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七章 ひきこもり
第五十八話
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ガイアスに向かっているときはまさかこんなことになるとは全く思ってなかったなぁ、そうぼんやり考えながらルナの背に揺られている。
このままずっとルナの背に揺られ続けてたいな。気持ち良いなぁ。
空にはゼルが羽ばたいているのが見える。
エルザイアに戻るとリシュレルさんにガイアスでの顛末を話した。
リシュレルさんは驚いたような悔しさのような哀れみのような複雑な顔をした。
「まさかそんな展開になっていようとは……ユウ様、何と言ったら……」
「気にしないで下さい……と言っても気にしちゃいますよね」
苦笑するしかなかった。
「良いんです! 私はこれからひきこもりを満喫するんです! なので、可愛い家をお願いします!」
そう、これは本心。こうなれば楽しむしかない!
「そうだな。とりあえず森にユウが家を建てる許可を取るか。それから家造りだ!」
それからは着々と家造りは進み、私はというとキシュクのみんなに別れではなく、しばらく会えなくなると言って離れた。
悲しくなりたくなかったから、本当のことは言わなかった。またいつか会えたらな……。
そして一ヶ月後。
「完成だー! 希望通りー! アレンありがとう!」
王宮裏の森奥深く、可愛い家が建った。
ロッジ風! こんな家に住んでみたかったのよ~!
「気に入ったなら良かった」
アレンも満足そうだ。
ディルアスは今日までずっと複雑そうな顔をしている。
結局一度もちゃんと笑った顔は見れなかったなぁ。一瞬笑ったかな、っていうのはあったけど。ちゃんとした笑顔が見たかった。
「何か必要になったり、困ったことがあればすぐ連絡しろよ?」
「うん、ありがとう」
「じゃあな」
アレンもイグリードと別れたときのように、強く抱き締めて離れて行った。
ディルアスは無言だった。せっかく仲良くなれそうだったんだけどな。
「ディルアス?」
「俺は……」
言い淀んでいる。
「私に怒ってる?」
「!! 怒ってない!!」
いや、怒ってるようにしか見えないんですけど……。
「ユウに怒っている訳じゃない。自分に腹が立っているだけだ。何も出来ない自分に……」
ずっと自分を責めてたのかな。私がこの選択したことによって、ディルアスが傷付いた? そうだったら嫌だな。
「私のせいだね、ごめん」
「謝るな、ユウのせいじゃない」
沈黙が流れた。
「俺は会いに来る。良いか?」
「え? ここに?」
「あぁ」
「そ、それは……」
人と離れて暮らすつもりなのにディルアスとだけ会うというのもどうだろう。
「来るから。分かったな?」
「え、あ、うん」
うん、って言っちゃったよ。あー、ま、いっか。
悩むのもうやめ!
好きに生きるって決めたんだから!
「じゃあまた」
ディルアスはゼルに乗って去った。
「そうだ、ルナとオブ、元に戻って良いよ」
森の中だから小型化する必要はもうどこにもない。
「これからはずっとその姿で大丈夫だからね?」
ルナとオブが動き回れるだけの広さがロッジの前に広がっている。
「あ、そうだ、これだけは最初に言っておかないとね。ルナ、オブ、私がいなくなったら自由になってね」
『ユウ、ぼくユウがいなくなるのやだ!』
「ありがとう、でも仕方ないの。最後までいっぱい一緒にいようね」
大きな姿のオブを撫でた。ルナは何も言わない。
そんなルナも撫でると真っ直ぐな瞳を向けた。
「さて、これからどうするかな~」
食べ物やら必要なものは全てアレンが用意してくれた。定期的に届けてくれるらしい。
「でも~、それに頼ってばかりもねぇ」
考えた。まず家庭菜園してみるか!
種を用意してもらい畑を作って植えてみる。う~ん、育て方よく分からないしなぁ、色々試すかな。
色んな種類の野菜を植えてみた。
「水魔法で水やり~」
ちょっと横着かしら。何てことを考えるが、やっぱり魔法も使いたいしね!
