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〜第5章〜
124.『幻覚』
しおりを挟むエトが診察に来たその夜。
ハナは眠りについていた。
ハナ「んん……リン……先輩………」
ハナは寝言を呟く。
寝汗をかき、うなされているようだった。
ハナ「ハッ!?…はぁ…はぁ…はぁ…」
ハナは突然目を覚ます。
シロ「眠れないのかい?」
シロサキは部屋の隅で本を読んでいた。
ハナ「シロ……サキ様……クスリを……いただけませんか?」
ハナはシロサキを見つめる。
シロ「・・・クスリが欲しいのか?」
ハナ「はい。お願いします。」
ハナはシロサキに土下座した。
シロ「・・・ならあの言葉を言ってみろ。教えたでしょ?」
シロサキは足を組んでハナを見る。
ハナは服を脱ぎ始め、全裸で再び土下座をした。
ハナ「わたしはシロサキ様の『犬』です。わたしの全てはシロサキ様の所有物です。」
シロ「よく出来ました。口を開けな。」
ハナは頭をあげ、口を大きく開いた。
シロサキはハナの口の中にクスリを入れる。
ハナは目をトロンとさせて満足そうな顔をした。
ハナ「ありがとうございます。シロサキ様。」
ハナは無意識に自分の秘部を触っていた。
シロ「おい。誰が触っていいって言った?」
ハナはハッとした。
ハナ「も、申し訳ございません。」
ハナはシロサキに頭を下げた。
ハナは土下座しながら腰をモジモジさせていた。
シロ「これからはなにするにも私に許可をとれ。わかったな?」
ハナ「はい。シロサキ様。自慰の許可をいただいてもよろしいでしょうか?」
ハナはシロサキに自慰行為の許可を求めた。
シロサキはスマホを取り出しカメラを向ける。
シロ「お前の醜態を記録してやる。ありがたく思いなさい。」
ハナ「ありがとうございます…///自慰させていただきます…///」
ハナはがに股になり下品に膣に指を挿入した。
自ら膣をほじくり回し、ハナは喘ぎ声をあげてすぐに絶頂をむかえた。
ハナ「はぁ…///はぁ…///んんッ...///」
ハナは自ら肛門にも指を入れかき回した。
ハナの目の焦点はあっておらず、幻覚を見ているようだった。
ハナ「んんッ...///おほッ…///気持ちぃ♡」
がに股のまま両方の手で膣と肛門を弄るハナを撮影するシロサキ。
ハナ「はぁ…///はぁ…///シロサキ様…シロサキ様ぁ…あぁ…見られてイクイクイクぅ……/////お"ッ♡お"ッ♡お"ッ♡」
ハナは腰を痙攣させ、その場にへたりこんだ。
シロ「ふふ、下品で無様で情けない姿だったよハナ。」
ハナ「ありがとうございます…///」
ハナは恍惚な表情をシロサキに見せた。
その後、ハナはまた眠りについた。
シロサキは静かに部屋を出る。
するとスマホに着信が入った。
大幹部のリカからだった。
シロ「お疲れ様です。シロサキです。」
リカ「ご苦労。今回の作戦だが、無事に終了した。警察の死者が出なかったのは残念だったがな。」
リカは防衛大臣親族誘拐事件が終わったことをシロサキに告げた。
シロ「も、申し訳ございません。爆発が弱かったから…ですか?」
シロサキは恐る恐るリカに聞いた。
リカ「いや、爆弾は問題ない。お前が作る爆弾は私も信用している。私の『犬』が少ししくじっただけだ。」
リカはため息をついていた。
シロ「そうでしたか…。残念です。」
シロサキは自分のせいではないとわかり、少し安堵した。
リカ「だが当初の目的は果たした。大臣を引きずり下ろし、総理邸も爆破出来た。とりあえずは任務完了だ。」
シロ「はい。」
するとリカは話題を変えた。
リカ「そういえば、エトから聞いたぞ。もうあの女を手懐けたんだってな。」
シロ「恐縮です。リカさん。」
リカ「お前は才能があるかもな。今後も期待しているぞ。」
シロ「ありがとうございます。」
リカ「それとだが、エトから貰った試作品のクスリだがな。使用は控えておけ。」
リカが試作品のクスリに注意喚起をした。
シロ「?なぜですか?」
リカ「お前あのクスリの成分聞いてないのか?」
シロ「いえ…危険ドラッグが入っているとしか…」
リカは「エトのヤツ…」と舌打ちをし、シロサキにクスリの成分が何か話した。
リカ「その危険ドラッグは『LSD』だ。お前も名前くらいは知ってるだろ。」
シロ「『LSD』………」
『LSD』・・・
合成麻薬のひとつで、幻覚作用を引き起こす危険な薬物。
摂取し続けると依存症に陥り、精神分裂等の精神障害を患うことになる。
リカ「あまり服用し過ぎると使い物にならなくなるぞ。気を付けろ。」
シロ「わ、分かりました。ありがとうございます。」
リカは電話を切った。
シロ「『LSD』…だったのか……ッ!?」
シロサキはあることに気付いた。
シロ「・・・まさかアイツ…ずっと幻覚をみながら自慰行為していたのか…!?」
思わずゾッとしたシロサキ。
ハナは何をみて自慰行為をしていたのか、シロサキに分かるすべはなかった。
ハナが使い物にならないように、シロサキは試作品のクスリの使用を控えることにした。
翌日。
部屋からはバリカンの音が鳴り響く。
シロ「じゃあ刈るよ。」
ハナ「はい。お願いします。」
シロサキはハナの髪の毛をバリカンで刈り上げる。
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シロ「よく似合ってるよハナ。」
ハナ「ありがとうございます。シロサキ様。」
ハナはシロサキに土下座をする。
シロサキは丸坊主になったハナを見つめる。
シロ「坊主頭で下の毛は生えてるってアンバランスだねぇー。どうしようか…」
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シロ「うん。従順で可愛いねハナ♡綺麗にしてやるよ。」
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