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√エリザベース act.3
⑤ ※あくまでプロポーズです。
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お屋敷のバルコニーに連れてきてくれました。えっとえっと、その、返事……をしなきゃいけないのよね、ここは極めて令嬢的に。
でも不思議だなぁマリーヤじゃなくて、エリザベースで彼と一緒にいるのは。どんなご縁でこうなってるんだっけ……?
そういえば彼、私をカビローンロンって呼んだし、お姉さんも彼が中の人を知るのが遅かったって言ってたな。これはちゃんと聞いておかないと。
「あなたはどうして私のことを……」
カビローンロンが好きなことは、まぁ知ってますよ?
「ん?」
「カビローンロンが好きで、それを私がたった1回演じたから、気に入っていただけましたの?」
「カビローンロンが好き? あぁ、今は好きだけれど、元々はツーパンウーマン派だったんだ」
なんだか話がおかしな方に向かいそうです。放置して大丈夫でしょうか。
「カビローンロンが好きになったのは、君が中の人だったその1回のおかげだよ」
「……??」
「あのバザーでの観劇は通常どおり、ツーパンウーマンを応援しに行ったんだ。それでも、カビローンロンの内部がいつもと違うのはすぐに気付いた。最初は正直、まるで素人だなと思ったのだけど」
(※注)プロポーズ真っただ中の会話です。
「たった2時間の物語の間に、中の人の成長が見て取れたんだ」
飛び入りなのに2時間も演じてたのエリザベース……。
「それこそ終いには、中間管理職の悲哀を見事に表現していたのさ」
そんなの表現できる令嬢なんて嫌です。
「上演中、感じていた。この中の人はきっと真面目で努力家、人間関係においては一途でひたむき、ひいては損得勘定のない人間だろうと」
スーツアクターの性格分析までしてしまったのね。
「幕が下りた後、俺は賞賛と激励の辞を述べたくて舞台裏へと足を運んでいた。もちろんその時は性別がどうこうなど考えてもいなかったよ。ただ一ファンとして、今後の活躍を期待しての行動だった。しかし、俺がカビローンロンを見つけたのは……中の人が着ぐるみの頭を脱いだ瞬間だったんだ」
み、見ちゃったの!?
「度肝を抜かれたよ……中から現れたのは、こんな麗しい乙女だったんだから」
「ピータン、エリザベースの頬に指を添えてきたピコ~~。キッスいくかピコ~~?」
「その美しさに、俺は雷に打たれたような衝撃で身動きすら取れず、話しかけそびれた。その後、劇の主催者に君の素性を尋ねたんだけど、彼も分からないと話していて……」
「残念、不発だピコ。ボクも楽しみにしてるから~~キッスキッスぅ!!」
「もしかしたらあれは妖精だったのかもと諦めた。以降は中身が戻ったカビローンロンを応援する日々で……。だから今、本当に感動しているんだ! 幻の妖精を見つけられてさ」
「ピータン!!」
「あっエリザベースから抱きついちゃったピコ!」
「君を永遠に愛するよ。俺と結婚して欲しいエリザベース!」
「そうですわねぇ…令嬢だけじゃなくて、村娘ともメイドとも未亡人とも舞台女優とも東洋人とも、誰とも浮気しないって約束してくださるなら……よくってよ!」
「もちろんさ!」
やったぁ! お父さんお母さん、私幸せになります! この子に転生決めました!!
「ご婚約おめでとうピコ~~!!」
ん! 思わず抱きついちゃったから、ピータンの顔こんなに近い! あれ、これはもしや初キッスの流れ!?
エリザベースはきっとキス待ち顔を鏡の前で練習してただろうけど、私はしたことないよ、どうすれば!?
「目をつぶればいいピコっ!ひそひそ」
アドバイスありがとうピコピコ!
ぎゅっ。はい! どうぞ! ……あれ、こない。ていうか鼻! 鼻つままれた!