横ではオブがルナにちょっかいをかけている。ルナはちょっと迷惑顔で何だか可笑しかった。
じゃれあっている姿が可愛いなぁ、と思ったけど、よく考えたら幼子と大人……。
オブが人型になれたら、と想像したら、凄いクールな保育士と幼児……盛大に吹き出してしまった。
ルナとオブが怪訝な顔。すいません、変な想像して……。
色々試行錯誤しながら数ヶ月。枯らしてしまったもの多々あり。
「うーん、難しい。上手く育ったのはこれだけかぁ」
傷薬になる青いメランという花だ。
「これだけ一面に咲いたねぇ、アハハ」
こんなに大量に傷薬の素があってもねぇ。まあ良いか、綺麗だし。
索敵に何か引っ掛かった。敵意がないとはっきりとは分からない。これは……
「ユウ」
「ディルアス、いらっしゃい」
ディルアスは数ヶ月に一度くらいのペースで遊びに来てくれる。
遊びに来ると言っても、特に何かをするでもなく、一日まったり外にテーブルを出してお茶をしている。お互い無言だが、でもなぜかそれが普通というか、逆に落ち着くんだよね。
何だか優しい空気。ルナとオブもいて、ディルアスも横にいて、ゆったりとした幸せな時間。
たまにキシュクのみんなの話をしてくれるのが懐かしくて嬉しくなる。
そうやってまったりとした一日を過ごしてディルアスは帰って行く。
「今日はゼルに乗って海を見に行かないか?」
「え?」
突然の提案に驚いた。今まで何か行動したことはなかったから、一瞬思考が止まった。
「え、あ、海!? 海!! そういえばアレンが言ってたね! 行きたい!」
そういえばアレンが最北に行くと海が見えるって言ってたな。色々やってたらすっかり忘れてた。
そう、こっちの世界の海、見てみたいと思ってた!
「フッ。じゃあ行こう」
あ、微かに笑った。やっぱりちゃんとした笑顔は見れないけど、こういう微かな笑顔でも嬉しいな。
「ゼルに乗るから、ルナとオブは留守番だな」
「ん? ルナとオブはお留守番……」
『えー! ぼくもいきたい!』
「今回は留守番だ」
ディルアスが珍しく強く言った。
オブがブーブー言ってる。
「うーん、ごめんね、オブはルナと待ってて? ルナ、お願い」
仕方ないな、と、ルナがオブを宥めている。お父さんみたい? やっぱり保育士? と、ちょっと可笑しかった。
ゼルに乗ったディルアスが手を差し伸べる。その手を取るとディルアスの前に引き上げられた。
ゼルは大きく羽ばたき、一気に空高く舞い上がった。
このままずっとルナの背に揺られ続けてたいな。気持ち良いなぁ。
空にはゼルが羽ばたいているのが見える。
エルザイアに戻るとリシュレルさんにガイアスでの顛末を話した。
リシュレルさんは驚いたような悔しさのような哀れみのような複雑な顔をした。
「まさかそんな展開になっていようとは……ユウ様、何と言ったら……」
「気にしないで下さい……と言っても気にしちゃいますよね」
苦笑するしかなかった。
「良いんです! 私はこれからひきこもりを満喫するんです! なので、可愛い家をお願いします!」
そう、これは本心。こうなれば楽しむしかない!
「そうだな。とりあえず森にユウが家を建てる許可を取るか。それから家造りだ!」
それからは着々と家造りは進み、私はというとキシュクのみんなに別れではなく、しばらく会えなくなると言って離れた。
悲しくなりたくなかったから、本当のことは言わなかった。またいつか会えたらな……。
そして一ヶ月後。
「完成だー! 希望通りー! アレンありがとう!」
王宮裏の森奥深く、可愛い家が建った。
ロッジ風! こんな家に住んでみたかったのよ~!
「気に入ったなら良かった」
アレンも満足そうだ。
ディルアスは今日までずっと複雑そうな顔をしている。
結局一度もちゃんと笑った顔は見れなかったなぁ。一瞬笑ったかな、っていうのはあったけど。ちゃんとした笑顔が見たかった。
「何か必要になったり、困ったことがあればすぐ連絡しろよ?」
「うん、ありがとう」
「じゃあな」
アレンもイグリードと別れたときのように、強く抱き締めて離れて行った。
ディルアスは無言だった。せっかく仲良くなれそうだったんだけどな。
「ディルアス?」
「俺は……」
言い淀んでいる。
「私に怒ってる?」
「!! 怒ってない!!」
いや、怒ってるようにしか見えないんですけど……。
「ユウに怒っている訳じゃない。自分に腹が立っているだけだ。何も出来ない自分に……」
ずっと自分を責めてたのかな。私がこの選択したことによって、ディルアスが傷付いた? そうだったら嫌だな。
「私のせいだね、ごめん」
「謝るな、ユウのせいじゃない」
沈黙が流れた。
「俺は会いに来る。良いか?」
「え? ここに?」
「あぁ」
「そ、それは……」
人と離れて暮らすつもりなのにディルアスとだけ会うというのもどうだろう。
「来るから。分かったな?」
「え、あ、うん」
うん、って言っちゃったよ。あー、ま、いっか。
悩むのもうやめ!
