、お前が人間に戻ると困るんだ、暫くの間、眠ってろ」
口にした後、千景は魔法の杖を透明姿のタコの琴海に向けビリビリ光線を放った
透明姿のタコの琴海はビリビリ光線を受け倒れ眠りについた
その頃、莉杏はたこ焼きを食べ終え立ち上がり壁にもたれていた
「琴海さん、どこに行ったんだろ」
その時、魔法の杖を持った千景が現れた
壁にもたれていた莉杏は壁から少し離れ驚いた顔で千景を見つめた
千景は魔法の杖を消し莉杏に近づくと壁に押しつけ唇を重ねた
その後、唇が離れ莉杏と微笑む千景は見つめ合った
「琴海が選んだだけのことはある」
「琴海さんの仲間の人ですか?」
「琴海をタコにした魔法使いの千景だ」
「あなたが!」
「琴海のものは全て奪い取る」
口にした後、千景は莉杏を壁に押しつけながら唇を奪い続けた
莉杏は千景を押し離し口を開いた
「琴海さんを人間に戻しください」
「琴海を心配するより自分を心配したほうが良いんじゃないか」
「え…」
身体を動かそうとした莉杏は身体が動かないことに驚いた
千景は微笑みながら莉杏を見つめた
「琴海を人間に戻してやる」
「本当ですか」
「条件がある」
「条件?」
莉杏は近づく千景を見つめた
「俺に身体を捧げ、俺のものになる、これが条件だ」
「お断りします」
「断るなら、琴海を人間に戻すこと、諦めるんだな」
「そんな…」
「どうする?」
「……」
莉杏は悩んだ
そして……莉杏は決心した
警戒しながら莉杏が見つめると男性が口を開いた
「エロタコは俺だ」
「え!…」
「莉杏のお陰で人間に戻れたけど時間が経てばタコに戻るだろう」
「何でタコに?」
「俺と同じ魔法使いの」
言いかけたその時、男性が苦しみだした
「大丈夫ですか?」
莉杏が身体に触れようとしたその時、男性の身体がタコに変身した
莉杏は驚いた顔で見つめた
タコは莉杏を見つめ口を開いた
「俺の名は琴海(ことみ)、莉杏、俺に力を貸して欲しい」
「力を貸して欲しいって、俺はただの力の無い人間ですよ」
「莉杏と交わって俺は人間に戻れた、莉杏には不思議な力がある、俺の力になって欲しい」
「……」
最初はムカついていた莉杏だったがタコにされた琴海の熱意にやられ莉杏は口を開いた
「わかりました、琴海さんが元に戻れるように力になります」
「ありがとう」
「……」
莉杏とタコの琴海は見つめ合いその後、莉杏のお腹がぐう~と鳴り莉杏は恥ずかしくなり頬を赤らめた
「何か食べたい物ある?」
「え…あの…」
「遠慮しないで何でも言って良いよ」
「……」
タコの優しさに莉杏が口を開いた
「たこ焼き」
「たこ焼き」
「あ!…ごめんなさい…別の物を」
「たこ焼きで良いよ」
タコの琴海は2本の足に力を込め皿にのったたこ焼きを出現させた
「どうぞ、召しあがれ」
「ありがとうございます、いただきます」
皿を掴むと莉杏は爪楊枝でたこ焼きを食べ始めた
タコの琴海は魔法使いの気を感じた
タコの琴海は莉杏に気づかれないように透明になりその場を離れた
砂浜で魔法使いの千景(ちかげ)が立ち尽くしていた
その時、海からタコの琴海が透明姿で現れ砂浜にあがった
「なぜ、俺がここにいるとわかった」
「琴海、不思議な力を持った人間と交わったろ」
「人間と交わっていない、何、言ってんだ」
「俺は知ってんだぞ、人間と交わりお前は人間の姿に戻った」
「……」
「琴海、お前が人間に戻ると困るんだ、暫くの間、眠ってろ」
口にした後、千景は魔法の杖を透明姿のタコの琴海に向けビリビリ光線を放った
透明姿のタコの琴海はビリビリ光線を受け倒れ眠りについた
その頃、莉杏はたこ焼きを食べ終え立ち上がり壁にもたれていた
「琴海さん、どこに行ったんだろ」
その時、魔法の杖を持った千景が現れた
壁にもたれていた莉杏は壁から少し離れ驚いた顔で千景を見つめた
千景は魔法の杖を消し莉杏に近づくと壁に押しつけ唇を重ねた
その後、唇が離れ莉杏と微笑む千景は見つめ合った
「琴海が選んだだけのことはある」
「琴海さんの仲間の人ですか?」
「琴海をタコにした魔法使いの千景だ」
「あなたが!」
「琴海のものは全て奪い取る」
口にした後、千景は莉杏を壁に押しつけながら唇を奪い続けた
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「琴海さんを人間に戻しください」
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「お断りします」
「断るなら、琴海を人間に戻すこと、諦めるんだな」
「そんな…」
「どうする?」
「……」
莉杏は悩んだ
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