「エリザベース、それは君のご両親に挨拶を済ませてからだよ」
「ええ~~拒否!? 両親の許可を得るのは大事だけど、もう! 何時代の人よ!」
あ、思い余って声に出しちゃった。
「まぁ……だってここ、ギャラリーが……」
あ、バルコニーの植木に隠れてるお姉さんたち……向こう側の部屋でオペラグラス装備してるお姉さんたち……。
「だから、またふたりきりの時に」
「……了解ですわっ」
ああ胸がそわそわする~~。今夜しばらく眠れなさそう。
「ところで、俺、爵位ないから君のご両親に認めてもらえる気がしないんだけど」
「えっ、ああそっか、そういう問題が……」
「爵位はないし、俺はいつでも田舎に引きこもって大工をしていたいんだけど」
爵位より大工の方が問題じゃないかな。
「君、家族構成は?」
「父と母、私は一人っ子ですわ」
「じゃあ俺が君の家に入ることを許してもらえないかな。そして子どもが生まれたら、できるだけ早く爵位を譲って、田舎で大工がしたい!」
とにかくⅠターンしたいんですね!?
「うちはそこそこの子爵なので、婿が来るならそれはそれで問題ないですし、私も社交界よりチ口ール村で乳絞りの方が性に合ってると思いますわ!」
そこで彼は私を思いっきり抱き上げましたの!
「じゃあ早く子ども作ろう!」
「えっっっ!?」
~FⅠN~
「祝エリザベースルートクリアピコ~~。帰宅してからもふわふわしてるピコ~」
ほわぁ~~ん。しばらくこのウキウキを噛みしめていたいけど、やっぱりマリーヤルートもクリアしなきゃね。
「転生先決めても行くピコ?」
「ゲーマーとしては全ルートクリアしたいし、マリーヤも幸せになって欲しい! ラインホルト様と!」
「そっち行ったら、やっぱりラインホルト様と結婚したくなっちゃいました~~マリーヤに転生しま~す! ってなっても知らないピコよ。まぁピータンはエリザベースと幸せになったので、別にそれでも問題ないけどぉ~~」
「それはないかな。ラインホルト様は確かに超美形だけど、単純に私、ピータンがめちゃくちゃ好みだもん! 性格も外見も、もう名前以外はぜ~~んぶ!」
「もう彼には改名してもらうピコよ……」
「でもね、マリーヤのハッピーエンディングは簡単なんだ。ラインホルト様の想いが分かってるんだから、私がマリーヤになって彼に会いに行くだけでプロポーズイベント始まってクリアでしょ」
「まぁそうだピコね」
それではさくっと行ってきましょう! マリーヤルートのラス1に!
でも不思議だなぁマリーヤじゃなくて、エリザベースで彼と一緒にいるのは。どんなご縁でこうなってるんだっけ……?
そういえば彼、私をカビローンロンって呼んだし、お姉さんも彼が中の人を知るのが遅かったって言ってたな。これはちゃんと聞いておかないと。
「あなたはどうして私のことを……」
カビローンロンが好きなことは、まぁ知ってますよ?
「ん?」
「カビローンロンが好きで、それを私がたった1回演じたから、気に入っていただけましたの?」
「カビローンロンが好き? あぁ、今は好きだけれど、元々はツーパンウーマン派だったんだ」
なんだか話がおかしな方に向かいそうです。放置して大丈夫でしょうか。
「カビローンロンが好きになったのは、君が中の人だったその1回のおかげだよ」
「……??」
「あのバザーでの観劇は通常どおり、ツーパンウーマンを応援しに行ったんだ。それでも、カビローンロンの内部がいつもと違うのはすぐに気付いた。最初は正直、まるで素人だなと思ったのだけど」
(※注)プロポーズ真っただ中の会話です。
「たった2時間の物語の間に、中の人の成長が見て取れたんだ」
飛び入りなのに2時間も演じてたのエリザベース……。
「それこそ終いには、中間管理職の悲哀を見事に表現していたのさ」
そんなの表現できる令嬢なんて嫌です。
「上演中、感じていた。この中の人はきっと真面目で努力家、人間関係においては一途でひたむき、ひいては損得勘定のない人間だろうと」
スーツアクターの性格分析までしてしまったのね。
「幕が下りた後、俺は賞賛と激励の辞を述べたくて舞台裏へと足を運んでいた。もちろんその時は性別がどうこうなど考えてもいなかったよ。ただ一ファンとして、今後の活躍を期待しての行動だった。しかし、俺がカビローンロンを見つけたのは……中の人が着ぐるみの頭を脱いだ瞬間だったんだ」
み、見ちゃったの!?
