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第3章
9.共食い
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すき焼き屋の荒井の奥では、店主の荒井が店員の猪熊と息をひそめていた。
「どうだ?」
「うめぇ~、これはイケます。“おでん”なんて久方ぶりですライ」
「毛が残っているのが問題じゃが、これは癖になるライ」
そして、荒井が言った。
「これはアイツラにも食わせてやろうぜ、共食いってやつだ。ははは」
共食い?
なんのことだろう……
その頃、にゃんじろうのおでん屋では。
「今日は定休日だ。たまには“すき焼き”とやらを食べてみるにゃん。皆も食べるにゃ」
飲食店は、半年に一度、大掃除をする。
それは、昆虫の駆除など法律で決まっているにゃ!
「にゃんじろうさん、この肉は牛肉じゃないにゃ」
「ふふふ、今流行りのジビエ肉だにゃ」
「うーん、スッキリとした赤肉だわにゃ」
「さくらちゃん達も気に入ってくれたにゃん」と、にゃんじろうは気を良くしていた。
そして、「そうにゃ、奴らに共食いさせるにゃ」
共食い?
なんのことだろうか?
「どうだ?」
「うめぇ~、これはイケます。“おでん”なんて久方ぶりですライ」
「毛が残っているのが問題じゃが、これは癖になるライ」
そして、荒井が言った。
「これはアイツラにも食わせてやろうぜ、共食いってやつだ。ははは」
共食い?
なんのことだろう……
その頃、にゃんじろうのおでん屋では。
「今日は定休日だ。たまには“すき焼き”とやらを食べてみるにゃん。皆も食べるにゃ」
飲食店は、半年に一度、大掃除をする。
それは、昆虫の駆除など法律で決まっているにゃ!
「にゃんじろうさん、この肉は牛肉じゃないにゃ」
「ふふふ、今流行りのジビエ肉だにゃ」
「うーん、スッキリとした赤肉だわにゃ」
「さくらちゃん達も気に入ってくれたにゃん」と、にゃんじろうは気を良くしていた。
そして、「そうにゃ、奴らに共食いさせるにゃ」
共食い?
なんのことだろうか?
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