“おしっこ聖女”の下着は金貨一枚です

聖水編

ポンスカの命は？

第7話
　ポンスカの命は？


　ズールから聖水の小瓶を受け取ったポンスカです。
　風呂場の脱衣室の鏡を見ております。
「おぉ、今日から絶倫のリンリンだぜ」といい、あの聖水を男性自身に、丁寧に塗り込んでいます。

　また、ズールは言い忘れています。
　塗ったのは、ほんの少しだということを。

　しかも、ポンスカは、塗り込んでいます。
　一度に、大量使用は危険なはずです。

　すると、早速、ポンスカの男性自身は、反応をはじめました。
　反り立っています！
「何という凛々しい姿だ。まるで、天を貫こうというような激しい立ち具合じゃないか」と、言うと笑っております。

　このまま、ポンスカの男性自身は爆発するのでしょうか？

＊＊＊

　その頃、教会では新たな使用人を雇うことにしました。
　家族を失い街に流れ着いた男性です。
　男の名前は、チャービン。

　目には性器を、いや、生気を失い、
「あとは、死ぬだけ」が口癖だったようです。
　それはあまりにもと言う事で、教会で働くことになりました。

　四十代後半で、カタゲハ程ではないですが、軽く禿げています。

　そのチャービンが生気を取り戻すまでのお話をしましょう。
　それは、ある日のこと、教会の石炭車の石炭を運んでいた時のこと！
　洗濯をしている侍女たちを見かけました。
　その時は、何とも思わなかったのですが、洗濯物が乾き、風が吹けば洗濯物がなびくころ、ふと気が付いたのです。
　大変、高級感のある女性の下着があることに！

　この時代のこの国の下着は、２１世紀の下着とは違い、もっと緩やかです。締め付けません。
　そういえば、２０世紀半ばまで、男女とも下着は締め付けのないものでしたね。
　さて、高級感のある下着とは、光沢感があり、「これはシルクでは？」

　この教会でシルクの下着など着れる者は、わずかしかいません。

　名門出身者です。

　この国には三大聖人聖女家という聖人や聖女を輩出してる名家があります。
　そして、今の現役聖女のアンネ様も名家のご出身です。
　なので、このシルクの下着は、聖女様の下着と思われても仕方がないのです。

　そして！

　この様な高貴で美しい下着を、家族を亡くして寂しい思いをしているチャービンが手にしたいと思うのは、無理もありません。
　仕方がないということです。
　むしろ彼を責めることの方が、いけないのです。
　ダメなのです！

「あの美しい聖女様のきれいな下着が、すぐそこにある。もうダメだ……」

　ですが、そこに侍女たちが、おしゃべりをしながら、近づいてくるのがわかりました。
　洗濯物を取り入れるのでしょうか？

「いかん、早く立ち退かないと！」と、チャービンは言うと、この日は諦めて仕事に戻るのでした。

　それからと言うもの、チャービンは洗濯物の近くを通る際には、あの高貴なシルクの下着が気になりました。
　いや、気にしておりました。

　中年とは言え、女性に興味を無くしたわけではありません。
　彼は、まだまだ、あれなのです。
　そうです。
　あれなのです。
　
　あれとは何か？
　チャービンはズールたちと違い、実は自家発電が出来るのです。

　そして、その日のチャービンは自室で自家発電を行い、自身の遺伝子情報を紙に包んで捨てるのでした。


＊＊＊


　こちらは、怪しい方の聖水を男性自身に、激しく塗り込んだポンスカです。

　すでに、男性自身はスタンドし、反り返っております。
　通常のスタンド状態とは違い、「メリメリ」と避けんばかりです。
「ああ、なんか痛いよな。少し縮ませるか！」と言うと、猛烈に強烈なまでにスタンドしていた男性自身を縮小させていました。

　えっ！

　男性の男性自身って、自分の意思で小さくできるの？

　そう思われたかもしれませんね。

　そうです！

　そうなのです！

　実は、可能なのです！

　やり方次第では、可能なのです！？


　では、そのやり方は、次回にご紹介しましょう。
　次回を待て！？


　次回の聖女は、ポンスカは男性自身をコントロールします。