好きに生きるって決めたんだから!
「じゃあまた」
ディルアスはゼルに乗って去った。
「そうだ、ルナとオブ、元に戻って良いよ」
森の中だから小型化する必要はもうどこにもない。
「これからはずっとその姿で大丈夫だからね?」
ルナとオブが動き回れるだけの広さがロッジの前に広がっている。
「あ、そうだ、これだけは最初に言っておかないとね。ルナ、オブ、私がいなくなったら自由になってね」
『ユウ、ぼくユウがいなくなるのやだ!』
「ありがとう、でも仕方ないの。最後までいっぱい一緒にいようね」
大きな姿のオブを撫でた。ルナは何も言わない。
そんなルナも撫でると真っ直ぐな瞳を向けた。
「さて、これからどうするかな~」
食べ物やら必要なものは全てアレンが用意してくれた。定期的に届けてくれるらしい。
「でも~、それに頼ってばかりもねぇ」
考えた。まず家庭菜園してみるか!
種を用意してもらい畑を作って植えてみる。う~ん、育て方よく分からないしなぁ、色々試すかな。
色んな種類の野菜を植えてみた。
「水魔法で水やり~」
ちょっと横着かしら。何てことを考えるが、やっぱり魔法も使いたいしね!
横ではオブがルナにちょっかいをかけている。ルナはちょっと迷惑顔で何だか可笑しかった。
じゃれあっている姿が可愛いなぁ、と思ったけど、よく考えたら幼子と大人……。
オブが人型になれたら、と想像したら、凄いクールな保育士と幼児……盛大に吹き出してしまった。
ルナとオブが怪訝な顔。すいません、変な想像して……。
色々試行錯誤しながら数ヶ月。枯らしてしまったもの多々あり。
「うーん、難しい。上手く育ったのはこれだけかぁ」
傷薬になる青いメランという花だ。
「これだけ一面に咲いたねぇ、アハハ」
こんなに大量に傷薬の素があってもねぇ。まあ良いか、綺麗だし。
索敵に何か引っ掛かった。敵意がないとはっきりとは分からない。これは……
「ユウ」
「ディルアス、いらっしゃい」
ディルアスは数ヶ月に一度くらいのペースで遊びに来てくれる。
遊びに来ると言っても、特に何かをするでもなく、一日まったり外にテーブルを出してお茶をしている。お互い無言だが、でもなぜかそれが普通というか、逆に落ち着くんだよね。
何だか優しい空気。ルナとオブもいて、ディルアスも横にいて、ゆったりとした幸せな時間。
たまにキシュクのみんなの話をしてくれるのが懐かしくて嬉しくなる。
そうやってまったりとした一日を過ごしてディルアスは帰って行く。
「今日はゼルに乗って海を見に行かないか?」
「え?」
突然の提案に驚いた。今まで何か行動したことはなかったから、一瞬思考が止まった。
「え、あ、海!? 海!! そういえばアレンが言ってたね! 行きたい!」
そういえばアレンが最北に行くと海が見えるって言ってたな。色々やってたらすっかり忘れてた。
そう、こっちの世界の海、見てみたいと思ってた!
「フッ。じゃあ行こう」
あ、微かに笑った。やっぱりちゃんとした笑顔は見れないけど、こういう微かな笑顔でも嬉しいな。
「ゼルに乗るから、ルナとオブは留守番だな」
「ん? ルナとオブはお留守番……」
『えー! ぼくもいきたい!』
「今回は留守番だ」
ディルアスが珍しく強く言った。
オブがブーブー言ってる。
「うーん、ごめんね、オブはルナと待ってて? ルナ、お願い」
仕方ないな、と、ルナがオブを宥めている。お父さんみたい? やっぱり保育士? と、ちょっと可笑しかった。
ゼルに乗ったディルアスが手を差し伸べる。その手を取るとディルアスの前に引き上げられた。
ゼルは大きく羽ばたき、一気に空高く舞い上がった。
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