「度肝を抜かれたよ……中から現れたのは、こんな麗しい乙女だったんだから」
「ピータン、エリザベースの頬に指を添えてきたピコ~~。キッスいくかピコ~~?」
「その美しさに、俺は雷に打たれたような衝撃で身動きすら取れず、話しかけそびれた。その後、劇の主催者に君の素性を尋ねたんだけど、彼も分からないと話していて……」
「残念、不発だピコ。ボクも楽しみにしてるから~~キッスキッスぅ!!」
「もしかしたらあれは妖精だったのかもと諦めた。以降は中身が戻ったカビローンロンを応援する日々で……。だから今、本当に感動しているんだ! 幻の妖精を見つけられてさ」
「ピータン!!」
「あっエリザベースから抱きついちゃったピコ!」
「君を永遠に愛するよ。俺と結婚して欲しいエリザベース!」
「そうですわねぇ…令嬢だけじゃなくて、村娘ともメイドとも未亡人とも舞台女優とも東洋人とも、誰とも浮気しないって約束してくださるなら……よくってよ!」
「もちろんさ!」
やったぁ! お父さんお母さん、私幸せになります! この子に転生決めました!!
「ご婚約おめでとうピコ~~!!」
ん! 思わず抱きついちゃったから、ピータンの顔こんなに近い! あれ、これはもしや初キッスの流れ!?
エリザベースはきっとキス待ち顔を鏡の前で練習してただろうけど、私はしたことないよ、どうすれば!?
「目をつぶればいいピコっ!ひそひそ」
アドバイスありがとうピコピコ!
ぎゅっ。はい! どうぞ! ……あれ、こない。ていうか鼻! 鼻つままれた!
「エリザベース、それは君のご両親に挨拶を済ませてからだよ」
「ええ~~拒否!? 両親の許可を得るのは大事だけど、もう! 何時代の人よ!」
あ、思い余って声に出しちゃった。
「まぁ……だってここ、ギャラリーが……」
あ、バルコニーの植木に隠れてるお姉さんたち……向こう側の部屋でオペラグラス装備してるお姉さんたち……。
「だから、またふたりきりの時に」
「……了解ですわっ」
ああ胸がそわそわする~~。今夜しばらく眠れなさそう。
「ところで、俺、爵位ないから君のご両親に認めてもらえる気がしないんだけど」
「えっ、ああそっか、そういう問題が……」
「爵位はないし、俺はいつでも田舎に引きこもって大工をしていたいんだけど」
爵位より大工の方が問題じゃないかな。
「君、家族構成は?」
「父と母、私は一人っ子ですわ」
「じゃあ俺が君の家に入ることを許してもらえないかな。そして子どもが生まれたら、できるだけ早く爵位を譲って、田舎で大工がしたい!」
とにかくⅠターンしたいんですね!?
「うちはそこそこの子爵なので、婿が来るならそれはそれで問題ないですし、私も社交界よりチ口ール村で乳絞りの方が性に合ってると思いますわ!」
そこで彼は私を思いっきり抱き上げましたの!
「じゃあ早く子ども作ろう!」
「えっっっ!?」
~FⅠN~
「祝エリザベースルートクリアピコ~~。帰宅してからもふわふわしてるピコ~」
ほわぁ~~ん。しばらくこのウキウキを噛みしめていたいけど、やっぱりマリーヤルートもクリアしなきゃね。
「転生先決めても行くピコ?」
「ゲーマーとしては全ルートクリアしたいし、マリーヤも幸せになって欲しい! ラインホルト様と!」
「そっち行ったら、やっぱりラインホルト様と結婚したくなっちゃいました~~マリーヤに転生しま~す! ってなっても知らないピコよ。まぁピータンはエリザベースと幸せになったので、別にそれでも問題ないけどぉ~~」
「それはないかな。ラインホルト様は確かに超美形だけど、単純に私、ピータンがめちゃくちゃ好みだもん! 性格も外見も、もう名前以外はぜ~~んぶ!」
「もう彼には改名してもらうピコよ……」
「でもね、マリーヤのハッピーエンディングは簡単なんだ。ラインホルト様の想いが分かってるんだから、私がマリーヤになって彼に会いに行くだけでプロポーズイベント始まってクリアでしょ」
「まぁそうだピコね」
それではさくっと行ってきましょう! マリーヤルートのラス1に!
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