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〜第2章〜
54.『〜ポチの鎖編〜カラクリ』
しおりを挟む暗く細い道を進むしおんとリン。
しかしやっぱり先は行き止まりだった。
リン「行き止まり…だね。」
しお「辺りになにか手がかりがあるか調べましょう。」
2人はしばらく辺りを物色する。
だがそれらしいものが無い。
しお「なにかあると思ってたんですけど…なにも無さげですね。」
リン「そうだね。一旦出よっか。」
2人は一度出ようと戻りだした。
リン「ん?」
戻る途中、リンがなにかを見つけた。
リン「ここ……微妙に壁の色が違う…」
リンは1ヶ所だけ壁の色が違うのに気がついた。
それはよく見ないと分からない程度だった。
しお「ホントだ…よく気づきましたね。」
リンは色が違う壁を触っていく。
そこにカモフラージュされた謎の窪みを見つけた。
リン「これ……」
その窪みに手を引っ掛けて引くとなにかの仕掛けが動く音がした。
突然色が違う壁が動き出す。
しお「リ、リンさん……これって……」
リン「・・・仕掛け扉…だね。」
中には下に続く階段が現れた。
しお「どうします?リンさん。」
リン「・・・入ってみよう。しおん君は後ろついてきて。」
リンは拳銃を取り出し構えながら進む。
階段をおりていくとまた行き止まりになっていた。
リン「・・・行き止まり?」
2人は辺りを調べる。
だが怪しいものは無かった。
リン「一旦戻ろう。もしテロリストに見つかれば蜂の巣にされるかも。」
もし今階段の上から敵が来たら逃げ場は無い。
2人は階段を上がってトンネルを出た。
しお「まさかあんな仕掛けがあったなんて…。絶対あの階段にもなにかカラクリがあるはずです。」
リン「そうだね。でも危険すぎる。ここは警察を動員しよう。それなら安全だよ。」
リンは警察を動員することを提案する。
しお「それしかなさそうですね…。」
リン「じゃあ手配するよ。とりあえずみつばちゃんと合流しよう。」
2人はよつばと合流した。
そして謎の階段を見つけたことを告げる。
よつ「まさかそんなものが…」
リン「私たちも驚いたよ。とりあえず警察でこの旧トンネルを調べようと思ってる。」
しお「それの方が安全にみつれさんを救助できるかもしれません。リンさん、お願いします。」
リン「りょーかい。明日には数十人規模で捜索するよ。とりあえず今日は戻ろう。」
よつ「・・・」
隠し階段を見つけた一行。
きっとその先にみつれが居ると思いつつも3人だけでは危険過ぎる為、警察を動員する事に決まった。。。
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